==================================食品工場の工場長の仕事とは==

■■    郵便社員「違法DMと認識」

■■■                            2009年5月20日発行 

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おはようございます。河岸です。

夕刊紙 日刊ゲンダイで連載を書いています。今日の帰りにキヨスクで

ゲンダイを見かけた方は是非、読んでみてください。

日経BPネットでの連載記事です。感想お待ちしています。

 http://form.mag2.com/rouvoviami

売り切れゴメン―日常の食事を大切に―

第5回 鮮魚売り場で確認すべきこと  「魚は氷でよく冷やすこと」

 これからの季節は、海釣りや渓流釣りなどで自然に触れるのに非常にい

い季節になります。私は渓流釣りより海釣りの方が好きです。なぜなら、海

の魚をおいしく食べることができるからです。釣った魚は、どんな小さなもの

も食べるために家へ持ち帰ります。

続きはこちらから

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090518/153368/

セミナーの案内です。

大手食品メーカーの事例から学ぶ

  食品期限設定のための検査手法と実証方法

講 師

第1講 河岸宏和 氏

第2講 (株)日本食品分析センター 安全性試験部 試験企画課長

        兼 業務部 業務課長 前田浩子 氏

第3講 日本ハム(株) 品質保証部 安全試験室 室長 加藤道信 氏

第4講 キッコーマン(株) 品質保証部 部長 片岡茂博 氏

日 時 平成21年6月26日(金) 10:00〜17:15

会 場 [東京・大井町] きゅりあん 5階 第4講習室

聴講料 1名につき63,000円(消費税込み/昼食・資料付き) 

〔1社2名以上同時申込の場合1名につき52,500円〕

 私(河岸宏和)の紹介と申し込み時に言って頂ければ、15,750円引き

になります。

 詳細は下記をクリック お願いします。

http://www.gijutu.co.jp/doc/s_906119.htm

内容と講師から考えると非常に有意義なセミナーになると思います。

是非、申し込みお願いします。

内容のリクエストありましたら連絡をお願いします。

http://form.mag2.com/rouvoviami

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今週のお勧めの本です。

リーダーシップとニューサイエンス (単行本) マーガレット・J・ウィートリー (著)

組織とはどうあるべきか

 組織と組織を導くリーダーはどうあるべきか科学的に考察しています。

 300ページと読み応えのある本ですが、組織を同じビジョン、目的や方向を

同じに導くためにリーダーはどうしたらいいか理解が深まる良書です。

 職場が同じビジョンを持ちながら正しい方向に向かうためには、栄養として

情報が必要としています。本物の正しい情報が入らなければうわさ話、ゴシ

ップははびこり収拾がつかなくなります。すなわち「コミュニケーション不足」に

陥ってしまいます。

 リーダーはまず、ビジョンを明確にし、正しい情報を公開することが大切だと

理解できます。

 とりあえず物事をうまく纏めてしまう、仮のリーダーには是非読んでもらいた

い1冊です。

http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/486276052X

★5個です。

 

人間はウソをつく動物である―保険調査員の事件簿 (中公新書ラクレ)

                                   伊野上 裕伸 (著)

どうしてウソをついてしまうのか

 興信所、損害保険調査員の方が書いた本です。

 交通事故を起こしたのは、実際は保険の入っていない、作業用のクレーンが

事故を起こしたのに、保険金ほしさから、事故を起こしたのは会社の社長の

ベンツにしてしまった話。

 任意保険に加入していないトラックが人身事故を起こしてしまい、保障する

お金が欲しいので、交通事故を起こした前日に保険に加入したことにしたお話。

 スーパーの金庫のお金が無くなったとして、保険金を請求したお話など、本

来は保険金が出ない事案に対して保険金を請求しているお話が出てきます。

 どうしても保険金が出ると思ってしまうと、人間はウソをついてしまいます。

 「人間の社会に満ちあふれた矛盾をすべて取り除くのがいいことか悪いことか

私には何とも申しあげられません」との最後の言葉が人間社会の難しさを伝え

てくれています。

 人間社会の難しさを感じたいあなたにお勧めです。

http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4121503139

★5個です。

 

・食品工場の参考になる本  

   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102

・中食・外食で参考になる本 

   http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22

・素敵な笑顔が見たいときに 

  http://astore.amazon.co.jp/ja8mrx-22?node=0&page=1

  

