=================================食品安全教育研究所発行=

■■ テントで守る必要性
■■■                  2017年12月16日発行 
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おはようございます。河岸です。
「種からフォークまで」あなたの工場の製品は安全を確認していますか。
「種からフォークまで」まで説明出来る方がいますか。

●食品に関する質問、工場健康診断などの連絡は下記からお願いします。
 http://form.mag2.com/rouvoviami

● #河岸宏和 のセミナーの案内です。
2018年1月29日 月曜日
 東京(日本能率協会・研修室)
食品製造現場の「運営管理・指導・教育」実践セミナー
参加料 34,000円
申し込みは下記からお願いします。
 https://school.jma.or.jp/products/detail.php?product_id=100649
みなさんお待ちしています。

●私 #河岸宏和 のセミナーの案内です。
“食の安心・安全”を確保するための
製造工場の点検と監査のポイント
【日 程】 2018年2月8日(木) 13:00〜17:00
【会 場】都内都心部で調整しております。
【受講料】29,980円(税込/テキスト付)
 https://www.tech-d.jp/food/seminar/show/3306
 食材、OEM等の仕入れ先工場の監査方法について解説します。
みなさん、お待ちしています。

●食品工場診断について
 車に車検制度、人間に定期健康診断制度があり、大きな事故、
病気になることを未然に防いでいます。
あなたの工場、従業員の管理状況の健康状態を検査してみませんか。
 http://ja8mrx.o.oo7.jp/koujyousinn.pdf
 #河岸宏和 #食品安全教育研究所

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 テントで守る必要性
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傘で守りきれない範囲

 小学校の運動会を思い出してください。自分の子供の小学校に
運動会の観戦に行ったとします。突然雨が降ってきたときに、自
分ひとりなら傘で雨を防ぐ事ができます。二人であれば大きな傘
があれば相合傘で雨を防ぐ事が出来ます。
 しかし、小学校の校庭で家族4人がお弁当を食べているときに
突然雨が降ってくると、傘では雨を防ぐことはできません。
 雨の中でお弁当を食べようとすると、体育館の中に入ってお弁
当を食べるか、大きなテントの中で食べる必要があります。
 食品工場一つ一つであれば大きな傘で、食品危害という雨から
工場の製品を守ることができます。しかし、原材料、農産物であ
れば種から、畜産物であれば飼料から安全を守るためには、工場
の上に架かっている傘では種、飼料までは守ることはできません。
 「農場から食卓まで」と言う言葉があります。食品の安全は農
場の管理から、製造、配送、お客様の食卓の上に乗るまで管理を
しなくてはならないということです。
 最近は「種からフォークまで」と少し管理する幅が大きくなっ
ている言葉が使われます。畑の管理から、更に種の管理まで必要
になります。種に関しても遺伝子操作された種があるので、自分
たちの工場で使用している農産物の種の管理がどのようになって
いるか知っておく必要があると思います。
 お客様の管理について、食卓に乗るまでの管理から、調理され
フォークでお客様の口に入るまで、調理方法を含めて管理する必
要が出てきています。

 
テントの安全を誰が管理するのか

 自分ひとりで差している傘であれば、傘に穴が開いていないか、
傘の骨が折れていないか管理することは、可能だと思います。し
かし、運動会で使用するようなテントの安全を誰が管理するのか、
誰が管理すべきか考えて見てください。
 雨が突然降ってきて、5家族の20人がテントの下で、お弁当
を食べているとします。テントは小学校が建てたものです。少し
不安定に建っていても、自発的にテントの安全性を確かめる方は
いないと思います。
 雨だけでなく、風が強く吹いてきて、テントの足を地面に対し
てしっかり固定したほうがわかっていても、杭を打ってテントを
固定しようとする方は少ないと思います。
 「種からフォークまで」の品質管理を行おうとしたときに、種
からフォークまでの全体にかかわる管理を誰が、何処に所属する
方が行うか日本では明確になっていません。
 行政の対応も縦割りになっているので、「種からフォークまで」
管理している行政は無いのが現実です。
 大手流通の品質管理では、製造工場、原料まで遡って安全管理
を行っています。生協では、安全管理を行っていることを、テレ
ビコマーシャル等で公表しています。
 しかし、流通の品質管理では、製造、原料に対しての知識が不
足するので、監査専門の専門家に依頼している場合がほとんどで
す。専門の知識が無くても、種まで、飼料までの生産現場の確認
を生産現場で行えば監査を行うことは出来ます。
 監査で大切な事は現場に足を運ぶことが大切なのです。
 
「種からフォークまで」あなたの工場の製品は安全を確認していますか。

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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