==================================食品安全教育研究所発行=

■■  箍(たが)が外れる
■■■                  2014年6月29日発行 
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おはようございます。河岸です。
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 箍(たが)が外れる
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桶に水をためるためには

 今はあまり見かけなくなりましたが、木でできている桶
を思いうかべて見てください。桶に水をためるためには、
上から水を注がなくてはいけません。
 桶に溜まっている水の量が品質などの工場の力だとしま
す。桶に溜まっている水が多ければ多いほど工場の品質が
高いとします。
 基本的に桶の大きさが大きくなければ多くの水をためる
事はできません。
 「組織の倫理観はその組織の責任者の倫理観を越えるこ
とは無い」私は講演等で皆さんにお話する内容です。
 組織の責任者を桶と考えると組織の責任者の桶の大きさ
を組織の倫理感は越えない事も理解できると思います。
 桶に水をためるためには水を注がなければ水はたまりま
せん。
 水を注ぐのも責任者の仕事になります。従業員の方に教
育を繰り返し行うこと、作業について常に指導すること、
生産設備のメンテナンスを適切に行うこと、工場の建物の
補修を適切に行う事などが、桶に水を注ぐ事になります。
 桶の外にある、自分が乗る車の事、応接室に高価な絵を
飾ることなどは、品質の水を桶にためることには繋がらな
いのです。
 組織の責任者の方が、いい物を作ろうと思いを桶に注い
でいるかどうかが大切な点なのです。
 

箍を締めているか
 箍(たが)とは桶の胴板周囲にはめ、桶の胴が分解しな
いように押さえつけてある、金や竹で作った輪のことをい
います。
 「箍が外れる」とは、「規律や束縛から逃れてしまりを
なくす」ことを意味します。
 桶を思い浮かべてみてください。せっかく溜まった水が
桶の箍をはずしてしまうと、水を桶にいくら注いでも、水
が溜まることはありません。
 桶の中の一部にいると、会社としての箍が外れているか
どうかはまったくわからない場合があります。
 責任者の方も、桶を見ずに、高価な絵を見てばかりいる
と、工場の、生産設備の箍が外れてしまっても気づかない
場合があるのです。
 責任者の乗っている車は新車で磨きこまれていても、生
産設備はペンキがはがれてペンキ片が製品に混入している
工場はたくさん私も見てきました。
 使用する原材料の賞味期限、消費期限が過ぎてしまって
いるのに、原料として使用している工場もありました。
 人間は誰からも監視されないと、楽な方に流れてしまい
がちです。
 工場の責任者の方、会社の経営を行っている方は、本来
は、食品の神様が見ている元という考えで偽装などは考え
てはいけないはずなのです。
 しかし、楽な道を歩いてしまった時に経営者の頭にはま
っている孫悟空の頭の輪;「緊箍児」(きんこじ、別称
「金剛圏」)がキュとしまれば、責任者も産地偽装、賞味
期限のすぎた原料を使用することなどは行わないと思うの
です。
 工場の中には、生産設備の修理業者、防虫防鼠業者、原
料の納品業者などさまざまな方が出入りしますが、みなさ
ん偽装などの不正に気がついていてもどなたも「緊箍児」
をしめる呪文を唱えてはくれません。
 もし、工場の責任者が産地偽装を指示したとしたらどな
たが呪文を唱えてくれますか。
 理想的な工場は、働いている従業員の方が、自分の工場
だと思い、偽装などを指示されても、呪文を唱えて、箍を
締める行為を行うのが理想的な工場だと思っています。 

 あなた、工場長の頭の「緊箍児」はどなたが締める呪
を唱えてくれますか。

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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