==================================食品安全教育研究所発行=

■■  美味しい酢をえらぶために
■■■                  2014年11月8日発行 
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おはようございます。河岸です。
 ここ数回、今回以降のメルマガは、美味しい食材の考え方を配信して
行きます。みなさんの工場の製品が何故美味しいか、お客様から問い合
わせが有った時に同じように何時でも答える事ができますか。
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 美味しい酢をえらぶために
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醸造酢がお薦め

 一般にお酢と呼ばれているものは、穀類(米や麦な
ど)、果実(リンゴやブドウ)等の糖質を含む食材を
原料として、それをアルコール発酵させた後、酢酸発
酵させた液体調味料になります。主な成分は酢酸
(CH3COOH)です。
 お酢の種類は原料別にたくさんあり、穀物酢、米酢、
米黒酢、りんご酢など、その数は数百種に及ぶと言わ
れ、それぞれに味や香りも異なります。たとえば、す
っきりとした酸味が特徴の穀物酢、まろやかな酸味の
米酢、フルーティな酸味のりんご酢、コクのある酸味
の黒酢など、原料や製造方法の違いが各お酢の味や香
り といった特徴となって現れます。
 一括表示の名称の項目に合成酢とかいてある物は、
化学的に合成された、氷酢酸、酢液の希釈液に砂糖類、
酸味料、化学調味料などを加えて造られています。醸
造酢は穀類を発酵させ、味がなじむまでに時間が必要
な事に対して、合成酢は短期間で製造出来ます。
 短期間で出来るため、合成酢はつんと来る匂いを感
じてしまいます。
 外国のお酢の中では、フランスのワインビネガー、
アメリカのホワイトビネガー、イギリスのモルトビネ
ガー、イタリアのバルサミコ酢がポピュラーです。
 酢には塩分を感じなくする効果があります。塩分の
強すぎる塩から、筋子などに、酢を数滴たらすと美味
しく食べることができます。中華料理などで塩味を強
くを感じる時に酢を数滴たらすと塩味が感じなくなり
ます。
 酢は疲れた時にとると疲労回復に効くと言われてい
ます。お風呂上がりに自分の口に合う美味しい酢を数
滴たらしたソーダー水は1日の疲れをとってくれます。
是非、試してみてください。
 酢の一言;「酢(す)はなます ごぼうは田麩(たぶ)」
なますは酸味(酢)があってこそおいしくなり、同じ
ようにお麩(ふ)はゴボウがあってこそおいしくなり
ます。料理をつくるときに欠かせない組み合わせのこ
と。

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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