=================================食品安全教育研究所発行=

■■  再発防止策の効果判定について
■■■                  2016年4月23日発行 
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
おはようございます。河岸です。
●品質管理についての教科書になります。是非、新人教育に
活用してみませんか
 他社の失敗から学び想定外をなくす
「図解 食品工場の基本とリスク管理」
 アマゾンから発売されました。
 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4820749838
目次などは
 http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/risukukann34.htm
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●私、河岸宏和の最新刊
「図解入門ビジネス最新食品工場の衛生管理がよくわかる本」
アマゾンから予約出来ます。
 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4798045632

・食品工場で便利な備品
 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22?_encoding=UTF8&node=16


 青いラップなど便利な備品です。

・食品工場の参考になる本  
   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102


・中食・外食で参考になる本 
   http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
====================================================
★☆ ====================
 再発防止策の効果判定について
===========================
同じクレームを繰り返さないために

 クレームが発生すると、とかく担当者だけ
の性にしてしまいます。
 担当者は、「チェックする時間は無い」と
か、「機械が古いからしょうがない」とか、
「その日は担当が休みだったので他の人が作
業した」等といいわけをしてしまいます。
 一つの例で考えてみます。「レトルト殺菌
の商品が膨れていた」というクレームで対応
策を考えてみます。レトルト商品が膨らむの
は、殺菌不足、殺菌していない場合が考えら
れます。未殺菌の商品を殺菌した物と考えて
そのまま出荷してしまったという場合がこれ
に当たります。

 

●短期、中期、長期を明確に
 再発防止策を考えるときに、直ぐ出来るこ
と、中期で出来ること、長期で出来ることに
分けて考えます。それ以上時間がかかるとき
は、工場を新設するときのアイデアに取って
おいた方が、いいと思います。直ぐ出来るこ
とを考えてみます。
 チェック表を殺菌担当者と包装担当者の相
互チェックをするようにする。いままで一人
で行っていたチェックを工程の前後の担当者
で、チェックし合うのが一番早い対応です。
 一週間以内で出来ることを考えます。殺菌
することによって、色が変化するか、物性の
変化する荷札を台車に付けます。その荷札が
変化していれば、殺菌が済んでいることにな
ります。
 長期で考える場合は、包材に殺菌が済めば、
色が変化する包材を使用することです。そう
することに依って一パック一パックの殺菌さ
れていることが確認できるようになります。
 新工場での改善を考えるときは、殺菌前の
台車をおく場所と、殺菌後の台車をおく場所
が、一緒にならないように工場の製品の流れ
で置き場所が確保できるように設計します。 

点検のポイント
1 クレームの原因をミスした従業員だけの
  性にしていないか
2 直ぐに対応出来ることを48時間以内にお
  こなっているか
3 中期、長期の計画を立てているか

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

ご意見はこちらから

工場長の仕事TOPへ

Twitter http://twitter.com/ja8mrx

facebook  http://www.facebook.com/ja8mrx

河岸宏和(かわぎしひろかず)の本が揃っています。