========================================食品工場長の仕事とは===

■■    H5N1型鳥インフルエンザ、指定感染症に

■■■                            2006年4月16日発行 

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おはようございます。

河岸です。新聞報道では、どばとが死んだり、野鳥が大量に死んでいると報道

されています。鶏インフルエンザは、鶏が急激に死んでしまう病気なので、野鳥

といえども大量に死んでいれば、検査をする必要があります。今回の検査結果

は陰性との事ですが、家の周りで大量に野鳥が死んでいる場合は十分に注意

が必要になります。

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H5N1型鳥インフルエンザ、指定感染症に

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5N1型鳥インフルエンザ、指定感染症に

 鶏インフルエンザは様々な形があります。大腸菌もいろいろな種類があり、食

中毒で重傷になるのは157番目に発見された、O-157になります。同じように

鶏インフルエンザで注意が必要なのは、鶏が大量に死んでいくH5N1になります。

2004年に茨城で発生した鶏インフルエンザは、H5N2型になります。この鶏イン

フルエンザのH5N1型が指定感染症に指定されました。指定感染症とは、政令

で1年間に限定して指定された感染症です。既知の感染症のエボラ出血熱、ク

リミア・コンゴ出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱、SARS、天然痘、急性

灰白髄炎、コレラ、細菌性赤痢、ジフテリア、腸チフス、パラチフス、腸管出血性

大腸菌感染症などと同じような扱いになります。但し、まだ人から人の感染が

日本国内では、発症していないため、具体的な行動制限などはこれから議論す

ることになると思います。

 

何を参考に行動したらいいのか

 インターネット上では様々な情報があふれています。具体的に私たちは、新型

インフルエンザが、人から人に感染が始まった時に何をして、何に注意をしたらい

いかを教えてくれる本があります。475ページと非常に厚い本ですが、一気に読

んでしまえます。私は4時間程度で一気に読みました。インフルエンザで亡くなった

人をどう処理していくかなど、やらなければならないことを事細かく書いてあります。

様々な本が出ていますが、是非、「パンデミック」という言葉の原点に戻って読まれ

る事をお勧めします。

 

「史上最悪のインフルエンザ 忘れられたパンデミック」

A.W.クロスビー (著), 西村 秀一 (翻訳)

目次

第1部 スパニッシュ・インフルエンザ序論(大いなる影)

第2部 スパニッシュ・インフルエンザ第一波―1918年春・夏(インフルエンザウイル

    スの進撃 3か所同時感染爆発―アフリカ、ヨーロッパ、そしてアメリカ)

第3部 第二波および第三波(注目しはじめたアメリカ、スパニッシュ・インフルエンザ、

    合衆国全土を席巻 ほか)

第4部 測定、研究、結論、そして混乱(統計、定義、憶測サモアとアラスカ ほか)

第5部 結び(人の記憶というもの―その奇妙さについて)

 

−−−朝日新聞より−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

2006年04月14日10時11分

 新型インフルエンザへの変異が懸念されている鳥インフルエンザ(H5N1型)につ

いて、厚生労働省は14日、感染症法の「指定感染症」に指定し、感染者の強制入院

や就業制限などの措置がとれるようにすることを決めた。検疫法の「検疫感染症」にも

指定し、感染の疑いがある海外からの入国者らに対しても健康診断などを義務づける。

 厚労省は当初、新型インフルエンザ対策の行動計画で、人から人への小規模感染が

確認された時点での指定を考えていた。しかし、鳥から人への感染による死者が、今

年に入ってアジアから中近東にも拡大していることなどから前倒しした。

 感染者に対する具体的な措置の内容は、14日の厚生科学審議会感染症分科会で

議論。そのうえで政令で指定する。

 感染症法は、感染力や致死率などに応じて危険度が高い順に感染症を1〜5類に分類し、

患者らへの措置を定めている。H5N1型は4類に分類されていて強制入院などはできないが、

指定感染症に指定されると、1年の期限付きで1〜3類の規定が準用できる。必要に応じ、

指定の1年延長も可能だ。

 分科会に示された厚労省案では、「2類感染症」の規定を準用。H5N1型ウイルスが検出

された人を対象に、健康診断の勧告や強制入院、就業の制限などができる。一方で、感染者

が見つかった建物への立ち入り禁止や交通制限などより強い措置については、「人から人へ

の感染はまだ例外的」(担当者)として、盛り込まなかった。

 指定感染症への指定は、03年7月の新型肺炎SARS以来、2例目。

 

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私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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