==================================食品安全教育研究所発行=

■■  商品開発してますか
■■■                  2014年2月16日発行 
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おはようございます。河岸です。
 関東は雪の被害が多数出ています。
 身近な所ではカーポートの破損が多数起きています。関東のカー
ポートは雪を想定していないので、雪が積もった段階で下ろさない
といけないのです。何を想定するか、まさしく危機管理の基本です。
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●通信教育の案内です
「食品期限設定試験における科学的根拠構築/実証手法」
 食品期限、消費期限、賞味期限の設定方法、管理方法につ
いて詳しく解説します。
 みなさん お待ちしています。
 http://www.gijutu.co.jp/doc/t_40401.htm

●2月28日金曜日 18時〜 河岸宏和の無料セミナーの案内です
 「ヒューマンエラーを防ぐために」 
  米沢で行います。みなさん お待ちしています。
 申し込みは下記のパンフレットの電話からお願いします。 
 http://ja8mrx.la.coocan.jp/20140228yonezawa.pdf


・食品工場で便利な備品
 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22?_encoding=UTF8&node=16

 青いラップなど便利な備品です。

・食品工場の参考になる本  
   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102

・中食・外食で参考になる本 
   http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22

  
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 商品開発してますか
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商品開発とはどんなことですか

 食品工場長が一番困るのは、売り上げがどんどん減って
くることだと思います。売り上げが減ってきて、まず考え
るのは、新商品を開発することだと思います。新商品はど
うしたら、うまくすすむのでしょうか。
 開発要員を採用すればいいのでしょうか。
 新商品開発プロジェクトを行えばいいのでしょうか。
 本社に新商品を作ってくれといえばいいのでしょうか。
 会社によって様々な組織があるので一概にはいえません
が、大切なのは該当する組織のトップが、売り上げを増や
すために常に考えて商品の市場での鮮度を上げるために真
剣に新商品開発を行う事を考えて行動することだと思いま
す。

 具体的にどのように動けばいいのか考えて見ます。 

アイロンのメーカーの場合

 アイロンの進化を考えてみます。進化の背景には、市
場の変化とお客様が考えていなかった問題点、すなわち
顕在化していないけど「こんな物が有ったらいいなー」
と言う「暗黙知」を顕在化した事による、新商品があり
ます。具体的に考えて見たいと思います。
 

火鉢でアイロンを暖めてアイロンする
電気アイロンでコードつき → 暖めるのが不便
スチームのでるアイロン → しわをもっと取りたい
電気コードの無いアイロン → 電気コードがじゃま
アイロンの洋服にあたる表面がステンレスでできてい
 るアイロン → 焦げ付きが多い
軽く持ちやすくできているアイロン
              → アイロンが重たい

 暗黙知を顕在化することにより、進化して新商品が
出来てきています。できてしまえばそんなものと思う
かもしれませんが、消費者の不便に思っている事、困
っている事を気付かせる事が大切です。消費者が「次
にこんな事があればいいなーーって」思う事を考え、
今ある商品を進化させることは、非常に難しいもので
す。進化のアイデアを生かし製品化、具現化する力を、
工場のどの組織でどのように進めるかが、その会社、
工場の力になると思います。

 
もう一つのお話です。

 カメラで考えてみます。お客様の撮った写真をよく
見ていると、色々なトラブルが有ります。
 撮る人の技術が足りないからと言ってしまえばそれ
までですが、色々な不便を解決してあげると競争相手
より確実に、売上が増えます。
 夕暮れ時に露出の足りない、暗い写真が多い 
  → フラッシュの内蔵したカメラの開発

 手ぶれをしてピンぼけになってしまう 
     → 自動焦点のカメラの開発

 プリントに出すのが不便 → デジカメの開発

 カメラもお客様の不便を開発することによって新商
品が出てきています。商品開発は、生物の進化に似て
いると思います。環境、生活環境がどんどん変化して
いるときに、何時までも同じ環境に対応するからだの
まま進化しないとその生物は滅びてしまうのです。
 日本ではブラウン管の製造は無くなってしまったそ
うです。パソコンのディスプレーもブラウン管は無く
なってしまいました。テレビももうすぐ液晶の画面の
みになってしまうと思います。なにせブラウン管のテ
レビを二階から一階に移動させると思うとぞっとする
くらいの重さになります。
 若い人は知らない方が多いのですが、車のパワース
テアリングが付いていない車に今更乗れないのと同じ
だと思います。
 パソコンの動作スピードが遅いパソコンが安いと言
って今更使えないのと同じだと思います。お客様に先
を見せてあげる、すなわち暗黙知を顕在化させること
が開発にとって非常に大事な事になります。 

 アイロンを新しく買う方は、電気コードのついたア
イロンはいくら、コードレスのアイロンの半額であっ
ても購入はしないと思います。  

 あなたの工場の商品は、時代の変化に対応して進化
していますか。
 工場長のあなたはその環境の変化に気がついて、工
場の商品を進化させる事に全力を使っていますか。

その進化のスピードは環境の変化に追いついていますか? 
 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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