========================================食品工場長の仕事とは===
ちょっとした工夫で気が付くこと
毎日毎日のちょっとした工夫が、大きな差に繋がります。
先日、コピーを100枚以上する必要がありました。そのコピーは
B4の白黒コピーで、しかも1ページ1枚ずつコピーが必要なものでした。前回は自宅から
30秒でいけるローソンでコピーをしました。
http://www.lawson.co.jp/go_lawson/service/counter.html
一枚10円で家の近くでコピーできるのですから非常に便利なものです。しかも
その書類を送付するときは、そのまま郵パックで送ることができるので、非常に
便利でした。しかし、非常に時間がかかってしまいます。しかも、20枚くらい
コピーすると3分くらいアイドリングが必要なのか、どうか判りませんが、3分間
コピーができない状態になってしまいます。
試しに車で3分くらいの所にある、セブンイレブンにコピーに行ってみました。
http://www.sej.co.jp/service/copy.html
値段とお金を入れる所は同じでした。しかし驚いたのはコピーのスピードです。
何が違うって、紙を置いて、スタートのボタンを押してから、コピーの紙が出て
くるまでのスピードがまるっきり違うのです。しかもアイドリング時間が同じように
ありましたが、その時間は10秒位なのです。コピーしながら、機械の周りを見ると
デジカメのプリントが一枚30円で可能なのです。もちろん、
CD、各種のメモリーを機械に差し込めば、デジカメのプリントが可能なのです。自宅のプリンターより
できばえが非常にいいので、お勧めになります。単純に10枚程度コピーするの
なら自宅から歩けるローソンのコピーでいいのですが、100枚以上のコピーを
するのなら、車に乗ってまでセブンイレブンにコピーに行った方が時間の節約に
なります。しかも紙質、鮮明度は遙かにセブンイレブンのコピーの方がいいのです。
暗黙知を顕在化することが大切です。
「暗黙知を 顕在化へ」 http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/annmokuti.htm
一度お話ししましたが、暗黙値を顕在化すると、一度その便利さにふれてしまうと
人間は戻れなくなってしまいます。同じコピーでも早さが違う、その待ち時間が
無くなる、コピーの時間がもったいないという、暗黙値を顕在化してしまったのです。
あなたの工場で製造していたものが、何かの都合で、違う工場、違う会社の
製品を使うチャンスがあったと思ってください。お客様は、ちょっとした使いやすさ
に気が付くかもしれません。例えば段ボールから製品を取り出すときに、テープの
端がとりやすいように、段ボール箱に完全に貼られていることが無く、5mm程度
浮いていてとりやすかったとします。現場に使われる方が、今回入った製品を
今後使って行きたいと声が出るのは間違いないと思います。いつも同じものを
使用していると、価格、使いやすさ、本当の意味での品質に気が付かなくなって
いるのかもしれません。
三菱自動車は仕入れ商品、部品のほとんどを、自社の関連工場から高い部品を
購入していたそうです。品質、価格について厳しい事を言うことができなかった
ためにリコールの山を造り、そしてそのリコールを隠してしまったのです。完成品の
車についても、あえて他社の車に乗ることによって、自社の欠点に気が付く事も
無かったのです。
ちょっとした工夫が大きな差になってしまいます。
毎日毎日の工夫が大切になります。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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