・食品工場の参考になる本　　
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・中食・外食で参考になる本　
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　発生前の虫対策は出来ていますか　
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ペストが活動する前に殺虫工事を実施します。

　4月は外気温が上がってきます。工場のペストコントロー
ルはペストが動き出す前に処理を行うのが基本です。
　外気温が上がってきますとペストが活動をしますので、活
動を行う前に処理が必要です。処理するところは、工場の敷
地内、事務所、ロッカー、工場の作業場内の大きく三箇所に
なります。ペストを見かける前に事前に行うことが大切なの
です。

敷地内の処理について

　工場敷地内にある水たまりになる可能性の有るところはこ
の時期に片付けを行います。物流に使用するパレット、マテ
ハンの機材が外に放置されていると水たまりが出来、ペスト
の巣になります。
　小さな水たまりが発生源になる可能性がありますので、空
き缶などが落ちているかどうかも点検を行います。冬の間に
落ちて溜まっている落ち葉が軒したの樋などにたまっている
場合がありますので、暖かかくなる前に処理を行っておきま
す。

　
事務所、更衣室などの殺虫対策について

　事務所、更衣室でゴキブリが大量発生する場合があります。
特に更衣室は常に室温管理がされているので、ゴキブリには
住みやすい環境になります。更衣室に食べ物を持ち込み、食
べかすがロッカーの下などに落ちてしまえば、ゴキブリの巣
になってしまいます。食品工場の中では殺虫剤は使用しない
のが基本ですが、更衣室、事務所ではゴキブリが一匹でも見
かけた場合は、大掃除を行います。しかし、更衣室であれば
ベイト剤を打つことも予防策としての効果があります。書庫、
ロッカーの裏などのゴキブリの発生の可能性が有るところは
ベイト剤を打ちます。事務所で書類等を保管する場合に工場
で使用したダンボールを再利用する場合が有りますが、段ボ
ールの中芯のなみなみの所はゴキブリの巣になる可能性があ
りますので、長期保管する書類を入れる段ボールは新品のも
のを使用する必要があります。

工場内の殺虫対策について

　工場内は毎月、生息調査を行っていると思いますので、特
に対策は必要有りません。
　但し、4月は、工場のユーティリティーの有るボイラー室、
ポンプ室などの清掃殺虫工事が必要になります。ボイラー室、
ポンプ室は外部に向かってドアが付いています。
　ドアの下部、空気取りなどの隙間からペストが侵入する可
能性はありませんか。
　ボイラー室などの照明を全て付けて、夜に工場の外から光
が漏れていないか、隙間が無いかを確認します。外部に向か
って開いているドアは通常は鍵をして外部者の侵入の防止を
していると思います。
　虫の侵入は光が漏れて隙間があれば侵入してきますので、
是非この確認が必要になります。
　ボイラー室などは、ゴキブリの発生が認められた場合はベ
イト剤を打つことが発生を抑える事が出来ます。食品加工を
行っていない部屋で、殺虫剤の使用を検討している場合は、
4月に施工することが必要になります。

　　　発生前に施工を行うことが大切です。　

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。