=================================食品安全教育研究所発行=

■■  安全と品質管理は一体である
■■■                  2016年10月2日発行 
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おはようございます。河岸です。
 クレームよりも優先して考えなければならないことが二つあります。
 従業員の安全管理と、火災予防です。不安全行為を見かけた時に
笛を吹く方が一人でもいれば防げる事故は多いはずです。
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#河岸宏和の無料セミナーの案内です。
 2016年10月18日(火)  11:00〜12:30
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 安全と品質管理は一体である
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目標を定める
 従業員の安全が確保出来ないような工場は、
品質も確保出来ないと私は考えています。実
際の現場では、労災の多い工場は、品質トラ
ブルが多いと感じています。
 安全、品質管理とも、経営者の方針では、
必ず一番に上げられています。
 しかし、実際には労災が多発しても、クレ
ームが製品出荷数に対して10ppmと一般的な管
理出来ている工場の10倍の発生率でも、具体
的な対策を行っていない工場を見受けます。
 方針であげた安全、品質管理が具現化され
ていないのです。
 方針を具現化するためには、過去から現在
までの現状分析を行った上で目標値と目標を
達成する期日の設定が必要です。
 何時までに現状の数値を具体的に改善する
計画が必要なのです。
 工場責任者の中には、目標値と期日のみ定
め具体策は丸投げで現場におとす方もいます
が、責任者自ら、具体策を考え、従業員に対
する教育内容まで検討すべきです。
 自社での事故、クレーム事例だけでなく、
同業者などで発生している事例も含め発生し
ない仕組みをつくりあげ教育する事が大切で
す。

転倒事故を防ぐためには
 工場で発生率の高い労災は転倒事故になり
ます。特に食品工場では、床面が濡れて滑り
やすい場合が多いので注意が必要になります。
 具体策を検討する前に、過去に発生した事
例を分析します。分析し再発防止柵を検討し
ます。ここで大切なのは、全ての事故を従業
員の性にしないと言う事です。設備面の不具
合は無かったのか、教育面での不具合は無か
ったのか、ルール上の不具合は無かったのか
と会社側の問題点は無いかを検討します。
 検討する時に私はKJ法をよく使います。
 KJ法で注意が必要な点は、分類したときの
カードの多さで重要度を測るのではなく一枚
のカードでも重要な原因を示していることも
あるのです。
 転倒事故を防ぐ計画、教育資料が出来れば、
従業員教育を行います。

チェックのポイント
1 安全対策、クレーム対策の具体的な目標値が設定されているか
2 クレーム発生率を下げる具体的な方策が定められているか
3 労災を無くする具体的な方策が定められているか

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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