==================================食品工場の工場長の仕事とは==

■■    静電気防止について

■■■                            2010年2月21日発行 

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おはようございます。河岸です。

 ツイッターを始めました。皆さんツイッターで食の問題を一緒に考えて見ませ

んか。

 食わず嫌いでは無く、是非試して見てください。

 ツイッターやっています。https://twitter.com/ja8mrx

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今週のお勧めの本です。

ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28)

畝山 智香子 (著)

食の安全とは

 日本では残留農薬が基準の二倍の値が検出されたからと言って野菜

などを回収、廃棄します。

 回収することが本当に正しいのか。

 では世界の常識はどうなのか。

 食べることのできる食品を廃棄することが本当に正しいのか。

 では、基準値とされる値はどのように決められているのか。

 基準値の二倍の食品を食べたらどんな影響が体にでるのか。

 発がん性のある食べ物とは何か。

 国立医薬品食品衛生研究所の研究官の方がわかりやすく解説してい

ます。

 食に携わるすべての方にお勧めです。

http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4759813284

★5個です。

 

・食品工場の参考になる本  

   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102

・中食・外食で参考になる本 

   http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22

  

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 静電気防止について

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簡単な設備で防止できます

 セルフスタンドでガソリンを入れるときに、始めに触れてくださいと書いて

ある設備があります。

 静電気除去装置に触れてから給油を始めてくださいと書いてあると思い

ます。

 ガソリンの給油ノズルを握る前に、私たちの体の中に溜まっている静電気

を逃がすための装置に触れてから給油するように注意書きがあります。

 体に溜まった静電気が給油中のガソリンと反応して爆発するのを防ぐため

です。

 特に、冬の季節は空気が乾燥し静電気が発生しやすくなります。

 寒くなると私たちの服装も静電気が発生しやすいものを着る機会が増える

ので、静電気防止を真剣に考える必要のある季節だと思います。

 

工場でも静電気を除去する必要があります

 クレームの中で毛髪混入で悩んでいる工場も多いと思います。

 毛髪混入であらゆる手を尽くしてもクレームが減らないと言っている工場は

是非静電気の対策を打ってみてください。

 髪の毛が静電気によって包装機周辺に集まってしまい、床に落ちた髪の

毛がフイルムについて混入になった事例もあります。

 包装機の周囲をころころローラー(粘着シートの付いたローラー)でころころ

してみると他の場所より、髪の毛が多く付いたりしませんか。

 包装機のアースはしっかりとっていますか。

 従業員の方が作業着に着替えた後、ガソリンスタンドなどあるよな静電気

帽子の設備で除電することが大切です。

 静電気を除電する設備はエアーシャワーの中に取り付けるタイプのものも

あります。

 また、暖簾式のひも状のものも市販されています。

 従業員由来の静電気をまず取り除いてみてください

 

包装材料も除電します

 包装室にフイルム、トレイなどを持ち込むときに、物流用の段ボールを外

して包装室に持ち込むと思います。

 包装室に持ち込む前に暖簾式の静電気除去装置などで静電気を除去し

て持ち込むようにします。

 静電気を帯びたフイルムが床に落ちている髪の毛を拾ってしまうのです。

 

静電気を管理することで毛髪混入を防ぐ事が出来るのです。

 

 

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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「スーパーの裏側」

「食品販売の衛生と危機管理がよ~くわかる本 」

「食品工場の衛生と危機管理がよ〜くわかる本」

『“食の安全”はどこまで信用できるのか 現場から見た品質管理の真実』 

『ビジュアル図解 食品工場の点検と監査 』

『ビジュアル図解 食品工場の品質管理』 

『ビジュアル図解 食品工場のしくみ』

 

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