=================================食品安全教育研究所発行=

■■ 「図解 食品工場の基本とリスク管理」
■■■                  2017年11月27日発行 
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おはようございます。河岸です。
はじめに の部分が下記から読めます。最近の報道からも同じ事を
感じますので、是非、再度、読んでみてください。
 http://ja8mrx.o.oo7.jp/risk%20kannri.pdf

 特に、「はじめに」の3ページは、経営層の方に是非読んで頂いて
ください。

 神戸製鋼所グループの7工場で、品質管理の国際規格である国際
標準化機構(ISO)9001の認証が一時停止されたり、取り消
されたとの報道を聞くと、数年前から報道されている、食品の産地
偽装などの報道を、神戸製鋼所などは、まさしく #他山の石 と
して聞いていて、 #対岸の火事 として感じていたとしか思えま
せん。
 しかし、ISOは毎年外部監査、内部監査を受けているはずであって
品質データーの改竄を数年にわたって気づく事が出来なかった監査は
形式的と言われてもしかたないと思います。
 経営層も、「現場の事はわからなかった」では済まされないはず
です。
 現場からの報告が無くても、不正、データーの改竄をどうすれば
気がつくことが出来るかを常に考え、しくみを築くのが、経営であ
るはずです。
 少なくとも経営層には、コンプライアンス(法令遵守)だけでな
く、インテグリティー(integrity)誠実、真摯、高潔などと訳さ
れ総合的には高貴な「人間性」が求められます。
 廃棄カツを転売すること、牛肉の挽肉に豚の心臓を混ぜる事など
は、法律に触れるかどうか考える前に、口にするお客様の健康を真
摯に考えれば指示出来る事ではありません。
 検査データーの改竄も最終商品を使用するお客様の安全を考えれ
ば、出来るはずは無いのです。
 企業は、毎年売り上げが伸びつつけ、利益が増える必要がありま
す。利益が伸びるためには、人間性を失って仕事をしてもいいこと
にはならないのです。

 他社の失敗から学び想定外をなくす
「図解 食品工場の基本とリスク管理」
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 http://ja8mrx.o.oo7.jp/risukuhonn27.htm

 
●製造に係わる方、品質管理業務に係わる方の
テキストになるように書いてみました。
 是非、この本を教科書に従業員教育を計画してみませんか。
 従業員教育、品質管理関係者への教育の依頼は
 http://form.mag2.com/rouvoviami に お願いします。

●内容
 食品にかかわる事件・事故が頻繁に発生しています。
これらを引き起こした原因は、ある日突然天から降っ
てきたわけではなく、注意深く周囲の事例を見回して
対応していれば、回避できたものばかりです。
 本書は、食品工場が被ると想定されるリスクを「他
山の石」から学んで事前に把握し、万全の準備・未然
防止するという視点から書かれています。
 事件・事故・不祥事に限らず、生産者としての基本
的な事項を取り上げ、あらゆるリスクを未然防止する
ための考え方と方策を説きます。

●目次
1 食品の事故・不祥事は枚挙にいとまがない
・食中毒、異物混入、従業員モラール低下
・企業存続の危機
・未然防止のための衛生・品質・作業管理

2 事故・不祥事から学ぶ
・他山の石から学ぶこと
・食品工場の目的とは
・危機危害を常に考える重要性
・情報の流れを止めない事
・ミスを犯した方の行動を考える
・ミスを犯さない仕組みを作り上げるためには
・樽からの水漏れを発見すること
・安全と品質管理は一体である
・ミス、失敗の図書館が必要
・初期流動管理の重要性

3 顧客に対すること
物理的危害とは何か
・エックス線探知機について
・金属検出器について
・通勤時の管理について
・作業着の管理について
・作業場内持ち込み可能リストについて
・従業員の歯の管理について
・設備点検リストについて
・作業場内で使用する備品の原理原則
・パッキンの管理について
・原料として使用する水の管理について
・原材料由来の異物選別方法
・物理的危害を防ぐためのチェック表
化学的危害とは何か
・殺虫剤の使用について
・有機溶媒の使用について
・洗剤の使用について
・添加物の管理について
・化学的危害を防ぐためのチェック表
生物的危害とは何か
・5S の考え方について
・2S の考え方について
・殺菌漏れを防ぐために
・工程内ふき取り検査について
・最終商品の検査について
・商品がなぜ保存できるのか
・RTE とPHF の管理方法
・賞味期限設定の根拠について
・官能検査の実施方法
・生物的危害を防ぐためのチェック表
アレルゲー症状が出てしまうと
・製造工程の考え方
・洗浄用具の考え方
・食材保管方法の考え方
・アレルゲン混入の確認について
・アレルゲンミスを防ぐチェック表
・工場敷地内が虫類の生息地にならないように
・作業場内に虫類が侵入できない構造造り
・モニタリングの実施方法
・虫類が生息できない環境つくり
・飛翔昆虫の対処方法
・歩行昆虫の対処方法
・穀象虫の対処方法
・鼠の対処方法
・ペストコントロールのためのチェック表
最終商品の表示作成について
・一括表示の作成の注意点
・包装資材の受け入れの注意点
・包装資材の保管方法
・使用しなくなった資材の管理方法
・日付などのチェック方法について
・CCD などによるチェック方法について
クレーム発生から再発防止対策について
・クレーム発生からクレーム品の回収まで
・クレーム発生から再発防止策まで
・再発防止策の効果判定について
ミスを起こさない商品設計について
・QCDMS とは
・過去のクレームから学ぶこと
・原価から学ぶこと
・工程不良から学ぶこと
・生産性から学ぶこと
・従業員の技術力から学ぶこと
・安全面から学ぶこと
・危機管理のチェック表

4 従業員に対すること
・将来の絵を見せる必要性
・ステップアップ出来る工場作り
・管理責任者を明確にする必要性
・オープンドアと言う考え方
・内部通報システムについて
・KYT の考え方
・風通しのいい職場作りのために
・毎日の朝礼の実施について
・新人従業員教育について
・定期的従業員教育について
・異常時従業員教育について
・原材料仕入れ先従業員教育について
・労災を防ぐ原理原則
・従業員採用時のチェック表
・異常時の従業員の安否確認について

5 地域に対すること
・企業が存続する事の重要性
・地域との交流を行う事
・災害時の拠点になる必要性
・アウトレット販売について
・従業員に関する苦情を防ぐために
・通勤時の苦情を防ぐために
・音に関する苦情を防ぐために
・異臭に関する苦情を防ぐために
・排水に関する苦情を防ぐために
・環境美化について
・オイルフェンスの正しい管理方法
・防火管理について
・納品車両の管理について
・労災管理について
・地域の学生との交流について

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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