=================================食品安全教育研究所発行=

■■  江戸大商人から学ぶ事
■■■                  2017年9月23日発行 
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おはようございます。河岸です。
 昨年よりも売り上げ、利益を増やしたい。経営者の考えとしては
間違えていないと思います。
 昨年よりも儲けた利益を何に使うのか、従業員、地域の方にも
還元しているのか再度考えてほしいものです。

●私 #河岸宏和 の札幌の無料セミナーの案内です。
お客様に生産現場から品質管理を伝える。売れる為の品質管理とは
内田洋行ITフェア2017 in 札幌
ホテルさっぽろ芸文館
北海道札幌市 中央区北1条西12
2017年10月3日(火)14:00〜15:30
申し込みは下記からお願いします。
 http://www.uchida-it.co.jp/seminar/20171003.html
 みなさんお待ちしています。

●オプテックス・エフー株式会社による、
 私、 #河岸宏和 の無料セミナーの案内です。 日程・ 場所:
・大阪: 2017年10月13日金 ATC ホール 会議室 (大阪南港)
・名古屋: 2017年10月27日金 桑山 ビル 会議室 (名古屋駅)
 時間 ・内容 :14:00 〜16:30
第一部:河岸宏和 基調講演
「想定外 の事故、 事故、 クレーム クレーム を無
くする企業 文化 を作るために」 申し込みは 下記から お願いします。
 http://www.optex-fa.jp/seminar/


● #河岸宏和 のセミナーの案内です。
“食の安全”を確保するための製造工場の運営・管理と品質問題への
対処法、異物混入防止、アレルギー対策、防虫・防鼠、クレーム発生
後の再発防止、ミスを起こさない商品設計など“食の安心・安全”を
確保する品質管理手法を包括的に解説します。

【日 程】 2017年10月6日(金) 13:00〜17:00
【会 場】 都内都心部で調整しております。
 http://tech-d.jp/food/seminar/show/3147
 私の紹介と 申込時に伝えていただければ、1万円引きになります。
みなさん お待ちしています。

 
 

●加須市地域ブランド開発セミナー 無料です。
 私、 #河岸宏和 も講師を務めます。
加須市内の事業経営者・農業従事者・創業希望者。
 加須市内の方で商品のブランド化や6次産業化に興味のある方。
 2017年10月12日 13:30〜16:30
 http://www.kazotksk.com/seminar/seminarlist/1527/

●食品工場診断について
 車に車検制度、人間に定期健康診断制度があり、大きな事故、
病気になることを未然に防いでいます。
あなたの工場、従業員の管理状況の健康状態を検査してみませんか。
 http://ja8mrx.o.oo7.jp/koujyousinn.pdf
 #河岸宏和 #食品安全教育研究所

・食品工場で便利な備品
 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22?_encoding=UTF8&node=16
 青いラップなど便利な備品です。

・食品工場の参考になる本  
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 江戸大商人から学ぶ事
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儲け至上主義は限度があります

 大阪商人は「カネがなければ知恵を出せ、知恵がなければ汗を
出せ」と言っていたそうです。私に商売を教えてくれた台湾の餃
子会社の社長は、この言葉の後に、「汗も出さない者は去れ」と
口癖の様に話されていました。
 物を売って儲けるという商売は、経営者がとかく金儲けに走っ
てしまいます。売り上げが大きくなり、利益が上がってくれば上
がって来るほど更に利益がほしくなります。毎年毎年売り上げが
伸びることが当然と思うようになってしまうのです。
 商売で利益を上げることは悪いことだとは思いません。商売は
必ず利益を出し続ける必要があると思います。
私が経験したオーナー会社でも、利益の使い方に問題がありまし
た。本来の商売で出るべき以上の利益を組織の責任者に求めたた
め、組織の責任者は、本来投資すべき人材、設備に投資を行わず、
オーナーの求める利益を出していたのです。
 考え無ければならないのは、商売で上げた利益の使い道にある
と思います。
 2011年に発生した、「大王製紙巨額借り入れ事件」はカネ儲け
のみを考え、上げた利益をすべて自分の個人の物にしようとした
経営者が起こした事件と言えます。
 会社組織で稼いだ売り上げ、利益は本来組織のものであって、
オーナー個人のものではないのです。
 大阪商人の根底には「三方よし」という発想があるそうです。
 三方よしというのは、「自分(企業)よし・相手(客)よし・
世間(社会)よし」と
いうことです。
 今でいうWIN―WINの関係と言った事になります。企業も
儲けてお客さんも、社会もよくなるのが商売の基本と言えます。
 企業の、会社、自分さえ儲ければいいという儲け至上主義は江
戸時代から行ってはいけないとされていました。
 ライブドア事件の時に「儲けて何が悪いんだ」との発言が有り
ましたが、自分も相手も世間もみんながよくなることを常に考え
ていれば、ライブドア事件はなかったと思いませんか。

お客を差別してはいけない

 1990年のアメリカ映画「プリティーウーマン」の中で主演のジ
ュリア・ロバーツが演ずる娼婦役ビビアンが高級ブティックに買
い物に行きました。ブティックの店員はビビアンの身なりをみる
なり、「あなたにお売りする物はこの店にはありません」と追い
返してしまいます。
ビビアンが他のブティックで着飾り、再び「売る物はありません」
と言ったお店で、「にがした魚は大きい」というシーンは胸がス
ッキリします。
 三越の祖先は、「貧富の差で客を差別しない」、「年寄りや子
供を大切に扱い、年寄りが来たときは茶を出す。子供が来たとき
は茶菓子を出し与る」、「悪い品物を良い品物だなどと嘘をつい
て売らない」、「万が一不良品を渡したときに、気づいた客が来
たときは気持ちよく取り替える」という経営方針をたてました。
 現在でも充分通用する方針です。
 身なりで客を差別した、プリティーウーマンの中の店員は大き
なミスをしたと言えます。
 食品の産地偽装を行って、利益を出している経営者は、まさし
く悪い品物を良い品物と偽って販売していたと言えます。

オーナーの顔だけを見て、本来の商売を忘れていませんか。
商売とは何かを考え直す時期かもしれません。
 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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HP「食品工場の工場長の仕事とは」主催 品質管理 生産管理 河岸宏和


        

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