=================================食品安全教育研究所発行=
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■■ ドベネックの要素樽
■■■                  2018年1月19日発行 
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おはようございます。河岸です。
 あなたの工場の従業員に関する数値をつかんでいますか。
残業時間、副業は認めていますか、有給の消化率はどのくらいですか。
 従業員が集まらないと嘆く前に行う事は多数あるはずです。




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 クレーム未然防止のための食品製造工場における
 想定外のトラブルを無くす工場管理のポイント

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 車に車検制度、人間に定期健康診断制度があり、大きな事故、
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 ドベネックの要素樽
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安全は企業文化

 植物、作物が、健全に生育するためには作物に必要な
各種の養分が完全に供給されなければなりません。
 作物に共通して必要な成分は16種類程度ですが、こ
れらが等しく欠乏して作物生育を悪くするわけではなく、
養分のうち植物の必要量に対してもっとも供給の少ない
養分が生育を制限してしまいます。この生育を制限する
養分を最小養分と言います。この考え方を
「ドベネックの要素樽」と言います。
 この場合は、他の養分がいくら豊富であっても最小養
分の供給量によってのみ作物の生育が支配されます。こ
の関係は養分だけでなく光線、温度、水分などについて
も成立すると考えられおります。


水漏れを見かけたら誰が注意するか
 食品工場は安全と言う土台の上で製品を製造し、毎年
売り上げを増やし続け、利益を出し続ける事が必要です。
 安全の土台を図の水を溜める樽と考えます。木の胴板
を「部門ごとの管理状態」に例えることができます。樽
に貯められる水の量は、樽を構成する木の板(胴板)が
最も低いところで決まります。つまり、管理できていな
い部門が一つでもあれば、そこから水が漏れていきます。
水漏れ箇所(=管理が十分にできていない部署)があれ
ば、充分な安全と言う水を貯められなくなります。
 胴板を締め付ける“タガ”が緩んでいても、水は貯ま
りません。タガを締めるのは、工場長の仕事になります。
 あなたの工場で、どの部門が品質的に最も弱いのか、
どの部門を最も強化しなければならないのかを考えてみ
てください。
 弱い箇所を少し強くするだけで、樽の中に水が貯まる
ようになります。品質管理の外部専門家を雇用すること
も効果的な方法かもしれません。しかし、それは樽を構
成する胴板の一枚だけを大きくしているに過ぎません。
貯められる水の量は、胴板の高さが最も低いところで決
まってしまいます。
 胴板の一部に穴が開いていたとします。水を充分に注
ぎ込んでも、たった一カ所の「穴」があれば安全の水は
貯まりません。この水漏れカ所を、大きな事故クレーム
が発生する前に、第三者の目で発見することがクレーム
を防ぐポイントになります。
 クレーム・トラブルが起きてから大騒ぎして、トラブ
ルを解決することは、ある意味誰でもできるのです。外
部コンサルも、大きなトラブルが起きてから、指導する
ことは容易な物です。大きなクレーム・トラブルが発生
する前に、帳票を確認し、現場を歩いた上で、「こんな
トラブルが起きそうだからここを注意した方がいい」と
指導できるのが、プロのコンサルト私は思っています。
 現場の管理者が、日常的に現場の雰囲気から、水漏れ
箇所を指摘できるようになれば、クレームの発生率は更
に減るはずです。
 従業員同士で、小さな問題点を発見し、解決策が提案
できる、企業文化を創り上げることができれば、外部で
発生するクレーム・トラブルは最小になります。


責任者が現場に興味を持つ
 「ドベネックの要素樽」では、樽に水をためるために
は、樽の上から水を供給しなければなりません。どうす
れば、たくさんの水を供給できるでしょうか。
 食品工場において、「方針」よりも優先されるものは
ありません。経営者や工場長といった責任者は、方針を
明確に掲げて、それを“自分の言葉”で表現することが
大切です。朝礼等で唱和し言い続けることで、少しずつ
現場に浸透していきます。方針を言い続けることこそが
安全の樽に水を注ぎ続ける事になるのです。工場の責任
者が、現場に興味をもち、毎日、安全の樽に水を注ぎ続
けることが重要なのです。

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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HP「食品工場の工場長の仕事とは」主催 品質管理 生産管理 河岸宏和

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