==================================食品安全教育研究所発行=

■■  パッキンの管理について
■■■                  2015年10月31日発行 
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おはようございます。河岸です。
 現場で全てのパッキンを分解してみると、破損した物を
確認出来る場合があります。何時から破損しているか不明
の時は、発見した以前の市場にある製品を全て回収する必
要性が出てきます。
 みなさんの工場は毎日パッキンの確認を行っていますか。

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 パッキンの管理について
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組み立て時、分解時の点検が必要

 液状の製品、挽肉、すり身等の製品を製造するパイプラ
インには、液漏れを防ぐためにパッキン、Oリングなどが
使用されています。
 原料を搬送するためのモーター部分にもモーター専用の
パッキンが使用されています。パッキン類は使用している
内に劣化し、破損してしまう場合があります。組み立て時
に挟み込んでしまって破損する場合もあります。
 パッキン類は組み立て時に破損が無いか確認し、分解時
に破損が無いかの確認し記録が必要です。
 パッキン類の材質は、製品に混入した場合に発見しやす
い反対色にすべきです。白い製品なら赤色のパッキン、生
肉なら白色のパッキンになります。
 パッキン類が破損したときに、金属検出機で検出できる
ように、金属物資を練り込んだ物があるサイズは、金属検
出機で反応する物を使用すべきです。
 最近は、パイプラインでパッキンを使用しない物も出来
て来ています。破損しない、ステンレス製のパッキン、パ
ッキンを使用しないラインの組み立ても検討が必要です。

パッキン類の在庫管理
 洗浄時にパッキンが不足した場合直ぐに判明する置き場
所が必要です。
 数を数えるだけの管理では、勘違いがあるので、誰でも、
不足した場合に気がつく管理台を作成します。
 破損したパッキン類を交換するときには、交換記録が必
要です。
 少しの破損でも必ず交換し、新品のパッキンの出庫記録
をつけ、破損したパッキンは、記録表に貼付し、現物を保
管します。クレームがあった時にクレーム品と比較するた
めです。
 工場内で使用している、パッキン類はリスト化し、クレ
ームがあった時に直ぐに材質、色、大きさが比較出来る様
に準備が必要です。
 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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