==================================食品工場の工場長の仕事とは==
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■■ セレウス菌について
■■■ 2008年11月27日発行
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おはようございます。河岸です。
まぐまぐからのお知らせが来ました。みなさん是非 投票をお願いします。
投票は下記からお願いします。
http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/
『食品工場の工場長の仕事(マガジンID:0000100977) 』が、
弊社サイトでただいま開催しております『まぐまぐ大賞2008』の
【教育・研究部門】にノミネートされましたので、ご連絡いたします。
『まぐまぐ大賞2008』は、今年最も輝いたメールマガジンを
読者さんの推薦と投票により決定する、年末恒例のビッグイベントです!
11/12より、メルマガ読者のみなさんに
“今年もっともおもしろかったメルマガ”をご推薦いただきました。
その後、弊社スタッフによる第一次審査を行い、
ノミネートメルマガとして選ばれております。
大賞、各賞は 、11/26から12/8(18:00)までの、読者さんからの投票で
決定いたします。メルマガの読者さんにもぜひお知らせください。
『まぐまぐ大賞2008』については以下をご覧ください。
http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/
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セレウス菌について
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土壌などの自然界に広く分布しています。
特に米を始め穀物に多くついている菌です。菌名も穀物(シリアル)が菌種名
(セレウス)の由来とされています。
通常の加熱した状態では、食材にセレウス菌は残っていると考えられます。
セレウス菌は少量摂取しても決して食中毒にはかかることはなく、食中毒を起こ
すためには必ず、食品中でおびただしく増殖することが必要です。
セレウス菌を原因とした食中毒の件数としては、少ないのですが、食中毒を防
ぐための基本動作が、セレウス菌の食中毒を防ぐ事になります。
セレウス菌を防ぐ基本動作
惣菜、弁当などを調理する時に一日分を大量に調理してしまい、室温で放置
するとセレウス菌中毒の危険性が出てきます。
セレウス菌は十℃から四五℃で増殖します。十℃以下で保管が可能な食品は、
調理後すぐに冷蔵庫で保管することが必要です。低温保管が出来ない場合は、
四時間をめどに使用し、販売後はすぐに食べていただくようにします。
特にチャーハンなどを造る場合は食材を加工してから調理するまでの時間を
短くします。チャーハンに卵を入れるときは、殻付き卵は新鮮な物を使用し、冷
蔵保管しておくことが必要です。
炊飯後、米飯はすばやく高温(50℃以上)に保ったまま保管します。または冷
却して保存します。米飯を放冷する時は、小分けをするか、清潔な容器に移し、
できるだけ早く温度を下げることが必要です。
ご飯を炊いた後も管理状態が悪ければ、細菌が増殖することを知識として知ら
なくてはなりません。
コンビニストアーのお弁当用のご飯は、炊飯後に真空冷却機などを使用して、
一気に温度を下げて保管しています。
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三つ星昇格の料理店、瓶詰を自主回収 セレウス菌検出
2008年11月24日22時49分 朝日新聞より
18日に発表された「ミシュランガイド東京」の09年版で前年の二つ星から三
つ星になった日本料理店「神楽坂石かわ」(東京)が、「漬善商店」(大阪)に製
造を委託し、都内の百貨店で販売していた「黒豆瓶詰」から、食中毒などを起こ
すセレウス菌が検出され、自主回収を始めた。今のところ健康被害の報告はな
いという。
石かわによると、回収対象は「神楽坂石かわ 黒豆瓶詰230g」の賞味期限が
12月30日、31日、来年1月1日の商品。10月29日〜11月2日に72本が販
売された。
11月3日、石かわ側が一部の商品の中身が白濁していることに気付き、販売
を中止。製造元が保健所に届けたところ、セレウス菌が検出された。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。