==================================食品安全教育研究所発行=

■■  虫類が生息出来ない環境作り
■■■                  2015年11月21日発行 
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おはようございます。河岸です。
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 虫類が生息出来ない環境作り
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作業場の中に巣を作らせない
 食品工場の作業場の中に虫類が侵入しても巣を作る事が出来
ないような環境を造り上げる事が大切です。巣は、木製品、段
ボール箱のなみなみの部分などに造ります。作業場内には、木
製のパレット等の木製品を行いようにします。特に作業台など
の天板の裏の部分がベニヤ状の木製で出来ている場合がありま
すので注意が必要です。
 壁などの材質も注意が必要です。工場が建ってしまっている
ので直ぐには直すことは出来ませんが、壁の材質がベニヤで穴
が開いている場合は、壁の中が巣になっている場合があります。
壁がブロックで出来ている場合は、ブロックの穴の中が鼠の巣
になっていたこともあります。
 壁の幅木、壁の腰板の部分にステンレスを貼っている場合は、
ステンレスと壁の隙間の部分にパテ埋めが完全でないと壁とス
テンレス板の間がゴキブリの巣になってしまいます。

一週間に一度は確認する

 防虫防鼠の会社にモニタリングを依頼している場合でも、業
者の確認は一ヶ月に一度が通常の点検になります。最低でも、
一週間に一度は捕虫機などのモニタリング装置を確認すべきで
す。外部侵入の飛翔昆虫が増えている場合は、排煙窓などがあ
いていないか、排気扇が止まっていないかなどの通常考えられ
ない箇所から飛翔昆虫が侵入していないかの確認が必要です。
 虫類は大量発生すると手に負えなくなり、殺虫剤に頼って対
処する場合があります。
 しかし、食品工場内で殺虫剤を噴霧する事は生産設備の養生
を行っても非常にリスクが高くなります。殺虫剤に頼ることな
く、捕虫機だけで無く、フェロモントラップ、歩行昆虫等が通
常の捕獲数よりも少しでも増加した場合の予兆をつかめる体制
が必要なのです。

点検のポイント
1 工場内に木製品が無いか
2 壁の材質、幅木に隙間が無いか
3 捕虫機などの捕獲数を毎週把握しているか
 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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