=================================食品安全教育研究所発行=
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■■ クレーム・トラブルの未然防止
■■■                  2019年10月20日発行 
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おはようございます。河岸です。
 雨の災害が続いています。安全をいかに確保するか。
 労災、大きなトラブルをいかに防ぐか、安全と言う企業文化を
どうしたら育てる事が出来るか、一度工場診断で考えて見ませんか。
 連絡は、http://ja8mrx.o.oo7.jp/koujyou1.htm の連絡先から
お願いします。



●食品工場診断について
 車に車検制度、人間に定期健康診断制度があり、大きな事故、
病気になることを未然に防いでいます。
あなたの工場、従業員の管理状況の健康状態を検査してみませんか。
 http://ja8mrx.o.oo7.jp/koujyousinn.pdf
 #河岸宏和 #食品安全教育研究所



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クレーム・トラブルの未然防止
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企業文化を作り上げること必要
 クレーム・トラブルの未然防止を行うためには、従業員
教育を含めた安全の企業文化を創り上げることが必要です。
 例えば、食品工場の労災で一番多いのは、転倒事故です。
転倒事故の中でも、階段の転倒事故は大けがにつながりま
す。階段での転倒事故を防ぐためには、「階段を降りると
きに必ず手摺りを持つこと」とルールを作り、朝礼などで
教育を行います。クレーム・トラブルも発生する可能性を
常に想定して、防ぐ方策を定め教育を実施します。
 教育を行っても、手摺りを持たないで階段を降りる方が
いた場合は、誰がチェックする仕組みになっているか、確
認が必要です。
 クレームであれば、再発防止策を教育し、防止策を確実
に行っているかの確認が必要です。
 担当者が点検しているときに、手摺りを持たずに階段を
降りる方がいれば、声をかけ注意し、再度、朝礼などで指
導します。
 企業文化として、安全が身についたかどうかは、階段を
降りるときに、全員が手摺りを持って降りるだけで無く、
手摺りを持って降りない方がいれば、見かけた方が、従業
員同士で注意し合うようになっていることが必要です。
 私も、工場に行ったときに、いままで一回だけ注意され
たことがあります。注意したのは、新入社員で、丁度、安
全教育を受けたばかりだそうです。
 工場管理で大切なのは、まず、労災を起こさない安全教
育です。従業員の安全さえも守れない工場では、商品を購
入していただいた、お客様の安全を守れるはずは無いので
す。
 作業靴の裏を毎日確認しているか、サッカーの試合では、
たとえ子供の試合であっても、靴の裏のスパイクを確認し
ています。毛髪混入防止のための相互確認を行う前に、階
段での手摺りを持つかどうか、作業靴の裏がすり減ってい
ないかどうかの、相互確認を行い、例え安全管理の担当者
で無くても、注意し合うことが必要なのです。
 報道によると、農薬を製品に混入された工場でも、混入
させた従業員は、日常的に担当以外の作業場に入り、つま
み食いなどをしていたそうです。担当以外の作業場で「あ
なたの現場ではないでしょう」と従業員に注意されていれ
ば、大きな事件にならなかったはずです。
 安全に上司も部下もありません。階段を降りるときに手
摺りを持たない方がいればお互いに注意し合う企業文化を
創り上げることが、クレーム・トラブルの未然防止につな
がるのです。



私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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HP「食品工場の工場長の仕事とは」主催 品質管理 生産管理 河岸宏和

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