========================================食品工場長の仕事とは===
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輸入品の検査方法について■■■ 2008年5月17日発行
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おはようございます。河岸です。
講演を行います。是非申し込んでみてください。
平成20年5月23日(金)13:00〜16:00
「食品期限(賞味・消費)表示設定における科学的根拠構築および実証手法」
・食品期限まで保たない場合の対処方法は?
・日常管理・検体の保管上の留意点は?
・新商品開発時の期限表示の設定方法とは?
・・・等、期限設定の問題点を解消!
http://www.gijutu.co.jp/doc/s_805103.htm
私、河岸宏和の紹介と申し込み時に申し出ていただければ、定価より
15,750円割引になります。是非、申し込んで見てください。お待ちしています。
今週のお薦めの本です。
「食品工場の点検と監査 」 河岸宏和/著
出版社名 同文舘出版 (ISBN:978-4-495-57991-3)
発売予定日 2008年04月21日 価格 1,785円(税込)
食品工場の原料購買担当者、スーパー・生協のバイヤー、外食産業の購買担
当者など、食品を購入する立場の人が、それらを点検・監査する際のポイントを
ビジュアル解説しています。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4495579916/249-6770825-3057905
傷つきやすくなった世界で [日経プレミアシリーズ] 石田 衣良 (著)
石田さんの感性が伝わってきます
フリーマガジンのR25で連載していたエッセイをまとめたエッセイ集です。
「がんばれ平店長」などと言った最近の話題も多く石田さんの独特の感性が
伝わってきます。
暗く生きるより少しでも明るく生きれるように元気がもらえるような気がします。
エッセイを読んで元気をだして、ゼロが二つくらい多く付いている食事を高級
レストランで食べなくてもいいようにしたいものです。
電車の中で読むのにお勧めです。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4532260027/249-6770825-3057905
バカ社長論 [日経プレミアシリーズ] (日経プレミアシリーズ 5) 山田 咲道 (著)
高級外車に乗るか、駅の近くの事務所にするか
700万使えるとしたら、あなたの会社の社長は外車に乗りますか?それとも
駅から近いところに事務所を移しますか?
コピー機を入れ替えるとしたら、100万円の自動ソーターの付いたものに
しますか、80万のソーター無しにしますか?
頭の中では人件費が一番高くて、効率良く、気分良く社員を使った方が
いいと判っていてもバカ社長は、目先の経費を下げてしまいます。
私も車で移動していた時に「高速道路に乗るな」と言われた事があります。
もちろん乗るなと言った社長は経費で高級車に乗っていました。
どうすれば会社は成長し続けれるかを分かりやすく解説して、会社とはなに
かが理解できる入門書です。
今年の新入社員にお勧めです。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4532260051/249-6770825-3057905
脱「偽装食品」紀行 (Kobunsha Paperbacks 119) 中山茂大 著
本物を追いかけて書いたレポートです。
著者が簡単に近くのスーパーで買えるものと、本物と言われるものを追い
かけて見たレポートです。
牛肉ならば、植物性蛋白で固めたサイコロステーキと、北海道の白老牛を
比較しています。
関東から白老までの飛行機代を込めて比較しているので「どうだかな」と言
う気がします。
内容の正確さより、著者の活動力が伝わって来る一冊です。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/433493434X/249-6770825-3057905
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輸入品の検査方法について
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「チャイナフリー」では食べるものがなくなります。
アメリカの流通では「チャイナフリー」という言葉があるそうです。当店では安全
に疑問のある中国製の商品は使用していませんということです。日本のあるスー
パーで同じように中国製品を販売しないことを検討してみたそうです。
中国産と書いてあるもの、中国原材料を使用しているものを店頭から下げたと
ころ、なんとお店の40%以上の商品を並べることが出来なくなったそうです。コン
ビニエンスストアー、スーパーの惣菜なども原材料はほとんど輸入品に頼ってい
ます。
現地で川上にさかのぼれるだけさかのぼって調査します。
焼き鳥を輸入するのであれば焼き鳥の加工現場、鶏の処理場、鶏の鶏舎、
餌の加工場、鶏の親の鶏舎、またその親の鶏舎、餌を育てている農家などす
べての原材料の仕入先を点検します。
点検時に重要なのは、ロット区分と、ひも付けがどうできるか、そして証明と
なる検査、帳票はどんなものがあるか点検を実施します。非常に大変な仕事で
すが、日本に輸入した焼き鳥を引っ張ると紐が鶏が食べた餌のトウモロコシ畑
の農薬までつながっていることが重要です。いつでもこれだけのひも付けが出
来れば、安心して焼き鳥を食べることができます。
出荷時の検査項目を明確にします。
中国から出荷するときの検査項目を明確にします。中国産のカシミアセータ
ーで検査をしたときのサンプルと実際に出荷したセーターは異なるものを出荷
したと報道がありました。
中国から出荷するときのロットと検査のサンプルを明確にしてお必要があり
ます。検査項目は、細菌検査、官能検査、農薬検査、抗生物質の検査などが
必要になります。もっとも大切なのは官能検査かもしれません。
日本で入荷時の検査を明確にします。
国で行っている入管検査は、同じ商品を輸入している限り年に一回の頻度に
なります。日本のお客様に「焼き鳥は安全ですか」と質問を受けたとき一年前
の検査結果で名得してもらえるでしょうか。何か問題になってから検査を行うの
ではなく最低月に一回以上の検査が自主的に必要だと思います。
お客様から産地、安全性などの問い合わせが有った時に30分以内に回答出
来ることが大切です。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。