==================================食品工場の工場長の仕事とは==
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■■ 包装資材の受け入れ検査について
■■■ 2011年4月16日発行
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包装資材の受け入れ検査について
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新規包装資材の場合
日本の食品工場で資材の受入検査は、段ボールなどの外観と数量確認
しか行っていないのが現状だと思います。
中国の工場で受け入れ検査を行っている所を見ると、段ボールを開けて一
つ一つ中身を確認し、重量の測定できる物は測定を行っていました。
今回の震災で包装資材のメーカーを変更した工場も多いと思います。
みなさんの工場は、包装資材の受け入れ検査を具体的にどのように行っ
ていますか。
メーカーが出荷前に検査しているから大丈夫と言われる方も多いと思い
ます。
使用した包装資材の印刷が間違えていて製品回収になる例は多いもの
です。
受け入れ検査
全体の匂いの確認
フイルムは印刷したての時は独特の匂いがします。
匂いを取り除く為に、養生期間を定めて出荷する物ですが、印刷を急が
せてしまうと十分養生されてないフイルムが納品される場合があります。
入荷したら、段ボールを開けて匂いの確認が必要です。
厚さの確認
フイルムの材質は検査出来なくても、厚さは測定が出来ます。
フイルム材質もなれると触った感じで確認はできるはずです。
印刷内容
入荷したフイルムを1ショット分切り離します。
フイルムを注文した時のゲラと一文字ずつ確認を行います。
誤字が無い物だと思って点検するのではなく、誤字はある物だと思って
一文ずつゲラと確認することが大切です。
点検したフイルムは保管することをお勧めします。
バーコード点検
バーコードが本当に読めるかどうか、バーコードの表している数字が正し
いかどうか確認を行います。
バーコードが印刷されていても実際には読めない場合がありますので
確実な確認が必要になります。
追加印刷の場合
初回印刷が無事に受け入れ検査を行ったとします。
初回印刷と同じ物が二回目の印刷時に納品されてくるとは限らないの
です。
初回印刷時との確認
初回印刷時のフイルムを1ショット分見本として保管しておきます。
初回印刷分と、色、印刷の全体の感じが同じかどうか確認します。
印刷ロットが異なると仕上がりの色の感じが異なる場合があります。
フイルムメーカーと許容範囲を事前に決めておく必要があります。
印刷内容の確認
初回納品分と印刷内容が同じかどうか確認を行います。
この検査の場合もあっていると思って検査するのではなく、誤字がある
前提で点検を行う事が必要です。
受け入れ検査を無駄な経費と考えるか、
受け入れ検査を必要な経費と考えるかが工場の体質を決めるのです。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。