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　停電したときの虫の混入対策
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排気経路の確認

　食品工場で蒸気を使用する設備、備品の洗い場のシンクの上部
どには作業室内に蒸気がたまる事をなくするため排気ダクトがつ
いています。
　ダクトから蒸気は、ファンによって外に排気されます。
　排気ファンは工場内の換気のために24時間稼働したままの工場
が多いと思います。
　もし、停電によってファンが止まったときに外気が工場内に逆
流しないように、排気のダンパーが閉まるようになっていますか。
　もし、停電時にダンパーが閉まらないと外気が排気口から逆流
し、ファンが風によって回り、外気を工場内に吸い込んでしまい
ます。
　問題が発生するのは、この工場内に外気を吸い込むときに発生
してしまいます。
　排気口、逆流時の吸気口にどんなフイルターがついていますか。
　一般的には防鳥用のネットが付いていると思います。防鳥用ネ
ットは細かくても１cm程度の大きさがあると思います。
　防鳥用のネットでは、小さな虫が通り抜けてしまい、工場内に
吸い込んでしまいます。
　排気口から飛翔昆虫を吸い込んでしまうのです。

吸い込んだ虫は

　工場内に入ってしまった虫は一般的に捕虫機で捕まえます。
　しかし、捕虫機は停電時には捕虫ランプがついていません。
　工場内に吸い込んでしまった飛翔昆虫は工場内で捕まる事はな
いのです。
　捕虫機こそ停電時でも捕虫ランプがついているものが必要に思
います。
　工場内の全ての電気が消えたときに捕虫機の光がついていれば
飛翔昆虫を捕まえる事ができるのです。

　停電時の虫の混入対策を是非確認して見てください。

停電時に排気口から虫が混入することはありませんか。
停電時の問題点をリストアップされておく事をお勧めします。

東日本大震災、その後の計画停電で学んだ事を皆さんの知恵で実践
に落とす時期が来ていると思います。