=================================食品安全教育研究所発行=
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■■  品質のいい物を安く
■■■                  2019年7月20日発行 
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おはようございます。河岸です。
 最近、お客様が気がつかないような値上げをしている
ところもあります。お客様は、一回目は気がつかなくて
も、なんか量が減ったなと気がついているものです。
 量を減らすのでは無く、よりいい物を安く作ることを
考えてみませんか。



●私 #河岸宏和 のセミナーの案内です。
食の安全”を確保するための
製造工場の運営・管理と品質問題への対処法
・2019年10月4日(金) 13:00~17:00
・東京都内中心部で調整しております。
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みなさん お待ちしています。


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 車に車検制度、人間に定期健康診断制度があり、大きな事故、
病気になることを未然に防いでいます。
あなたの工場、従業員の管理状況の健康状態を検査してみませんか。
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 #河岸宏和 #食品安全教育研究所



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 品質のいい物を安く
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パソコンの進化
 
 不景気、物が売れないと言う時代に、ほしくても買えな
い物もあります。アップルが販売している、アイホン、ア
イパッド等は予約しても買えない時代がありました。
 かつて携帯オーディオプレーヤーと言えば日本のソニー
のものでした。
 しかし、何時のまにか携帯オーディオプレーヤーと言え
ば、ipodになってしまったのです。
 Ipodが売れたのは、社長自らのプロモーションの効果だ
と私は思っています。アップルの社長のスティーブジョブ
ズが、1000曲を持って歩けるとプレゼンした事が売上につ
ながったのです。
 携帯プレーヤーの技術自体はどの会社も技術的な差はな
いのです。
 アップルが消費者に受けいられて入るのはどこまで商品
に徹底的に拘り物語を作り上げているかと言う点だと思い
ます。
 実際にアップルの製品を手にとって見ると、製品が収ま
っているダンボールから取り出すところから商品物語は始
まっているのです。
 箱を開封するときのワクワク感は、他のパソコンでは味
わえないものです。開梱し、手に取るとデザインのすばら
しさに感心してしまいます。
 アップルの製品を見てみると、製品にシールなどの余計
なものが張られていないことに気がつくと思います。製品
にシールを貼ることなく徹底的にデザインを追及した結果
だと思います。
 アイパッドはたった一本の線で接続ができる、たった一
つの機械的なボタンしかない。製品を作り上げるときに徹
底した物語を考えて作り上げた結果だと思います。



パソコンの低価格

 パソコンの世界では品質、性能の高いものがどんどん価
格が下がって来ています。パソコンの価格は下がってきて
いますが、安いパソコンを買ったからと言って、以前に購
入したパソコンより性能が落ちることはありません。
 商品の価格を下げるために商品の品質を下げてはならな
いのです。
 いい物を安くするためには、使用している原料の品質を
下げるのでは無く、製品を作るときの生産性を上げること、
商品を流通するときの中間在庫を少なくすること、資金の
停滞を少なくすること等を検討すべきなのです。
 商談、営業に関する経費を下げる必要もあります。
 納品先のバイヤーと商談する方が営業の方の場合は商品
の内容を説明する為には開発の方を同行しているかもしれ
ません。
 クレームが発生すれば品質管理の方を同行して商談をし
ているとします。バイヤーの窓口の営業の方が、開発、品
質管理とも理解して商談ができれば商談に関わる人件費が
下がるのです。
 商談窓口の方が決定権を持った方が行えば商談のスピー
ドも上がります。
 いい物を安くするためには原材料の以外の所で会社の仕
組みを変更し経費が下がらないかを真剣に考えることが大
切なのです。
 工場の製造コストの見直しも必要です。
 工場の人件費で言えば直接人件費と間接人件費がありま
す。
 大手食品会社の子会社で良く見られますが、親会社から
の出向者で総務部長と称して、工場規模に似合わない給与
の方が間接経費を上げてしまっている場合があります。
 出向者が悪いと言っているのでは無く、給料に見合った
仕事をしているかという事です。 
 物流費等も本当に適切な価格になっているかの検証が必
要です。
 いい物を安くするために、真剣に商品の価格構成を考え
ることが必要なのです。
 「原価ギリギリです」、「赤字覚悟です」等と言った事
を話す方もいます。しかし、毎日毎日貴方の工場の製品を
食べないと体の調子が悪いという方もいるはずです。
 工場の再投資が出来ないような原価ギリギリで商売を行
なっていればいつかは工場が古くなり生産が出来なくなっ
てしまいます。
 工場が将来とも存続するための利益を確保した上で、価
格を下げなければならないのです。 
今の商品よりも品質のいい物を安く製造供給するためには
どうしたらいいか考えることが大切なのです。



私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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HP「食品工場の工場長の仕事とは」主催 品質管理 生産管理 河岸宏和

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