==================================食品安全教育研究所発行=

■■  労災管理について
■■■                  2015年12月13日発行 
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おはようございます。河岸です。
●セミナーの案内です
 私も講師を務めます。
毛髪・カビ・虫の混入対策と再発防止
平成28年2月8日(月) 10:00〜17:10
於 東京
 http://www.gijutu.co.jp/doc/s_602116.htm
 講師割引があります。↓↓↓↓
 http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/602116kabi.pdf

●河岸です。本の紹介です。
「工場における“虫”侵入・発生防止対策」
 私は書いていませんが、実践向きの一冊です。
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 本書は防虫対策の作成やチェックの際の重要な参考資料
となります。
 多種多様な工場への侵入虫・発生虫の生態や侵入経路、
発生原因を、写真を掲載しながら解説。また、防虫対策を
意識した工場の設計、管理や従業員教育のコツの章も設け
た、「虫事典」+「参考書」の意味を持つトータルの対策
指南書で、購読者からも、好評価をいただいております。
 http://www.gijutu.co.jp/doc/b_1836.htm
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●異物防止セミナーの案内です。
私、河岸宏和が講師を務めます。
食品製造工場における各種異物の混入防止/原因究明/発生時の対処法
2016年03月25日(金)12:30〜16:30
主催(株)R&D支援センター
食品工場でさけては通れない、異物混入などのクレームの防止策、
従業員教育に関して、実例を元に細かく解説します。
従業員教育に直ぐに使える内容を説明します。
申し込みは https://www.rdsc.co.jp/seminar/160325
講師割引があります。
 http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/2016maributu.pdf


●私、河岸宏和の新刊の案内です。
「激安食品が30年後の日本を滅ぼす! 」
 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4777815773
 是非、読んでみてください。
 30年後の参考になるように書いています。

・食品工場で便利な備品
 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22?_encoding=UTF8&node=16
 青いラップなど便利な備品です。

・食品工場の参考になる本  
   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本 
   http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
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 労災管理について
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●安全管理は最優先事項

 クレームよりも労災防止を優先して考えるべきと私は
思っています。
 「床がぬれていて滑って腰骨を折ってしまった」、
「機械に挟まって指を切断して
しまった」、「機械に挟まって腕を落としてしまった」、
「通勤途上の交通事故で亡くなってしまった」、「フォ
ークリフトがプラットホームから落ちて足を折ってしま
った」、「荷下ろしの時、台車に挟まって足を折ってし
まった」どの事故も私が経験した大きな事故です。
 例えば両手でスイッチを入れないと動かない機械を入
れたのでもう指を挟む事故は起きないとします。新しい
機械を入れても現場では手直しが必要と言うことで、片
手で両方のボタンが押せるように工夫をしてしまう事が
あります。安全装置のセンサーに安全カバーを外しても
機械が動くように工夫をしている現場をよく見ます。
 安全装置を工夫して、安全装置が機能しないようにす
ることを生産性が上がっても、認めてはいけないのです。


●意識改革を進めるために

1 事故を予見する。実際の事故を記録する。
 安全衛生委員会のメンバーで安全パトロールをして事
故を予見する。実際の小さな事故もすべて記録する。こ
の地道な努力でデーターを集めます。どんな小さな事故
も記録し、顕在化させることが大切です。

 

2 予見した事故、実際の事故を反省して予防策を考える。
 予算が無いから無いもできない。とよく聞きますが、お
金が無くてもできることを工夫する。その知恵を出すこと
が大切です。

3 予防策を実行する。
 知恵の結果を実践してみます。実際に現場で働く方との
意見交換が大切です。

 

4 予防策の結果を検証する。

  予防策が本当に効果があるか検証します。毎週、毎月、
しつこくしつこく検証する事が大切です。

点検のポイント
1 小さな事故、労災にならない事故も記録しているか
2 安全パトロールを実施し、不安全行為を把握しているか
3 予防策の検証を行っているか

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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