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 郵便社員「違法DMと認識」

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前任者がいいと言っているから

 日本郵便で障害者団体の違法ダイレクトメール事件で窓口の担当者が

逮捕されました。

 あなたの工場の仕入れた材料が違法の物を仕入れてしまったときに仕

入れた責任者が逮捕されたような物です。

 実際は、大きな法律違反が無い限り食品工場の仕入れで逮捕されるこ

とはありませんが、仕入れ先を決めるとき、仕入れた商品を受け入れ検査

で違う物と解っていながら仕入れていると言うことはありませんか。

 アメリカのスーパーの視察をしたときの事です。メーカーから配送センタ

ーに商品が運ばれて来たときに、しっかり数量、品質を検品していました。

検品をしっかり行わないと、12本入りの商品が10本しか入っていなかっ

たり、100ケースの数量なのに90ケースしか納品して行かなかった等と

言った事が起きると説明されました。

 中国の荷受け時は、10kgの豚肉が、本当に10kg入っているかどうかを

1ケース毎、段ボールを外して受入検査を行っていました。

 前任者が何も言わずに仕入れていたので、今の担当者も何も考えずに

仕入れているって事はありませんか。

 

 

違法性を認識できるか

 ミートホープの偽装挽肉事件、赤福の巻き直し商品、三輪素麺の巻き

直し事件、飛騨牛の規格外の仕入れ事件、台湾産うなぎの産地偽装事件

など、仕入れ担当者がしっかり検品を行っていれば防げた事件だとおもい

ませんか。

 仕入れ担当者の技能がそこまでは求めていないかも知れませんが、事

件のすべてを仕入れ先に押しつけるのは、「仕入れていた側の責任は無

いのか」と私は思っています。

 赤福、三輪素麺事件の時は、仕入れ担当者が、店で余った物を返品し

ていたので、返品した物がどうなっているのか関心を持てば防げた事件

だと思います。

 

あなたの工場で仕入れている材料に違法性はありませんか。

 

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郵便社員「違法DMと認識」 審査役50人の大半

朝日新聞より引用  2009年5月20日3時0分

 

 郵便事業会社(JP日本郵便)側が障害者団体向けの郵便割引制度を

悪用したダイレクトメール(DM)広告の発送を見逃したとされる事件で、

大阪地検特捜部は19日、新大阪支店長の山本光男容疑者(59)に続き、

新東京支店郵便部窓口課の総務主任、鈴木智志(さとし)容疑者(39)

=千葉県船橋市=を郵便法違反の疑いで逮捕した。

 2人は両支店で障害者団体の定期刊行物の審査の責任者で、ともに

容疑を認めているという。また、審査にかかわった両支店のほかの社員

ら約50人も任意の事情聴取に対し、大半が不正DM発送の違法性を認

識していたと話しているといい、特捜部は組織的な見逃しがあったとみて

調べる。

 特捜部の調べによると、山本支店長は昨年9月、健康飲料販売会社

「キューサイ」(福岡市)など2社を広告主とするDM計143万通が割引制

度を利用できないと知りながら、大阪府や兵庫県の障害者3団体の定期

刊行物として計10回にわたって発送を認め、郵送料1億6243万円を

免れさせた疑いがある。

 また、鈴木主任は07年2月、元部長が起訴された家電量販大手「ベス

ト電器」(福岡市)のDM131万通を、会長らが再逮捕された自称・障害

者団体「白山会」(東京)の定期刊行物として6回にわたり発送させ、1億

4849万円の支払いを免れさせた疑いが持たれている。

 山本支店長らは「発行部数の8割が有料購読されている」という割引制

度の要件を審査する立場にあった。DMは企業の顧客に無料で送られ、

障害者団体の刊行物に見えないが、山本支店長は「本社側が審査して

いると思った」という趣旨の供述をしているという。

 また、聴取を受けた両支店の社員ら約50人は「DMは8割購読の要件

にあわないと分かっていた」「前任者が承認していたので、自分が止める

のはおかしいと思った」などと説明。不正が横行するなかで、制度を続け

ていくことへの苦悩を語る社員もいたという。

 

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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「食品販売の衛生と危機管理がよ~くわかる本 」

「食品工場の衛生と危機管理がよ〜くわかる本」

『“食の安全”はどこまで信用できるのか 現場から見た品質管理の真実』 

『ビジュアル図解 食品工場の点検と監査 』

『ビジュアル図解 食品工場の品質管理』 

『ビジュアル図解 食品工場のしくみ』

 

河岸宏和(かわぎしひろかず)