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■■ アレルギー表示について
■■■ 2003年2月7日発行
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おはようございます
だいぶ暖かくなってきました みなさん 風邪は大丈夫ですか? 私の
家では 順番に風邪を引いています 全員が 引き終わるまでは じっと我慢
しなくては いけませんかね
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アレルギー表示について
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先日 2月2日の朝日新聞のお詫び記事で 私は気がつきましたが 卵白の
アレルギー表示を していない 商品から 卵白が 検出されたと言うことで
イオンが 仕入れ先のプリマハムに対して 取引停止と 告訴に踏み切る旨
次のような 文書で HPで 説明しています
また プリマハムも 一日遅れで HP上で 対応していますが 株主対策の
文書になっていて 問題の本質を とらえていない 文書になっています
株価も 一時期40円割れが 続いて います
昨年の4月から アレルギー物質 小麦、そば、卵、乳及び落花生の5品目
「特定原材料」および あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウイフルーツ、
牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、
ゼラチンの19品目については 食品表示の義務が 生じています 特に 特定
原材料をふくむ 食品は アレルギー表示を 行わないと 表示義務違反となり
処罰の対象と なります
http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0329-2.html 厚生省HP
では 今回の事件を あえて告訴と言っているので 事件と表現したいと 思います
今回の事件を 分析して どうすれば 防げたか 考えてみたいと 思います
今回の事件は イオンから PBの委託を受けた プリマハムが 通常では 卵白を
使用していないベーコンを使用していた 商品を 何らかの理由 → コストダウン等の
理由から 卵白を使用した ベーコンを使用したことによると 思います
通常ベーコンには 卵白 植物性蛋白などは 使用しないのが当たり前ですが
大手ハムメーカーは コストダウン 結着の改良と 称して 卵白をバラ肉に打ち込んで
ベーコンを製造したりします もちろん この卵白入りベーコンの方が 製造コストが
安くなることは 明らかです
その 安い卵白ベーコンを 使用することは アレルギー表示義務が できる前は
当たり前に 行われていたかも しれませんが 世の中に アレルギー体質の
人が これだけ増えてきますと 卵白アレルギーの人に 卵白は それこそ 命とりに
なる 可能性が あります 特定原材料は 特に 気をつけなくては ならないと
思います
では どうすれば このような事件は 防げるのでしょうか
食品を製造するには まず 手洗いの徹底が あります 手をあらう
または 下痢をしているときは 食品製造に従事しない この原則が
あります 食品工場に 働く人に 取って この 手をあらう 下痢をしないは
はじめから 常識としてではなく 工場で 働くようになってから 教えられた
教育された 事なんです
同じように 卵白を使用した 商品を使うときは 表示しなくてはいけない
卵白を使用した商品を製造したあとは きちんと洗って コンタミしない
様にしなくては いけないと 従業員にきちんと 教育しなくては いけないのです
この教育をきちんと していたか と 言うことです
お酒を飲んで 運転すると いま 30万円くらいの 罰金だそうです
運転免許を持っていると 同乗者も 同じ罰金の対象だ そうです
この 報道がされてから 飲酒運転の事故が 大幅に減ったと 聞いています
同じように 卵白を使用した 商品は 表示義務があって それを
表示しないと 捕まりますよ
その表示が ないのに アレルギーの人が 食べると アレルギーで大変な事に
なりますよ
と 教育していたか どうかが プリマハムの企業姿勢ですね
http://www.aeongroup.net/ イオングループのHP
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プリマハムのHPの説明は 次の 様になっています
プリマハムのHP http://www.primaham.co.jp/
-------2003年4月4日 朝日新聞-----------------------------
イオン、プリマハムを告発 アレルギー物質表示義務怠る
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スーパーのジャスコなどを運営するイオンは、取引先のプリマハムなどにアレルギー物質の表示義務を定めた食品衛生法の違反があったとして、警視庁に刑事告発した。イオンは罰金を科すことなどを求めている。損害賠償ではなく、取引先を刑事告発することは業界では異例。イオンは「業界全体の再発防止につなげたい」(広報担当)と説明している。
イオンの説明によると、自社ブランド商品の「トップバリュ アスパラ ベーコン巻」の製造をプリマに委託していたが、01年6月から仕様書にはない卵白の成分が使われた。アレルギー物質の表示が義務付けられた02年4月からは表示義務を怠り、食品衛生法違反につながったという。イオン側の自主検査で、仕様書とは異なるベーコンが使われたことが判明。プリマは今年2月に謝罪の意向を発表した。
食品業界では牛肉の偽装事件や無認可添加物を使って香料を製造・販売した協和香料化学事件などが相次ぎ、消費者の目は厳しさを増している。
一方、これまで民間企業の間で問題が生じたような場合には、金銭的な損害だけを埋め合わせたうえで、それ以上の責任を問わないことが多かった。自らも捜査対象になりかねない告発に踏み切ることで、イオンは、消費者に対する責任をはっきりさせたい考えだ。
関係者によると、一連のプリマの対応にイオンは不信感も持っていたといい、具体的な健康被害の報告はないものの、業界では異例の措置に出ることを決めた。これについてプリマハムは「告発の内容が分からないので、コメントできない」としている。
(04/04 03:00)
朝日新聞
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。