==================================食品安全教育研究所発行=

■■  修繕を行った時に残す記録
■■■                  2014年3月15日発行 
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おはようございます。河岸です。
 3月も半分が過ぎました。4月が新年度の工場の方は、何かを
変化させるチャンスです。あと2週間何を新年度から変化させる
か考えて見ませんか。
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●通信教育の案内です
「食品期限設定試験における科学的根拠構築/実証手法」
 食品期限、消費期限、賞味期限の設定方法、管理方法につ
いて詳しく解説します。
 みなさん お待ちしています。
 http://www.gijutu.co.jp/doc/t_40401.htm

・食品工場で便利な備品
 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22?_encoding=UTF8&node=16
 青いラップなど便利な備品です。

・食品工場の参考になる本  
   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本 
   http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
  
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 修繕を行った時に残す記録
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設備管理に関する帳票

 食品工場の異物混入クレームは、製造現場で設備工事が
行われた時に発生する場合が多いものです。
 製造現場で修理等の工事を行った場合はどんな小さな工
事でも記録をつけることが必要です。
 外部の方の修理を依頼した場合は、修理の方が入場する
前に、工具箱の整理状況を確認します。
 特にビス類、電線類は必要のない物を作業現場に持ち込
ませないような配慮が必要です。
 作業者によっては、工具箱の中に今までにはずした、ビ
ス類をすべて工具箱の中に保管している方もいます。
 必要のないビスなどの部品を持ち込ませないことが、異
物混入を防ぐためには必要なのです。
 電線工事も電線をカットするときにカットした電線をす
べて拾うように入場時に注意が必要です。
 入るはずの無い銅線が混入した異物事故で、調査を進め
るに従って、実は電気工事を行った事が原因だったと言う
ことはよくある話です。
 特に電線を処理したときには、カットした電線の端を必
ず拾うように指導することが大切です。

 

溶接部分の処理について

 工場の設備が破損すると溶接で修理を行います。
 溶接を行ったときに溶接した部分を盛り上がったままにし
ている場合があります。
 溶接を行った時に小さな破片が飛んで付いたままにしてい
る場合もあります。
 溶接で盛り上がった部分がはずれてしまって異物混入にな
る場合がありますので、溶接した部分は、表面を綺麗に磨き
上げる事が必要です。
 盛り上がったままにしておくと、食品の残渣がたまる場合
もありますので、必ず溶接部分は磨き上げておく必要があり
ます。

 
工事の記録を残すこと

 デジカメが非常に簡単に使用できるようになりました。 
 食品工場で工事を行うときには、使用した部品、はずした
部品、使用した電線等をデジカメで記録しておくといいと思
います。
 記録を残すと作業者も片づけるときに緊張感が生まれ、異
物混入の事故を減らす事ができると思います。
 作業者の名前などの記録を残しておくことが必要なのはも
ちろんです。

 

 あなたの工場はいつ、誰が工事したか、何の部品を交換し
たか記録が残っていますか。
 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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