==================================食品工場の工場長の仕事とは==

■■  賞味期限の設定について
■■■               2012年5月27日発行 
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おはようございます。河岸です。
 最近、立ち食い寿司のお店が、大きな駅などに出来てきました。
 残念ながら札幌のお店は閉まってしまいましたが、東京駅、羽田駅
等に出来て着ています。美味しい寿司がふらっと食べれるお店が増える
事はいいことだと思いませんか。
 お寿司のネタは冷蔵庫に入っています。
 シャリは酢が入って温かいまま保管されて居ます。
 注文を受けてから、冷やされたネタと、温かいご飯が合体し、お寿司に
なるのです。
 やっぱりお寿司は出来たてが美味しいとおもいませんか。

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河岸宏和のセミナーの案内です。
「外観/官能検査の実施手法と限度見本の作り方」
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 賞味期限の設定について
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保存検査だけで無く理屈が必要

 最終商品の賞味期限を現状の賞味期限より延長するためには、
細菌検査、理化学検査、官能検査等の検査結果だけでは不十分
なのです。
 法律上では賞味期限設定上の科学的根拠が必要とされています。
 科学的根拠とは、細菌などが増殖し、食品が食べることができ
なくなることをどのように防いでいるかと言うことです。
 細菌検査などの結果では無く、細菌が増えにくくなる配合、環
境、包装形態等の科学的根拠が必要なのです。
 細菌検査が保つからと言って安易に賞味期限を延長することは
出来ないのです。

科学的根拠とは何か

1 細菌が少ない環境を造る
  包装している環境の細菌数を下げる事が有効です。
  無菌室にする、天井を平らにする、吸気の空気を綺麗にする
  等の環境整備が必要です。

2 細菌が増えにくい配合とする
  細菌は細菌が増殖するに必要な栄養、水分が無いと増殖でき
  ません。
  細菌が増殖するに必要な水分を少なくするために味を濃くす
  る、砂糖を多くするなどのAw(水分活性)を下げる事が必要
  です。
 pHを管理する、制菌剤、保存料を入れる等の方法があります。

3 細菌が増えにくい包装形態にする
  一般的な細菌は酸素が少なくなると増殖しづらくなります。
  真空包装、ガス置換包装などがあります。

4 細菌が増えにくい温度管理を行う
  細菌は温度が低いほど増えにくくなります。
  室温→10℃→8℃→5℃→0℃ と増えにくくなります。

 このほかにも、製品を放射線で殺菌する、ガスで殺菌する、熱で
殺菌するなどの方法もあります。

 寿司ネタは冷蔵庫で冷やしている。
 ご飯は酢でpHを下げている。
 しめさばは酢でpHを下げている。
 お弁当の助六のご飯は温度を下げてから詰める。

 等と言った細菌が増殖しない理屈が必要なのです

 

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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