==================================食品安全教育研究所発行=

■■  初期流動管理の重要性
■■■                  2014年2月9日発行 
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おはようございます。河岸です。
 関東は大雪の朝になってしまいました。
 車で無ければ買い物に行けない方もいると思います。
 スタッドレスタイヤをはいていても、他の車にぶつけられる
可能性もあるので、今日はのんびり家にいるのが一番です。
 食料も含めて家庭での備蓄は必要な事です。改めて備えの必
要性を考えてみませんか。
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●通信教育の案内です
「食品期限設定試験における科学的根拠構築/実証手法」
 食品期限、消費期限、賞味期限の設定方法、管理方法につ
いて詳しく解説します。
 みなさん お待ちしています。
 http://www.gijutu.co.jp/doc/t_40401.htm

●河岸宏和の無料セミナーの案内です。
「食品製造業に置けるヒューマンエラーを防ぐために」
 2014年2月14日 金曜日 15時〜16時半
 於;東京です。申し込みは下記からお願いします。
 http://www.uchida-it.co.jp/seminar/20140214/
 みなさん お待ちしています。

●2月28日金曜日 18時〜 河岸宏和の無料セミナーの案内です
 「ヒューマンエラーを防ぐために」 
  米沢で行います。みなさん お待ちしています。
 申し込みは下記のパンフレットの電話からお願いします。 
 http://ja8mrx.la.coocan.jp/20140228yonezawa.pdf

・食品工場で便利な備品
 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22?_encoding=UTF8&node=16
 青いラップなど便利な備品です。

・食品工場の参考になる本  
   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本 
   http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
  
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 初期流動管理の重要性
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バスタブを小さくすること 

 食品工場に限らず新商品を立ち上げるときは初期流動
管理が重要です。
 工場で初めて作るものは、初回製造分は不良品が多く
発生すると言われています。
 世界的ヒット商品のアイホンも持ち方によって、電話
の通話がしずらくなるという初期不良が伝えられました。
 初期不良には設計に由来するものと製造に由来するも
のがあります。
 アイホンに関する不良は設計に由来すると考えられま
す。
 バスタブのように、新商品の製造当初の製造品は不良
品が多く製造が慣れてくるに従い不良品は減ってくると
いわれています。
 新商品の製造開始時からバスタブの高さをいかに低く
出来るかが企業の力と言えます。
 

新商品の発売までの流れ

 新商品の発売までは色々な段階が考えられます。
 今回は特定のお客様に出荷する商品を考えてみます。
 新商品は出荷するお客様と味などの品質を打ち合せま
す。打ち合わせを積み重ねる時に様様なお客さまの要求
事項が具体的に決まって来ます。
 お客様と打ち合せた事は一つ一つ必ず記録しておくこ
とが必要です。
 賞味期限、重量など数値化出来る事項はすべて数値化
を行います。
 数値化した記録をお客様に示して数字などに間違いが
ないか確認します。
 この時に要求品質表を作成しておくと数値化する項目
が明確になります。
 お客様と打ち合わせる段階では試作室などでサンプル
を作ると思います。
 次に試作室でのサンプル製造から現場でのラインテス
トを実施します。
 試作室でのサンプル製造では問題が無くても製造ライ
ンで製造すると様様な問題がでてくるものです。
 製造ラインでの問題を解決し試作室で製造したものと
同じ物を作り込む事が大切になります。
 開発段階の製造スペックをレッドスペック、製造ライ
ンでのテスト製造スペックをイエロースペックと私は呼
んでいました。
 製造ラインでの問題を解決し製造ラインでの本番用の
ホワイトスペックを確定します。
 本生産用のスペックをホワイトスペック、パーマネン
トスペックと呼んでいます。
 本生産までにスペックは最低三回作り直す必要がある
のです。
 私が、ハム会社で開発を行っていた時には、レッドス
ペック、イエロースペック、ホワイトスペックと言って
印刷する紙の色を変えて管理していました。
 大切な点は、試作室で作成したままでは、製造ライン
では製造する事は出来ないのです。
 試作室で製造したものとおなじ商品を製造ラインでい
かに立ち上げる事が出来るかが開発担当の腕の見せ所と
言えるのです。
 お客様に了解を頂いた商品とおなじ商品を作る事が大
切な点で、同じ配合で作ればいいという事では無いので
す。
 レッドスペックからイエロースペック、ホワイトスペ
ックまでのかかる時間が開発力になります。

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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