==================================食品工場の工場長の仕事とは==
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■■ ペンキの使用について
■■■ 2009年12月20日発行
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おはようございます。河岸です。
12月になって通勤電車が乱れる日が多くなっています。ほとんどが人身
事故とアナウンスが入ります。
自殺しないでもいいような世の中にするためにはどうしたらいいんでしょう
か。それぞれの立場で考えて見る必要があるとおもいませんか。
日経BPネットの連載です。是非コメントも残してください。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090430/150091/
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今週のお勧めの本です。
チーズのソムリエになる―基礎から学ぶチーズサービスの仕事 (単行本)
久保田 敬子 (著)
美味しくチーズを食べるために
チーズソムリエの基本が書いてあります。
レストランにコーズ料理を食べに行くとトレイにチーズを載せて来る方が
います。
ワインを飲んでいると最後に「チーズはいかがですか」と聞いてくるレ
トランもあります。
チーズは季節、乳の種類、生産国によって味が異なります。
様々なチーズの基本的な味、特徴が非常に分かり易く纏められていま
す。
チーズソムリエを目指す方だけでなく、チーズを美味しく食べたい方に
お勧めの本です。
http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22/detail/4388060097
★5個です。
・食品工場の参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
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ペンキの使用について
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読者の方から質問をいただきました。
メールアドレスの記載の無い方もいますが、出来れば直接連絡します
ので是非アドレスも残してください。
質問の有る方はメルマガのアドレスにそのまま返信して頂ければ、長文
でも添付ファイルでも送れますので是非、メールしてみてください。
お待ちしています。
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菓子工場の品質管理を担当しております。
質問を1つ聞きたい点がございます。
工場のラインは昔の機械の為、ペンキ剥がれがある機械がございます。
ステンレスの機械に変えずに異物混入防止できる方法お教え下さい。
ペンキ剥がれを削って、錆止めを塗る方法だと、錆止めの剥がれがまた
心配になります。
また機械は曲線になっている箇所もあり、ただ、機械にステンレス板を
貼るということができない箇所がございます。
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ペンキは使用しないこと
数十年前の工場では、工場視察などでお客さんがくると、目に付くところ
をペンキで塗る習慣がありました。
私が働いていた工場は、JRの駅から見えるところに有ったので、予算が
付けば常にペンキをJRの駅から見える方の壁だけを塗っていました。
しかし、ペンキは塗っても時間が経つと色があせてきます。色あせるだけ
でなく、壁、天井に塗ったペンキは、はがれ落ち異物混入の原因になって
しまいます。
これから新設する工場は、壁、天井を含めペンキによる仕上げは行わな
いほうがいいと思います。
生産設備はどうしたらいいのか
では、質問者の様に古い生産設備の場合はどうしたらいいのでしょうか。
ステンレス仕様のペンキを使用していないものに買い換える。買い換え
る事が出来れば質問はこないと思います。
但し、何時か老朽化して買い換える時は必ずペンキを使用していないも
のに更新することが大切だと思います。
では、どうしたらいいのでしょうか。まず、生産設備の仕組みを良く見ま
す。生産設備のペンキがもし剥がれてしまった場合、どんな危害になるか
考えます。設備からはがれたペンキがどのようなルートを経て、製品に混
入するか考えます。
ペンキを使用していても、製品に混入しなければいいのです。
混入する可能性のあるところだけ、混入しないようにステンレスのカバー
をつける事でペンキによる危害を防ぐ事ができると思います。
天井の張りで考えて見ます。天井の張りにペンキが使われていたとしま
す。ペンキを塗らないと錆びてしまいます。ペンキを塗るとペンキが剥がれ
て異物混入の可能性が残ります。
天井の張りの下にテントのように更に天井を設置することで、ペンキは
がれの危害を防ぐ事ができます。
質問者の生産設備も、製品にはがれたペンキが混入しないように、ス
テンレスでカバーが出来ないか是非検討をしてみてください。
写真を送付していただければ、アイデアのヒントは出せると思います。
工場の中にテントを張って異物混入を防止します。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。