==================================食品安全教育研究所発行=
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■■ 労災を防ぐ原理原則
■■■ 2016年2月14日発行
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おはようございます。河岸です。
お客様のクレームを出さない事よりも労災を出さない事を
優先すべきことと考えています。従業員の安全を守れない工
場は品質管理も出来ないと私は思っています。
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●異物防止セミナーの案内です。
私、河岸宏和が講師を務めます。
食品製造工場における各種異物の混入防止/原因究明/発生時の対処法
2016年03月25日(金)12:30〜16:30
主催(株)R&D支援センター
食品工場でさけては通れない、異物混入などのクレームの防止策、
従業員教育に関して、実例を元に細かく解説します。
従業員教育に直ぐに使える内容を説明します。
申し込みは https://www.rdsc.co.jp/seminar/160325
講師割引があります。
http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/2016maributu.pdf
・食品工場で便利な備品
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青いラップなど便利な備品です。
・食品工場の参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
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労災を防ぐ原理原則
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見回りパトロールを行っているか
私は、労災はクレームより優先して対応すべき
事項と思っています。
労災を防ぐために、従業員教育でKYT教育を行
い、現場からの提案を確実に実施していても、思
わないところで労災は起きてしまいます。労災を
防ぐには、経験豊富な方と、実際に現場を定期的
にパトロールする事が大切です。マニュアルに頼
ることなく、経験が生きるのが現場でのパトロー
ルです。不安全行為、不安全な場所を見かけた場
合は、写真を撮り、ミーティングを行い、直ぐに
改善出来ること、時間が掛かる事と区分し、改善
を行います。
毎月定期的に行う事で、改善されていないとこ
ろも明確になります。何故、改善が進んでいない
かを責任者は常に自己チェックすべきです。
労災が発生したときの準備
・応急処置ができる設備
怪我をした場合に、応急処置が出来る場所、担
架、道具、救急箱が必要です。薬は賞味期限があ
ります。使うときに期限切れが無いように定期的
に点検が必要です。指が切断された場合は、綺麗
な袋と氷が必要です。慌てないように目に付くと
ころに準備します。
・けが人を受け入れてくれる病院
工場の周りで指を切断したら治療できる病院は
どこですか、脳梗塞で倒れたら、対応出来る病院
は何処ですか、早朝に怪我をしたら何処に運びま
すか。救急車を呼ぶまでも無い怪我の場合には病
院に搬送する必要があります。住所を掲示してお
くだけでなく、運転する方が、迷わずに病院まで
いけるかどうか確認が必要です。
・家族に連絡が取れるか
個人情報保護法が施行されてから、従業員の家
の電話番号などの取扱が難しくなりました。しか
し、工場で怪我などをしたときに連絡する所をリ
ストアップし、保管しておく必要があります。
点検のポイント
1 KYT教育が定期的に行われ、記録があるか
2 安全パトロールが定期的に行われ、記録があるか
3 労災が発生したときの対応手順が明確になっているか
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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