========================================食品工場長の仕事とは===
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■■ 雪印食中毒事件
■■■ 2008年3月8日発行
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おはようございます。河岸です。
「“食の安全”はどこまで信用できるのか 現場から見た品質管理の真実」
By 河岸 宏和 3月11日発売。アマゾンで予約できます。
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食品衛生7S入門Q&A―整理整頓清掃洗浄殺菌しつけ清潔 (単行本)
食品工場の基礎の基礎が学べます
7S、整理、整頓、清掃、洗浄、殺菌、しつけ、清潔の仕組みをQ&A形式で
判りやすく解説しています。いままでの工場管理は5Sが基本で、進められて
いましたが、清掃を清掃、洗浄、殺菌に分けて、見て判る汚れの管理から
細菌検査をしないと判らない、微生物を直接制御する殺菌までを考えたのが
7Sの考え方です。
著者らは7Sまで行えば、組織の体質、風土が変わると説いています。
清掃を清掃、洗浄、殺菌に分けて考えることは非常に大切な事だと思います。
是非、一読をお薦めします。
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不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書 1926)
河合 太介 (著), 高橋 克徳 (著), 永田 稔 (著)
朝の挨拶ができれば機嫌良く仕事ができます。
朝の雑談の無い会社、挨拶の無い会社、朝、黙って机に座って黙々と
メールをこなして、気がつけば昼食の時間になってします。そんな一日を
過ごしている方に、もうすこし気持ちよく働くためのヒントがたくさん含まれ
ている本です。
コピーを頼んで出来て来たときにたった一言ありがとうと言ったり、仕事を
頼むときに、「何時も君の正確な仕事に感謝しています。今日もよろしく
お願いします。」と伝えることで、周りの人間も気持ちよく同じ時間を過ごせる
ような気がしませんか。
暗い一日をおくっている方こそ一度読んでみてください。
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幸せのレシピ 特別版
出演: キャサリン・ゼタ=ジョーンズ, アビゲイル・ブレスリン
監督: スコット・ヒックス
自分のレシピで生きるのがいいですね
ちょっと疲れたときに美味しい物が食べたいときにお薦めの映画です。
自分の母親を亡くしたゾーイが心を開いて行くのは、美味しい物を造ってくれる
人が一番でした。美味しい物は、すてきな人と食べるのが一番です。
すてきな人とパンケーキを焼いて食べることが出来れば、人を幸せに
出来るかもしれませんね。
疲れたときにお薦めの一本です。
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ムチャを言う人―不屈のクレーム対応奮戦記 (単行本) 川田 茂雄 (著)
サラリーマンも団結すれば強いのです。
ムチャなクレームは本当に多い物です。ムチャが通るのはムチャと判ってい
ても、自分の目の前からクレームを付ける方がいなくなると、楽になるので
ムチャと判っていてもついクレームを受け入れてしまいます。
川田さんは、本当にムチャを言う人に関しては、会社を挙げて、イッチ団結
して、クレーマーを無視することが大切と語っています。
クレームに悩む方の応援本です。是非一読ください。
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雪印食中毒事件
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責任者の倫理観、責任感が全く無い中毒事件です。
2000年6月から7月にかけて、近畿地方を中心に発生しました。13,000人以
上の被害者がでる戦後最悪の集団食中毒です。食中毒の原因は、大阪工場
で生産された低脂肪乳に使用されていた脱脂粉乳を生産していた大樹工場の
生産設備で停電が発生し、病原性黄色ブドウ球菌が増殖してエンテロトキシン
が発生したことが原因とされています。
雪印乳業は1955年にも八雲工場で同じ原因の食中毒事件を起こしています。
食中毒報道の中で、製造後出荷されずに冷蔵庫に残った製品及び出荷後発
注ミス等により返品された製品を原料として再利用する場合があったとされ、再
生品の利用が大きな問題となりました。
報道に対する対応でも大きな問題が残りました。報道陣にこの事件を追及さ
れた当時の石川社長は、エレベーター付近で記者団にもみくちゃにされながら、
会見の延長を求める記者に「では後5分」と答えたところ「何で時間を限るので
すか。時間の問題じゃありませんよ。」と記者から詰問され、「君ねぇ、そんな事
言ったってねぇ、私は寝てないんだ」と発言し、発現した場面が繰り返し報道さ
れました。記者会見中も「工場長、それは本当か」と社長が発言してしまったほ
ど工場の実態をつかまずに記者会見に出ていたことを明らかにしてしまいました。
2002年に発生した雪印食品牛肉偽装事件で雪印グループの解体・再編が行
われました。
危機管理がまったく行われていなかった。
雪印事件からは危機管理の基本が学べます。第一に食中毒の発生から公表
まで時間がかかりすぎ被害が増大してしまった事。第二に経営のトップが現場の
事実を調査せずに記者会見を行ってしまった。第三に社長の軽はずみな発言が
繰り返し報道され会社のイメージが失墜してしまった。
危機管理を考えるときに必要な事例がたくさん含まれて居ます。食中毒事故な
どの会社の存続を揺るがすような事故が起きたときはいかに早く事実をトップが
つかみ、マスコミと一緒に公表する姿勢が重要だと思います。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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