==================================食品安全教育研究所発行=

■■  オイルフェンスの正しい管理方法
■■■                  2015年12月26日発行 
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おはようございます。河岸です。
 年末年始、工場に人がいなくなった時の管理は考えていますか。
 悪意を持った方が、オイルタンクのバルブを開いてしまっても
重油などが工場外に漏れ出ることを防ぐ事ができていますか。
 是非、再確認してみてください。
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●セミナーの案内です
 私も講師を務めます。
毛髪・カビ・虫の混入対策と再発防止
〜食品/化粧品/医薬品工場〜

【第2部】食品安全教育研究所 代表 河岸宏和 氏

■ 開催要領
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 オイルフェンスの正しい管理方法
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●毎日の確認が大切

 年に一度くらいの頻度で、ボイラー用の重油の貯蔵タンクか
ら重油が漏れて川を汚染したと言った報道を見ることができま
す。 
 皆さんの工場もボイラーは重油を使用していると思います。
特に梅雨の季節には注意が必要な所ですので確認をしてみてく
ださい。
 重油を工場にローリーで運んできます。重油タンクはどこに
ありますか。
 地下式の物が増えてきましたが地上式のタンクでは毎日の点
検が必須の箇所になります。
 地上式タンクの周りにはオイルフェンスがあります。コンク
リートで出来た壁です。
 雨が降ると水たまりになるようになっていて、水抜きのバル
ブが付いています。梅雨になると、雨がたまってボウフラがわ
くのを嫌ってこのバルブを開けっ放しにして、雨がたまらない
ようにしている工場があります。
 オイルフェンスは、重油タンクに傷が付いたり、給油をする
ときに漏れたりしたときに重油が外に流れ出さないようにする
ために設置されています。
 事故が起きたときに重油が外に出ないようにするためですか
ら、雨がたまるからと言ってバルブを開けっ放しにしておくと
オイルフェンスの意味が無くなってしまいます。
 雨水が溜まったままにして置くと重油が漏れた時に、水の上
にオイルが浮いてフェンスを越えてしまいます。

●毎日の点検記録が必要

 本来の管理は、バルブに鍵を付けて、毎日チェックする必要
があります。
 雨水を抜くときは、鍵を開けて必ず立ち会い、水を抜き終わ
ったら、必ず鍵をかける事が必要です。
 オイルフェンスを確認する担当の方は、工場の外周を歩くき
に、鍵が掛かっているか、水がたまっていないかをチェックす
る必要があります。水抜きバルブを開けて閉じるまではオイル
フェンスの場所から動かないくらいの管理が必要な場所になり
ます。

点検のポイント
1 毎日オイルフェンスを点検し記録しているか
2 雨水が溜まった場合、水が抜けるまで確認しているか
3 重油の補給時に立ち会い確認を行っているか

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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