========================================食品工場長の仕事とは===

    仕入れ品のロット区分について


先日のお話「金属異物を防ぐために」にメールを頂きました。

http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/kinnzoku1.htm

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以前、ユニフォームの衛生管理で意見させていただいたものです。

さて、「金属異物混入を防ぐために」の中で「ホチキスの使用で、気をつけなくては

いけないのは、仕入れ業者の伝票等についてくるホチキスです。」とのコメントに対

して意見ですが、、、。

以前、取引先の食品工場さまから同じような事を要望され、困った事がありました。

当社の納品書は、ユニフォームのクリーニングした納品数を記載しているのですが、

お客さまから「部署別に納品書を発行してほしい」と要望され、毎回10数枚発行お

り、間違わないようにとクリップ(もしくはホッチキス)を使用しておりました。文

具屋・ホームセンターなど色色相談しましたが良い物がなく、何気に事務所にあった

「通販(オフィスによくある電話帳サイズの)カタログ」を見ていたところ「これだ

!!」とバッチリの物を見つけ、直に購入しました。「パーパーファスナー」と言っ

て、紙でホッチキスの代用ができる優れ物です(沢山は閉じれませんが)。

当社では、それ以降、全ての顧客に対し、複数の紙は「ペーパーファスナー」を使用

し、お客様から「細かいところにまで気がつく業者」として多数おほめ頂いておりま

す。

今となっては「あたりまえ」の事なんですが、食品工場に出入りする業者は特に気を

つける(気を使う)べきですね。

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先日のお話、「物理的危害を防止する方法について」

http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/butuibutu8.htm

 

でも、食品工場に納品するときに大きなヒントがあります。例えば皆さんが、スーパー

で購入される刺身を考えてみてください。皆さんの工場でも小袋のたれを外部から

購入されて使われることがあると思います。特に、小袋物は賞味期限も長いため

物流は共配の路線便で納品されることが多いと思います。路線便には色々な物

が載っているので、工場に納品するとき、現場に持ち込むときには、外装を取り除いた

方がいいです。

ここで、ホチキスのお話を思い出してください。次工程はお客様という言葉があります。

次工程、すなわちあなたが、次の食品工場に納品するとき、あなたの工場のたれに

ちょっとした工夫をしてみてください。それが差別化になります。

 

1 外側の段ボールを二重にする。

2 内袋を使いやすい単位で包装する。

ちょっとした工夫を、さらにお話しします。

 

1 外側の段ボールを二重にする。

  ・入荷の時に入荷日を記入できるように枠を印刷しておく

  ・冷蔵庫に積んだときに、日付が見やすいように二カ所以上記入しておく

  ・原材料倉庫から、現場に運ぶときに内袋が直ぐに取り出しやすい。

 

2 内袋を使いやすい単位で包装する。

  ・内袋にも日付を入れておく

  ・内袋は異物混入したときに解りやすいように、透明では無く混入したとき

  ・見つけやすい色を付けておく

  ・内袋の入り数は、相手のロットの数に合わせておく

 

あなたの工場の製品から、他社に変更したときに、現場の実際使われている方から

使いづらいので元の製品に戻してほしいと声がでると最高です。

相手の立場、次工程の事を考えるとまだまだ工夫することはあります。

そんな商品を目指しませんか。

 

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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