=================================食品安全教育研究所発行=
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■■ おいしい魚を食べるために
■■■ 2017年9月16日発行
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おはようございます。河岸です。
クロマグロ、鰻などを本当に食べ続けていいかどうか、
考える時期になってきていると思います。
鰻をスーパーで安く買えることが本当にいいかどうか
考えて見ませんか。
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計画段階ですが、10月3日 火曜日に
札幌市内で無料セミナーの計画があります。
是非、手帳に印をお願いします。
みなさんお待ちしています。
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“食の安全”を確保するための製造工場の運営・管理と品質問題への
対処法、異物混入防止、アレルギー対策、防虫・防鼠、クレーム発生
後の再発防止、ミスを起こさない商品設計など“食の安心・安全”を
確保する品質管理手法を包括的に解説します。
【日 程】 2017年10月6日(金) 13:00〜17:00
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私、 #河岸宏和 の無料セミナーの案内です。
日程・ 場所:
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(大阪南港)
・名古屋: 2017年10月27日金 桑山 ビル 会議室
(名古屋駅)
時間 ・内容 :14:00 〜16:30
第一部:河岸宏和 基調講演
「想定外 の事故、 事故、 クレーム クレーム を無
くする企業 文化 を作るために」
申し込みは 下記から お願いします。
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あなたの工場、従業員の管理状況の健康状態を検査してみませんか。
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#河岸宏和 #食品安全教育研究所
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おいしい魚を食べるために
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港で買うとおいしい魚
「日本人の魚離れ」と世間では言われますが、小学生の子供た
ちに「何が食べたい」と質問すると、「お寿司」と答える子供が
多いものです。
お寿司屋さんの刺身も美味しい物ですが、近所のおじさんが海
に釣りに行って頂いた魚を食べると間違い無くおいしいものです。
魚のおいしさは釣ってから一定時間経ったときに丁度おいしく
なるのです。
回転寿司や、生けすのある料理屋などでは、刺身にしたときに
ぴくぴく動いている魚を出す場合も有りますが、釣り上げたとき
にキチンとしめて放血して、エラをとって一定時間経過したもの、
半日程度経った魚の方がおいしいものです。
丁度釣りに行って家に帰って来るときがおいしいのです。
サンマ、鰯などの青魚は鮮度が落ちるのが早いので、鮮度が落
ちた物よりも生きているままに食べた方がおいしいかもしれませ
ん。
釣りたての魚は刺身で食べて、翌日には焼き魚、その翌日は味
を濃くして煮魚で食べると魚をおいしく食べることが出来ます。
魚を売るプロの方であれば、このサンマは刺身がおいしい、こ
のアジは焼き魚がおいしい、この赤魚は煮た方がおいしいと言う
ことが解らなくてはならないと思います
魚をただ売るのでは無く、晩ご飯に間に合うように一番おいし
く食べることのできる方法に適した処置をしておくことが必要だ
と思います。
北関東で魚の種類を豊富に準備し、食べ方まで話しながら下処
理までしてくれる売り場には行列が出来ているそうです。
アジが天ぷらにおいしいのなら、天ぷら様にキチンと骨まで外
して、すぐに天ぷらに揚げることの出来るようにして販売する事
が大切なのです。
間違えても、売れ残ってドリップが出てしまったアジを天ぷら
様に加工してもおいしく食べることは出来ないのです。
刺身にしてもおいしいアジを天ぷらにすることで、魚のおいし
さがでるのです。
安心安全な売り場はもちろんですが、どうすれば魚をおいしく
食べることが出来るかをもっと伝えてくる売り場が少なくなって
いるのが魚離れと言われる原因かもしれません。
魚は何処の海域で捕獲したかが重要
大西洋、太平洋というと非常に広いのですが、何々沖何キロく
らいの太平洋と言った表現でいいので必ず捕獲場所の表記が大切
です。
「放射性物質で汚染された魚を食べたくない」と思う方のため
にも魚は、捕獲場所の表示が必要なのです。
せめて、素人が地図を広げたときに捕獲した場所が特定出来る
表記が必要だと思います。
水揚げから食卓までの管理
水産物は水揚げされてからの取り扱いが非常に大切です。特に
温度管理がどのように行われて、内蔵処理などの半加工が何処で
行われたかが大切です。
マグロなどは、釣って直ぐに血抜きを行ったマグロと、釣って
港まで海水の中を引っ張ってきたものとは明らかに品質が異なり
ます。
水揚げと同時に急速凍結したもの、氷で冷却されたものは品質
が何も処理されないものに比較してすばらしく良くなります。
水産物の産地は、日本籍の船が水揚げをした場合は水揚げした
港のある都道府県名が産地になります。
水揚げした船の船籍が外国籍の場合、船籍の国名が産地になり
ます。船籍が何処の船が水揚げしたかを確認するより何処の水域
で何時水揚げされたが、本来は重要なはずです。
スーパーなどの店頭でも「朝どれ秋刀魚」の表示を良く見ます
が、「何月何日に何処の水域で水揚げした秋刀魚です」と表示し
たほうが私は適切だと思います。
日本の船が太平洋で釣ると国産になり、台湾の船が釣ると台湾
産になります。
釣った船の国籍よりも何時釣ったか、釣ってからどのような管
理をしたから、このサンマはお刺身でおいしく食べることが出来
るのかをキチンと伝えてもらいたい物です。
サンマの加工を中国で行っている場合もあります。釧路で水揚
げした国産のサンマを中国で加工して、寿司用のネタにする場合
を考えたとき、消費者に有利な情報だけを表示して、不利な情報
を出さない場合があります。
「釧路沖で釣ったサンマ使用」と表記して、「中国で加工しま
した」と表示しないのは、消費者に不利な情報を伝えないので私
は問題があると思います。
中国産の商品を嫌う方もいますので、情報を書く場合は、有利
不利を考えずにすべての情報を出すべきだと思います。
このアジの干物は何時どこで釣って、どこで何時加工したので
すか。隠さずに表示してある売り場は見かけません。
もっと高く売れる魚を
日本人は近いうちに魚を食べられなくなると言われています。
どんどん魚を捕獲して、サイズの合わない魚は廃棄するか、飼料
として使用してしまいます。日本人は自然に育っている魚であっ
ても大きさが同じでなければいけないと思っています。
例えば100人の宴会で100人とも同じ大きさの同じ魚で無
ければ満足できない日本人が多いものです。私も宴会に行って自
分だけ小さい鯛がついていたらどう思うか判りません。
しかし本来魚は釣れてみるまで何が釣れるか、どんな大きさの
魚が釣れるか判らないものです。日本以外の国では魚の大きさ種
類はバラバラの物を販売しています。
私は仕事で地方の飲み屋に行くとで「今日は焼いて美味しいい
い魚無い?」と店の方に値段を見ないで聞くのも大好きです。
おいしい魚は季節季節、地方地方にあるとおもいませんか。
海の資源が永遠に続くように子供の魚を捕りすぎない、底引
き網の漁法を考え直す、網の目を大きくするなどの工夫がもっと
必要だと思います。
漁法以外にも環境のことをいかに考えているかを考え直す必要
があります。秋刀魚をスーパーに運ぶには使い捨ての発泡スチロ
ールが使われています。ヨーロッパなどでは魚に関しても環境に
優しい通い番重が使われているそうです。
魚の大きさがばらばらでもいいとおもいませんか。
飼料に回すような魚は、捕獲せずに大きく育てることでもっと
高価で取引が出来ると思います。
サバのみりん干しをなぜ海外産の原料を使用しなくてはならな
いか考える必要があると思っています。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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