=================================食品安全教育研究所発行=
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■■　　　洗浄と殺菌
■■■　　　　　　　　　　　　　　　　　　2018年7月15日発行　
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おはようございます。河岸です。
　お客様が加熱など、調理せずに直接口にされる食品を製造する
調理器具、備品は、洗浄だけで無く、殺菌が必要になります。
　殺菌はアルコールをスプレーでかけるだけで無く、しっかり加
熱するなどの、殺菌出来たという理屈のある殺菌工程が必要です。

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　洗浄と殺菌
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必ず分解すること

　家庭の台所で使用しているハサミでも分解できる物があります。
　使用後に洗浄するときに必ず二本に分解して洗浄するか、分解
せずに洗浄するか方法があります。
　毎日分解して洗浄する方と、分解しないで洗浄する方では一ヶ
月も使用するとハサミの汚れ具合が異なって来ます。
　お茶を毎日水筒に入れて持って歩いているとします。
　家に帰って来て水筒を洗うときに、水筒の中を水ですすぐだけ
の方法と、洗剤を付けた試験管を洗う様なブラシで洗う方法があ
ります。
　一年後に水筒の中を見てみると茶渋などの汚れの付き方に大き
な差が出てくると思います。
　ハサミは分解して洗う事、水筒は、洗剤を付けたブラシで洗う
事が衛生を保つ為には必要なのです。
　ペットボトルを再利用する時に中身を出し切って水道水で洗う
だけか、洗剤を使用していて洗うか、みなさんは再利用する時に
どうしますか。
　水筒なども必ず洗剤を使用して洗うことが必要なのです。
　水ですすいだだけでは汚れを綺麗に落とすことはできないので
す。

　
殺菌を行うか

　家庭のまな板を考えて見ます。
　一般の家庭でも生肉を切るまな板と、サラダで食べるキャベツ
の千切りを切るまな板は区分していると思います。
　サラダ用のまな板の衛生をレベルは、生肉用のまな板の衛生レ
ベルより高くないとならないはずです。
　サラダ用のまな板は、使用後に洗剤で洗ってすすぐだけではな
く、殺菌を行うことが必要です。
　殺菌とは洗剤を使用して洗浄した後でも残っている細菌を確実
に殺す事が出来る方法の事をいいます。
　殺菌方法としては、６０度３０分以上の加熱をする方法、塩素
液につける方法が家庭では一般的です。
　熱湯をかける方法をとっている方もいると思います。
　家庭で使用する物でも必ず殺菌して使用して居る物があります。
　赤ちゃんに使用する哺乳瓶です。哺乳瓶は洗剤で洗浄した後必
ずお湯で殺菌してから使用します。
　細菌に対して抵抗力の無い赤ちゃんに使用する物は殺菌を行う
はずです。
　食品工場で使用する備品でも生食に使用する備品は洗浄のあと
殺菌してから使用する事が大切なのです。

　洗浄する事と殺菌をする事は異なるのです。

　
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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