==================================食品安全教育研究所発行=

■■  虫の発生源を探すこと 
■■■                  2014年12月14日発行 
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おはようございます。河岸です。
 虫のモニタリングは毎月行っていますか。
 包装室は10匹/月以下、大型蠅はゼロ/月などと言った数値の管理を
行っていますか。
 防虫防鼠業者の指摘事項は、毎月対応を行っていますか。
 是非、確認してみてください。
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 青いラップなど便利な備品です。

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 虫の発生源を探すこと 
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配電盤の清掃

 配電盤は定期的に清掃が大切です。日常的には、配電盤は
鍵をかけ開かないようにする事が大切です。配電盤に入って
くる電線と配電盤の隙間が密閉されていないと配電盤内に食
材が入り、結果として虫の巣になる可能性があります。
 配電盤は、少なくても月に一回は鍵を開けて、食材の残渣
などがたまっていないか、虫の巣になっていないか等の点検
を行い、清掃を行うべきです。
 配電盤に関しては、清掃マニュアルと清掃記録の確認が必
要です。

作業場内の確認

排水溝の確認
 排水升は封水されて居ることが必要です。清掃は最低週に一
回は行うべきです。排水升が封水されて居ないと、排水独特の
臭いが出てきますので、排水升の近くではマスクを浮かして臭
いを確認し、排水の臭いがする場合は、排水升を開けて確認す
る必要があります。
 製造現場では、排水升など清掃すべき物の上に、生産設備、
棚などが乗っていないかの確認を行います。
 作業台等の軽い物で、直ぐに動かせる物であれば問題は無い
のですが、重量の有る物が乗っている場合には、実際に動かす
ことが出来るかどうかの確認が必要になります。

作業場への配線配管の取扱について

 配電盤などに配線されて居る配線、天井、壁等から引き込ま
れている配線配管などに隙間、穴が開いていないかの確認をし
ます。
 本来は、定期的に工場に入っている防虫防鼠の業者が行うべ
き事ですが、防虫防鼠業者の質が悪いところは、気がついてい
ても指摘していない場合があります。
 モニタリング結果の悪い箇所については集中的に確認を行う
べきだと思います。

ゴキブリの発生源の確認

 ゴキブリ等の歩行昆虫のクレームが合った場合は、モニタリ
ング装置に捕獲が無いかの確認が必要です。モニタリング装置
に捕獲があった場合は発生源の調査が必要です。
 ゴキブリ等が外部から持ち込まれないように包装室には原材
料、包装材料の段ボールなどを持ち込んではならないのです。
特に設備の備品が段ボールのまま包装室などに置かれている場
合があるので注意が必要です。
 内部発生の箇所が無いか確認を行います。
 ゴキブリは、壁に貼ってあるポスターの隙間に巣を作る場合
もあります。
 ポスターの裏、冷蔵庫のコンプレッサーの中、冷蔵庫の扉の
断熱材の中などに巣を作る場合があります。リーチインなどの
冷蔵庫が包装室に有る場合は、扉の中などを分解して確認しま
す。
 ゴキブリの巣の周りには、ゴキブリの糞が落ちていないかど
うかを確認します。

 虫混入を防ぐためには、クレームが発生したからの対応では
無く、毎月点検を行い、虫が生息、内部発生しない環境作りが
大切になります。
 防虫防鼠業者で対応がうまく行かない方は是非、連絡をくだ
さい。
  http://form.mag2.com/rouvoviami に お願いします。

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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