=================================食品安全教育研究所発行=

■■ 金属異物混入防止の基本
■■■                  2018年2月4日発行 
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おはようございます。河岸です。
 金属混入クレームを防ぐためには、破損箇所を見つける事、
混入した異物を確実に検出することです。
 みなさんの工場に、エックス線探知機の導入は済んでいますか。
 導入予定はありますか。

●食品に関する質問、工場健康診断などの連絡は下記からお願いします。
 http://form.mag2.com/rouvoviami


●私 #河岸宏和 のセミナーの案内です。
“食の安心・安全”を確保するための
製造工場の点検と監査のポイント
【日 程】 2018年2月8日(木) 13:00〜17:00
【会 場】都内都心部で調整しております。
【受講料】29,980円(税込/テキスト付)
 https://www.tech-d.jp/food/seminar/show/3306
 食材、OEM等の仕入れ先工場の監査方法について解説します。
みなさん、お待ちしています。

●私 #河岸宏和 がコーディネーターを務めます。
第14回 食品安全シンポジウ
異物混入対策の最新事例
3月8日(木)
 本セッションでは、技術革新や新しい取り組みにより、大
きく変わろうとする異物混入対策の最新事例について討議す
る。
 まず永谷園は異物の定義を広義に捉え、不良品を排除する
ためにチャレンジしている事例、ハウス食品グループでは異
物バンクによる異物クレームの課題解決への事例を発表する。
 また、キユーピーでは、日に100万個以上流れる原料を、
目視検査し異物混入や不良品を確認することが増産化のネッ
クだったが、AI(人工知能)を導入し成果を上げてきた事
例などを発表する。
 https://school.jma.or.jp/foodsqm/index.html
 コーディネーター割引があります。 ↓↓↓↓
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●私、#河岸宏和 のセミナーの案内です。
食品製造工場における各種異物の
 混入防止/原因究明/発生時の対処法
東京
2018年03月27日(火)12:30〜16:30
申し込みは
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●食品工場診断について
 車に車検制度、人間に定期健康診断制度があり、大きな事故、
病気になることを未然に防いでいます。
あなたの工場、従業員の管理状況の健康状態を検査してみませんか。
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 #河岸宏和 #食品安全教育研究所

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 金属異物混入防止の基本
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発生源をなくすこと

 異物混入の中でもガラス、金属、硬質プラスティックなどの危
険異物の混入は有ってならないクレームになります。
 異物混入を無くする基本は、異物の発生源を無くする事が第一
歩になります。
 工場内には、窓ガラスを含めてガラス製品を使用しないことが
必要です。
 蛍光灯などのガラス製品を使用しなければならない場合は、も
し割れても破片が飛び散らない対策がとられた物を使用する必要
があります。
 金属混入を防ぐためには、破損した備品類は使用しない、ビス、
ボルト抜けが無いか始業前終業時の点検を徹底して行い記録する
ことが大切です。
 金属検出機の検出精度が非鉄3.0mmΦの金属球の場合は、3mm以
下の太さの備品は使用しないくらいの注意が必要になります。
 現場の破損箇所が無いかの点検は、設備を使用する現場の作業
者が行います。
 設備、備品はどなたが管理するべきかの担当者を決めて、毎日
点検記録をつけさせます。
 担当者の上司は、記録が適切に付けられているかどうかの点検
を行い、週に一度以上は実際に点検を行う事が必要です。
 金属混入を防ぐためには、常に二人上で設備の点検を行う事が
大切なのです。
 現場の管理者が管理していても、自動車の両輪のように、現場
に任せっきりでは無く、品質管理等の品質の担当者が、新鮮な目
で現場を見る事が必要です。
 現場の担当者が点検し、上司が点検し、第三者の目で品質管理
などが再度点検することが必要なのです。
 労災を防ぐための安全衛生委員会が労使で現場の安全を点検す
るように、第三者の目で現場の担当者が点検を行うと、点検を行
う「目」が育って行きます。
 異物混入の可能性がある現場は、写真を撮り、とりあえずの対
策をどうするか、短期の対策をどうするか、恒久対策をどうする
かを決め実施計画を立て、実施する事が大切です。

検出精度を上げる必要性

 一般的に金属検出機の検出精度は、鉄1.5Φ、非鉄3.5Φになり
ます。
 実際に3mmΦの金属球を口に含んで見ると、3mmΦの金属球の大
きさに驚くと思います。
 私は従業員教育の時にホームセンターで、3mmΦの金属球を購入
し、実際に口に含んで貰います。金属検出機の検出精度が3.5mmΦ
であれば、3.0mmΦの金属球は金属検出機で検出出来ずにお客様の
口に入ってしまうのです。
 金属混入のクレームを防ぐためには、金属検出機に頼るだけで
は無く、X線探知機などの、その時代の最高水準のものを工場に
導入すべきだと私は思っています。

 あなたの工場は、最新の異物混入対策を行っていますか。

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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