安全に 対する ハードルを何処まで 高くするのか

   地下鉄事故に学ぶ  2000年3月10日


 2000年3月8日におきた 営団地下鉄事故から 私たちは なにを 学ばなければ

ならないのでしょうか まだ本当の 原因は つかんでは いませんが 人の命を

預かる 輸送機関と しての 安全の 考え方に 間違いは 無かったのでしょうか

 

 営団地下鉄と JR 東武鉄道との 違いは 何でしょうか どうして 東武かと

言うと 私の 家の裏を 走って いるからだけなんですけど

 

 乗客 利用者の安全を 考えるのは 本当は 第一のはずです 安全 安心な

乗り物 が 大前提で あり その上で 便利さ たとえば 2分おきに くるとか

乗りごごちとか 騒音とか 車両の 経済性 とか カーブの安全 装置とか

考えなくては いけないはずです

 

今回の事故は 防げなかったのか

 

 カーブに きちんと 脱線 防止 装置を つけていれば 事故は

おきなかった はずです 脱線防止用の補助レールの設置を 他の 鉄道会社

では 基準値が もっと 高くなって います

 

 確かに 鉄の車両より ステンレスの方が ステンレス より アルミの方が

経済性 運用コストに メリットが あるかも しれません

 その メリットの 犠牲と して 利用者の 安全性を 無視 軽視しては

いけないと思います ぶつかった 時の 安全性は JR等の車両は

もっと高く設計してあり 踏切のある 鉄道会社であれば 今回の 事故で 

死者は 出なかったと 思います

 

  軽自動車で 高速道路を 140kmで 走って いるような ものです

 

 

 本来 安全性と言うことは ハードルの高さから 考えると 決して 低くしては

いけないと思います 営団地下鉄は 踏切がないため JR 東武に比べ

この ハードルの高さが 低かった 様に 感じます

 

安全 安心という ハードルは 低くしていませんか

 

 絶対 譲れない ハードルの 高さを 変えてしまって コスト削減

利益 利用者のためと 言う 詭弁を いっては いけないと 思います

是非 人ごとにすることなく 自分 たちの ハードルの高さ を きちんと

守って もらいたいと 思います

 

 事故が 起こってから 自分たちの ハードルを 高くするのは 誰でも

出来ます

 しかし ハードル を 事故の後 本当に あげているか 再考 お願いします

 

 

 


◆脱線防止へ補助レール基準見直し     読売新聞より



 営団地下鉄日比谷線の脱線・衝突事故で、営団は9日、脱線防止用の補助レールの設置

基準見直しの検討に入った。事故現場の線路のカーブの度合いが内規基準より緩いことで、

補助レールが設置されていなかったことを重視、従来のR140(半径140メートル)を

今回の事故現場のR160(同160メートル)以上に変更したいとしている。これを適用すると

設置場所は倍増する。営団では「今回の事故原因ははっきりしていないが、早期に何らかの

対策を取りたい」としているが、

      私鉄の中にはR400や300といった厳しい基準を

 設けている会社も多い。

 

 補助レールは、線路と並行して内側に設けられ、二本のレールで車輪を挟み込む形となる。

運輸省令の普通鉄道構造規則で、「脱線の危険がある場所」への設置を求めているが、

基準値はなく、各社がそれぞれ内規に当たる「整備心得」で基準値を作って同省に届け出る

ことになっている。

 

 営団では、1960年代からR140を基準値としていたため、事故現場に補助レールは

設置されておらず、脱線原因の一つに挙げられることになった。営団は事故後、現場の

全長200メートルのカーブのうち60メートル区間に補助レールを設置した。現在、日比谷線

ではカーブ8か所に補助レールが設置されているが、R160に変更されれば、対象は

21か所になる。ほかの路線も含め全8路線では、倍増するという。

 

 ただ、私鉄の小田急電鉄は基準値がR400で、カーブ51か所に補助レールが計

約1キロも設置されている。京王電鉄もR300を基準にしている。

 ある私鉄幹部は「地下鉄の場合、民家下やビルのくいを避けるためにどうしても急カーブが

多い。すべてに補助レールを取り付けろとは言わないが、もっと安全対策に力を入れるべきだ」

と話している。(3月10日3:09) 

:::::::::::::営団地下鉄のHPより:::::::::::::::::

 

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お詫び

 三月八日、当営団日比谷線中目黒駅構内で発生しました事故により、お客さまに多数の死傷者を出しましたことは、誠に申し訳なく深くお詫び申し上げます。
 お亡くなりになられました方に対し、心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様には心より謹んで深くお詫び申し上げます。
 負傷されました方々には一日も早く全快なされますようお祈り申し上げます。
 さらに、この度の事故により多くの方々に多大のご迷惑をおかけいたしましたことにつきましても誠に申し訳なく存じます。
 当営団では直ちに事故原因の究明と善後処理に取り組み、再びこのような事故を起こさぬよう安全輸送の確保に全力をあげる所存でございます。
 とり急ぎ謹んでお詫び申し上げます。


平成十二年三月九日
帝都高速度交通営団
総裁 寺嶋 

 

地下鉄日比谷線脱線事故               読売新聞より

営団が脱線防止用補助レールを全8路線で敷設へ…3・13

 営団は13日、新たな設置基準に基づいた脱線防止用補助レールを、来月中旬を目標に

全8路線で敷設すると発表した。これまで設置対象としていたカーブは半径140メートル以下

だったが、同160メートル以下のカーブまで対象を広げる。日比谷線2か所や銀座線19か所

など計43か所、総延長6.4キロに新設されることになる。

総工費は一億五千万円程度という。

 

地下鉄日比谷線脱線事故               読売新聞より

日比谷線事故で5人目の死者…3・12

 営団地下鉄日比谷線の脱線・衝突事故で重体となっていた乗客の東京都目黒区上目黒3

会社員横山陽子さん(32)が12日午後8時55分、入院先の東京医科大学付属病院で

頭部損傷などのため死亡した。この事故での死者は5人となった。

 

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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