==================================食品安全教育研究所発行=

■■  あなたの工場の信奉者がいますか
■■■                  2015年1月1日発行 
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おはようございます。河岸です。
 新しい年2015年が始まりました。2014年はネットの力を改めて
感じた年だったと思います。
 私の新刊「「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます」は
ネットの宣伝で売り上げが増えました。
 カップ焼きそばのゴキブリ、ケーキのカビもネットの力で大きな
問題になってしまいました。クレーム、工場の製造方法などは隠せな
い時代になって来たのだと思います。
 ネットを怖がるのでは無く、ネットを活用してみなさんの工場の
信奉者を増やしませんか。 
 クレームが減らない、売り上げが伸びないと悩んでいる方、
是非、一度連絡ください必ずお役に立てると思います。
 連絡は http://form.mag2.com/rouvoviami 
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・食品工場で便利な備品
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 青いラップなど便利な備品です。

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あなたの工場の信奉者がいますか
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悪意が無ければ

 従業員の方が、「私の工場の商品はこういう風に作られています」
「こんな原料を使用しています」とネット情報で公開してしまった
ら工場長のあなたはどのように対応しますか。私はいいことも悪い
こともネット情報として従業員の方が公開してもいいと思っていま
す。
 但し、悪意を持って操作された情報をネット情報として流す事だ
けは注意が必要です。
 コンピューターのマックショップ、アップルストアに行き店員さ
んにアップル製品の質問をすると、どなたに聞いても丁寧に答えて
くれます。アップルストアは綺麗すぎて初めは敷居が高いのです
が、一度店員さんに声をかけることで、悩んでいる事すべてが解決
出来ます。
 アップルストアの店員さんは、アップルの商品に惚れ込んでいる
方々の集まりなのかもしれません。
 あなたの工場の製品に惚れ込んで、ネット情報を流していただけ
る従業員は、まさしく信奉者と言えるのかもしれません。あなたの
工場の製品に惚れ込んで自発的にネット情報で宣伝をしてくれてい
るのです。

従業員が商品に惚れ込めば

 物が売れない時代と言われてから10年が過ぎています。
 物が売れない、でもほしいものが無い、買いたい物が無いとも言
われています。
 売れない時代でも私たちが製造している食品は毎日必ず売れてい
きます。
 たとえば、パック卵で考えて見ます。週末スーパーに買い物に行
く方のほとんどの方がパック卵を買われます。
 パック卵は家のそばのコンビニでも売られています。もし、コン
ビニの店員の方が自分のお店で売っているパック卵の品質に惚れ込
んでいたとします。卵について同僚に語り、ネット情報で書き、お
客様にも伝えていたとします。
 コンビニでパック卵は多くても10パック程度しか売れません。し
かし、割れやすい卵、重たい牛乳、焼きたてほど美味しい食パンな
どは、近くのコンビニの方が買いやすい商品です。
 安ければいいと言うお客様もいますが、値段と品質の妥当性で買
われるお客様も多い物です。
 いい商品であれば、働いている従業員の方がまず「買いたい」と
思うはずなのです。
 コンビニには、一日20名程度の方が働いているはずです。毎日で
無くても週に数回、自分のお店でパック卵を買われればコンビニと
しては素晴らしい売り上げになるはずです。
 工場の商品が売れないと言っている方、商品が売れないと言って
いる販売店の方、あなたの周りで働いている方が自分のところで製
造している商品、販売している商品に対して不信感を持っているか
ら売れないのではないですか。
 働いている従業員の方が自分で買いたいと思える商品作りを進め
る事が、売り上げを伸ばすヒントになると思います。
 ネット情報で素晴らしい商品を知り「どんなところで造っている
か見てみたい」と思ったお客様が製造現場に来られたとき失望させ
ない製造管理が出来ていますか。
 古い工場でも京都のお寺のように磨き込まれていればお客様は清
潔感を感じるのです。
 「磨き込まれた製造現場」
 「コミュニケーションの出来る従業員」
 これが売り上げを上げるキーワードだと思っています。

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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