毛髪混入を防ぐために作業着から考えて


先日の 毛髪混入についてのお話に 読者の方から コメントを頂きました

http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/mouhatu7.htm

このコメントは 目から鱗のコメントです 皆さん 是非参考にしてみてください

作業着は消耗品と思っていても 破け無ければ 使用する そう考えている

工場も多いと 思います この読者の方のコメントの様に 消耗品として

考えなきゃいけませんね 

皆さんと メルマガで お話ししていると 本当に 勉強になります

皆さんも 気が付いた点 ありましたら 色々 教えてください お願いします

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以前、投稿させていただきましたユニフォーム衛生管理会社の○○です。

前回の投稿に対し貴重なご意見誠にありがとうございました。

さて「毛髪混入」でお困りのご意見拝見いたしました。

私の個人的な意見を述べさせていただきます。

私は以前ユニフォームレンタルの会社に10年間勤務し、その間同じような事が

何度かありました。

つまり「毛髪混入はユニフォームで防ぐ」。これがレンタル会社時代の

セールストークで、頭巾タイプ、体毛落下防止作業服など。

しかし、いくらユニフォームで物理的な対策をしても限界があります。

 

なぜか。

それは、クリーニングによるユニフォームの消耗が一つの要因と思われます。

食品工場さまの多くはポリエステル混率の高いユニフォームを採用されています。

これは

 

1 綿の比率が高いと綿繊維が抜け落ち、異物混入に繋がる

2 綿の比率が高いとクリーニングによる消耗が早く、商品の交換コストがかかる

3 繊維メーカーの努力により、ポリエステルの価格が下がったため等。

 

しかしここで大きな問題が起こります。

ポリエステルは消耗しても抜け落ちない=ピリング(毛玉状のもの)が

発生し、そこに毛髪等が引っ掛かり、ローラーでは取れない。

 

これが、「ローラー掛けをしたのに」「きちっと教育しているのに」毛髪混入が

絶えない一つの理由です。

 

まず家庭洗濯をしている場合、ユニフォーム(作業帽・作業衣)以外の衣服

(子供服・下着・金具付の衣服等)と一緒に洗っているのが現状です。

これにより、繊維が擦れ、損耗し、ピリングが起こります。

よくセーターを洗うと毛玉ができますよね。これがピリングです。

 

またクリーニング会社(レンタル会社)は、基本的(?)に同一洗いを

しますが、高温で洗ったり、強力な洗剤を投入しますので、損耗が激しく、

家庭洗濯とほぼ同じ状態(少しは良いかも)です。

 

つまりピリングは物理的に起こってしまうものなのです。

 

ではどうすればよいか?

 

商品が何回位洗えば損耗(ピリングが発生)するか、事前にテストし、

食品工場様で規定値(洗濯回数=商品交換時期)を作れば

今より毛髪混入が減るのではないでしょうか。

 

あくまでもユニフォームとクリーニングに関しての私の意見です。

 

ただ、「この帽子」が 「今」「洗濯何回目」かを担当者様がチェックしなければ

なりませんが。

 

この大きな問題(人・金・時間)をどう対処するか。

 

それが、ユニフォーム衛生管理会社のシステムで解決できるのですョ。

 

参考まで。

 

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