========================================食品工場長の仕事とは===
チームで仕事することについて
先日のメルマガに感想を頂きました。皆さんからのメールがメルマガの原動力
になりますのでどんな事でもよろしくお願いします。
「笑顔で常にフルスイングそして金色の花が咲きました」
http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/egao6.htm
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こんにちは
何時もメルマガありがとうございます。
今回は北海道の話題でしたのでグッと来ました。私も5年前に北海道から仕事
の関係で羽田に来ています。実家の母に電話したところ、テレビを見ながら涙
が止まらなかったと話していました。
道民をここまで夢中にさせた「夢」の力を今更ながらに感じています。
このメルマガは私どものCS(顧客満足)とも大きなつながりがあると思い、参考
にさせていただいています。
工場長の仕事と、植木職人の仕事どこかにているように思います。
お礼と感想をお送りします。
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工場はチームで仕事する物です。
日本ハムの優勝の感激は、何時も思い出します。そして、44年ぶりの優勝を
導き出したのはチーム力だと思います。チーム力とはなんでしょうか。野球は9
人で試合をします。ピッチャーはピッチャーの仕事、キャッチャーはキャッチャーの
仕事をします。打者でも、1番の打者と、2番の打者、そして3番、4番と役割は
替わって来ます。その守備にしても、打者にしても守備位置、打順によって役割
は非常に明確になっています。そして、例えば捕手がピッチャーの玉を後逸した
場合は、誰がその守備位置を守るか、フライが何処に飛べば、守備位置をどの
ように変更するか連携プレーを徹底的に練習します。そしてその守備位置を守っ
ているときは、自分の守備範囲をしっかり守るのです。エラーをすれば誰のエラー
か、いい守備をすれば誰がいい守備をしたか非常に明確になります。テニスの
ダブルスも同じです。前と後ろで守るのか、左右で守るのか、ロブが上がったとき
は、左右入れ替わって、ロブを取るのか、それとも右左で責任をもって守るのか
練習に練習を重ねて守備の方法を決めて行きます。サーブからのゲームの時も
サーブのボールが何処に落ちたらどうするかをセットプレーとして徹底的に練習を
積み重ねます。どこにボールが飛んできたらだれが守るのかが明確になってい
ます。
工場のミス、いいことは誰の責任か明確ですか
工場長はすべてに対して責任があります。工場の周りの騒音から、朝のトラック
が駐車していてじゃまだと言われることまで、すべてのことに責任があります。その
仕事を製造部門、仕入部門に分けたとたんに「この仕事は私の仕事ではありませ
ん。」「聞いていません」「前もって言ってくれればやったのに」と言った事がたくさん
発生してしまいます。先ほどの野球の話しになります。内野ゴロが転がってきまし
た。その時点で誰が取るか明確なはずです。そのために毎日練習して、コーチは
コーチングをして、監督は選手の配置を考えるのです。三塁手が怪我をしたら、別
の三塁手を出します。但し試合に出られるのは、9人で守る場所も9カ所になりま
す。同じポジションに2人は配置しません。しかし、工場の現場ではこういった事が
発生してしまいます。気がついたら、三塁にだれも守っていなかった。三塁に二人
守っていた。などと行った事が発生します。「私は個人の成長をさせるために二人
を競わしています。」「二人は仲が悪くて困った物です。」等と言った言葉を聞きます
が、試合中は同じポジションに二人はいりません。練習中でも二人は守れないので
す。チームで仕事するためには、責任を明確にして仕事の範疇を明確にします。但し、
仕事は起きて見なければ判らない仕事もありますから、そういった時はこうしようと
言ったことは、毎日毎日繰り返して打ち合わせるしか無いのです。大事なのは、そ
の打ち合わせを当事者同士に任せないことです。責任者である工場長が、「その場
合はこうしたほうがいいよ」、「この場合はそのとおりだね」と一つ一つ経験から調整
すると非常にいいチームが生まれます。「製造と仕入れが仲が悪くて困った。」と話す
工場長のあなたは、私は仕事していませんと話すような物です。
チームプレーは責任を明確にしてその上で毎日練習をします。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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