========================================食品工場長の仕事とは===
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ー新人教育ー PDCAサイクルで仕事の改善■■■ 2008年8月24日発行
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おはようございます。河岸です。
メルマガ専用の質問ボックスを設けました。返事の欲しい方はメールアドレスを
入れてください。
匿名でもいいので皆さんのご意見をお待ちしています。
http://form.mag2.com/soukoumear
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講演の案内です。
講師 5人の講演です。参加費が5,000円の予定です。
人数に制限がありますので、参加希望の方は早めにfaxで問い合わせを
お願いします。
開催日時 2008年11月12日(水) 9:50〜16:50 一日で5000円です。
会 場 東京ビッグサイト会議棟
講師 河岸宏和 15:10〜16:20
「何故、食品偽装は繰り返されるのか?」
・市場からみた食品偽装の本質とは?何故、産地偽装、賞味期限の偽装が
無ならないのか、どうすれば安心、安全な食品を手に入れることが出来るのか。
富士火災海上保険株式会社 リスクマネジメントサービス部 企画グループ
(担当:齋藤・菅沼・茂木)
104-8122 東京都中央区銀座2-12-18
TEL 03-5550-5174 FAX 03-5550-5284
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今週のお勧めの本です。
「いただきます」を忘れた日本人 食べ方が磨く品性 著 小倉 朋子 (著)
食べ方は生き方の鏡なのです。
人間の体は7年間で入れ替わると言われています。人間の体は何で出来て
いるのか、もちろん食べ物で人間の体は出来ています。
著者の小倉さんの伝えてくれる、「生き方の鏡」はまさしくその通りだと思い
ます。
おでんのこんにゃくを食べるときに何故、箸を突き刺して食べてはいけない
のか。
箸を上手に使えない子供、特に大人になっても、箸を上手に使って食べるこ
との出来ない人に、箸の使い方を教えなければならないのか、答えは、食べ
ると言うことは、心の問題、生き方の問題として、食をとらえることが必要という
著者のメッセージにすべてが表現されていると思います。
自分の人生を素敵な人生にするためにも是非一読されることをお勧めします。
http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22/detail/4048672878/250-9410607-9921013
ブランド再生工場―間違いだらけのブランディングを正す 関橋 英作 (著)
本来のブランディングが学べます
日本の経済、日本の物作りが何か違う方向に進んでいるような気がするの
は私だけでしょうか。日本経済のすばらしさは、丁寧な物作り、必要以上は
作らない、使う人が喜ぶものを作る、この3点だと思います。
この3点の考え方が有ったからこそ、世界で250年以上続いている企業の
66%は日本の企業と著者は伝えてくれます。
キットカットが何故、大ヒットになったか、この素朴な疑問がブランディングの
すべてと著者は語ります。
しかし、何がヒットに繋がるか誰が大好きになった物を人に薦めてくれるか
人に薦めてくれた人の小さな一言が大ヒットに結びついた「セカチュウー」の
事例などブランディングの基本が学べる一冊です。
物を売る方にお勧めです。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/482755045X/250-9410607-9921013
学校崩壊と理不尽クレーム (集英社新書 455E) 嶋崎 政男 (著)
「でっちあげ」は本当にありそうです。
福田ますみさんが書かれた「でっちあげ」と言う本があります。学校の教師を
殺人教師として、事件をでっちあげた内容が詳しく書いてあります。
「でっちあげ」に書かれている内容が、決して特殊な事でなく、いま日本の
教育の現場で毎日のように行われていることを感じさせてくれる一冊です。
親が教師にクレームを付けるときは、「三種の神器」(議員、人権および法曹
関係者、マスコミ関係者)をそろえて来るそうです。
教材費を払わない、給食費を払わない、修学旅行費を払わない親に対し
ては、子供を修学旅行に行かせない、教材を渡さない等の判断が必要に
なってきているような気がします。
修学旅行のお金を払わない事は、行かないこととしては何故いけないのか
真剣に議論する時期になったような気がします。
小中学校に子供を通わせている方は是非読んでください。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4087204553/250-9410607-9921013
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PDCAサイクルで仕事の改善
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PDCAサイクルとは
PDCAサイクル(PDCA cycle / plan-do-check-act cycle)とは、工場管理の
典型的なマネジメントサイクルの1つで、Plan(目標を決める)、Do(実行する)、
Check(結果を確認する)、Action(処理する)のプロセスを順に実施する事です。
最後のActionではCheckの結果から、最初のPlanをそのまま実行するか変更
するかをよく考えて次のPlanに結び付けます。
このらせん状のプロセスによって、品質の維持・向上および継続的な業務改善
活動を推進するマネジメント手法がPDCAサイクルになります。
PDCAサイクルで仕事を見直す
PDCAのサイクルを回します。まず、達成する目標を決めます。何時までに達
成するか。どのくらいの目標を達成するかそれぞれ数値目標を明確にします。
製造で発生する不良品を現在よりも20%削減を一年後までに行います。と明
確にする必要があります。
PDCAサイクルを回しながらこの坂道を登って行くことになります。まずPlan、
目標を決めます。そして具体的にどのような方法で行うか充分に検討します。
たとえば、テニスの試合に一年後出て必ず勝つと設定してみます。
Do、実行する前に実行する人たちに教育を行います。一緒に試合に出る人
に対して十分な教育を行います。教育をしないと、テニスの試合をするのにラケ
ットとボールを持たせて、練習すること無くいきなり試合に出るような物です。
そして実施してみます。Check、テニスの練習試合をしてみます。数字で結果
がでます。ファーストサーブがどのくらい決まったか、リターンのミスがどうだった
か、フォーメーションがどうだったか等、色々数字で結果が出ます。
Action、checkされた結果を見てaction即ち何を改善したらいいかを考えます。
そして練習が必要か、どんな練習が必要か充分に考えて、処置をします。サー
ブのミスが多ければサーブの練習を行うことになります。そしてまたPDCAの繰
り返しになります。
仕事の改善に活かすPDCA
まず改善に対する目標を設定します。そして目標を達成する期日を明確にします。
大切なことはこのサイクルを毎日回すことです。包装工程で発生する不良品を20
%削減する目標を立て、現状の不良率5.0%を4.0%にすると具体的な目標を立て
ました。
不良を減らす方法を関係者全員で考え方法を練習し、実践をしてみます。
そして不良率の数字を毎日把握し、反省し明日何をするか考えます。毎日数字
を出すことでPDCAのサイクルは回り坂を登るのです。
毎日毎日の繰り返しが大切になります。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。