=================================食品安全教育研究所発行=
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■■ コミュニケーションの時代
■■■                  2019年5月19日発行 
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おはようございます。河岸です。
 SNSは悪い情報が拡散されると、売り上げが減ってしまいますが、
良い情報が拡散すると、売り上げに貢献してくれます。
 毎日、インターネット上であなたの工場の事がどのように言わ
れているか確認を行っていますか。

●通信教育の案内
 私 #河岸宏和 の通信教育の案内です。
 カビ、細菌対策、サニテーション方法が学べます。
 製造工場でのカビ・細菌対策講座
~微生物制御/ソフト・ハード面の対策/日常管理のポイント~
 https://www.rdsc.co.jp/course/ce190801
 みなさんお待ちしています。


●私 #河岸宏和 のセミナーの案内です。
異物混入のトラブルをなくすための
豊富な事例から考える食品工場における異物混入防止対策の実際
2019/6/14(金)	10:30	~ 16:30
連合会館 (東京・お茶の水)
申し込みは下記からお願いします。↓↓↓
 http://www.thplan.com/seminar/25983/
 異物の可能性のある箇所の実例から防止策を解説します。
 実例の写真は、配布しませんが、様々な写真に基づき対策例
などを解説します。
  
●私 #河岸宏和 のセミナーの案内です。
 食の安心・安全”を確保するための製造工場の
点検と監査のポイント 
【日 程】2019年6月20日(木) 13:00~17:00
【会 場】都内中心部で調整しております。
【受講料】	29,980円(税込/テキスト付)
 一度の食品事件・事故が会社存続の危機を招き
ます。長年に渡って様々な食品工場で品質管理業
務を経験してきた講師が、安全で安心な食品を届
け続けるために必要な管理・基準作り・チェック
の勘所を、事例ベースに解説。
 申し込みは下記からお願いします。↓↓↓
 https://www.tech-d.jp/food/seminar/show/4014
 私 #河岸宏和 の紹介と言っていただければ
1万円引きになります。
 みなさんお待ちしています。



●食品に関する質問、工場健康診断などの連絡は下記からお願いします。
 http://form.mag2.com/rouvoviami


●食品工場診断について
 車に車検制度、人間に定期健康診断制度があり、大きな事故、
病気になることを未然に防いでいます。
あなたの工場、従業員の管理状況の健康状態を検査してみませんか。
 http://ja8mrx.o.oo7.jp/koujyousinn.pdf
 #河岸宏和 #食品安全教育研究所



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 コミュニケーションの時代
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時代は急速に変化している

 私は企業とお客様とのコミュニケーションの時代
に入ったと思っています。この“Communication“
(コミュニケーション)、のいい日本語訳が無く考
えている所です。どなたか教えていただけませんか。
 いい日本語訳が無いからこそ日本語で「コミュニ
ケーション」と言っているのかもしれません。私は
考え方として「お互いを尊重した相互理解」が今の
ところ一番適切なような気がしています。
 お客様に一方的に商品のテレビ宣伝を流すのでは
無く、テレビ番組として食品工場見学を放送し、番
組を見られた方が「美味しそう、食べたいな」と思
っていただける工場かどうかと言うことが大切な時
代に変化してきたのです。
 食品工場で毎日働いていると、工場の中の様子が
「風景化」してしまい、汚れているところ、ペンキ
が剥がれている所、汚れているコンベアーなどが気
にならなくなってしまいます。
 直木賞作家の篠田節子さんが書かれた小説「ブラ
ックボックス」の中には「サラダ工場の中で商品が
流れるコンベアーを洗浄する時間が無いので、殺菌
剤をかけて対処している」等と言った記載が出てき
ますが、ひからびた野菜が溜まったコンベアー上を
商品が流れて行く様子は、普通の感覚では異常に映
るのです。
 確かに殺菌剤をかけていれば細菌的には問題が起
きなくても、自分で食べようとは思わないと思うの
です。
 「ブラックボックス」の中には、カット野菜を濃
度の濃い殺菌剤で殺菌した物を洗浄不足のまま出荷
した場面が書かれています。普通の感覚なら、殺菌
剤が残って居る商品は出荷を止め、市場に出回った
商品は回収なのですが、「どうせ解らないだろう」
と言うことでそのまま販売が続けられたと書かれて
います。
 工場内で働いている方の目で小説は書かれていま
すので、工場見学された一般の方もひからびた野菜
の上を新しい商品が流れている光景を見れば異常な
状況に映ると思います。
 一般の方が、商品がどんなところで造っていて、
原料がどんな物で、何時造っているか疑問に思った
時に、みなさんの工場は何処まで情報公開が出来ま
すか。
 私は、消費者向けの表示セミナーの準備の時に、
大手パンメーカー各社に「このパンは何時造られた
のですか」とネット上から質問をしたことがありま
す。
 複数社に問い合わせをしたのですが、正確に答え
ていただいたのはなんとたった1社だけでした。
「朝一番早いのはパンやのおじさん♪」と歌にもあ
るように朝早くから工場を動かし、パンを製造して、
朝一番にお店に配達していると思っていたらどうも
違うようです。
 毎日、パン屋さんのトラックが道を走っています
から、普通の感覚だと「早朝焼いたパンを毎日配達
している」「朝お店に着いたパンは早朝焼いた物」
という感覚になりますが、パンを焼いてからはもっ
と長いようです。
 一般の方の感覚が違う、この事に気がつき、お客
様とコミュニケーションが産まれたときに新しい商
売チャンスがあると思うのです。
 「一般の方とどうやってコミュニケーションをす
ればいいのか解らない」そう言われる方も多いと思
うのです。是非あなたの足下を見てください。一緒
に工場で働いている方が実はお客様なのです。
 工場で働いている従業員の方が、工場を一歩出れ
ばお客様なのです。
 私が総菜工場を管理していたときには、「誕生日
で友達を呼ぶので唐揚げをわけてくれない」、「来
週パーティーするからオードブル造ってくれない」
と従業員の方から注文が入るほど工場で造っている
商品は好評でした。
 あなたの工場の商品を従業員の方が自信を持って
 家族の方に食べてもらえることが出来る商品です
か。御歳暮、お中元の時には、自分の工場の製品を
自信をもって知り合いに贈っていますか。
 お客様と製造している工場のお互いを尊重した相
互理解、コミュニケーションを深める事が売り上げ
を上げる道だと私は思っています。



私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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 「連絡先」から お願いします。
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 いままでの実績も纏めてあります。
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#HACCP
HP「食品工場の工場長の仕事とは」主催 品質管理 生産管理 河岸宏和

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