==================================食品工場の工場長の仕事とは==

■■    無計画停電を考える

■■■                            2011年4月2日発行 

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おはようございます。河岸です。3月11日から早い物でもう4月になってしまい

ました。

 関東では桜の便りも聞こえて来ましたが、まだ心が落ち着きません。

 来年の桜はゆっくり見ることが出来る用にいま自分の出来る事を行いたいと

思っている毎日です。

 4月の地方選挙が公示されています。政治の事はあまり書かないようにし

ているのですが、今の時期は是非、議員の方には声を大きくして欲しいことが

あります。

 私は次の点を強く政治に要望します。

・ベーシックインカムの導入

・原子力発電所の新規建設はしない

・サマータイムの実施

・60ヘルツへの統一

 もし貴方が災害に遭って、被災したとします。職場も無くなってしまいました。

明日からの生活がいきなり不安定な物にならないように、ベーシックインカムは

大切な考え方だと思います。

 さらに、被災された方の住宅ローン、自動車ローンは帳消しにしてもらいた

い物です。自己破産してしまい、次のローンが組めなくなると、生きていく希

望がなくなってしまいます。今までのローンが帳消しになり、次のローンが組

める政策を期待します。

 

 ツイッターをしています。食について是非合智しませんか。

https://twitter.com/ja8mrx

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今週のお勧めの本です。

日本の原発技術が世界を変える(祥伝社新書225) [新書]

 原発賛成派の方の書いた本です

 新しい原発は日本では建てる事は無いと思います。しかし、現状稼働し

ている原発があるのも事実です。

 原発を今後日本でどうしていくか真剣に議論するために、賛成派の考え

方を学ぶのに役立つ一冊です。

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・食品工場の参考になる本  

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 無計画停電を考える

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日本全体で考える事が重要

 東京電力の福島原発が事故で使えなくなり、電気の供給量が不足して

います。これから夏に向かい、冷房の需要が増えてきます。

 日本は、電気の周波数が50ヘルツと60ヘルツがあり、簡単には電気

の融通ができないとされています。

 日本全体を考え、電力の周波数の統一を考えるべきなのです。60ヘル

ツへ統一を行い、出来れば電圧も200Vに変更すべきなのです。

 60ヘルツ、200Vにすることで電力伝送の効率化が図れると思います。

 まず、静岡などの60ヘルツに接している地域から60ヘルツの移行を行

い、東京電力から管理を移行するのです。

 簡単に周波数の変更が出来ないような気がしますが、貴方の工場、家の

中の電気製品で、周波数が変更になると使えなくなる物が何台有りますか。

 私は、茨城から鹿児島、そして埼玉と移動していますが、すべての電気製

品はそのまま使用して居ます。

 日本の技術力は優秀ですから、日本中何処でも使える様に電気製品は

対応しているはずです。

 一部のモーターを使用して居る物は、回転数が変化する場合があります

が、インバーターなどを使用することで対応することが出来ると思うのです。

 政府が方針を出し、将来60ヘルツ、200Vに変更をする。それまでは、

50ヘルツ、100Vでも動く物を製造する事で日本の周波数の統一が出来る

と思います。

  早く電力の周波数統一する旨の方針を政府に出して欲しい物です。

 静岡近辺にある工場は、東京電力から供給先を変更することを考えた方が

いいかもしれません。

 

電気をためることを考える

 「電気は貯めることが出来ない」と思っている方が多いと思います。電気を

貯めることは実は出来るのです。

 「揚水発電」と言って大きな池を上下に2箇所作って、電気が余っていると

きは下の池から水を電気ポンプでくみ上げ、電気が不足したときは上の池か

ら水を流して発電することが出来るのです。

 家庭で考えると、冷蔵庫で氷を作る時は夜中にして、昼の一番電気が不

足する時は電気を使わないようにすることで電気を貯めているのと同じ効果

があります。

 食品工場でチーラー水を作る設備で、夜中に氷を製造し、昼間は出来た氷

を溶かすことでチーラー水を作る事が出来る設備があります。

 少しでもピーク時の電力を減らすことを考える事で計画停電を無くする事が

出来ると思います。

 

使用するピークを分散する

 電気が不足するのはみんなが使うピーク時が不足するのです。

 完全に夜型になっている日本は、活動時間を変更する事で、ピークをずら

すことを考えるべきなのです。

 電車も、全員が9時〜仕事をする。5時には帰る。この考え方を変えること

が大切なのです。

 昼食時間も11時〜、13時〜、14時〜と変更する事でゆっくり昼食を食べ

ることが出来ます。

 お客さんとの連絡も電話よりメールが増えて来ているので、多少時間がず

れても大きな問題は無いと思います。

 今年の夏はサマータイムを実施すべきです。家を出るときに明るくて、仕事

が終わって帰るときも明るい。これだけで大きな節電になるはずです。

 学生と社会人の活動時間を少しずらすことで、電車の本数も減らすことが

出来ると思うのです。

 夏休みの分散化を考える。日本人は同じ時期に夏休みを取ります。特に

8月のお盆の時期に集中して夏休みを取ります。

 今年の夏は、工場毎、企業毎で夏休みを変更する事で、電力のピークを

ずらすことが出来るのです。

 自宅で仕事をする。事務職の方は可能です。パソコンが普及しています

から、営業の方も直行直帰をすることで事務所の節電が可能になります。

 真夏は自宅であればパソコンの前で短パンにはちまきで仕事が出来ま

すが、事務所ではなかなか出来ないと思います。

 今年の夏は事務所で、アロハシャツのような、ズボンの中にシャツを入れ

ないタイプの物を着られるようにして欲しい物です。

 

東電の無計画停電より素晴らしい節電策を皆さんで考えて見ませんか。

夏のピークは直ぐそこです。

 

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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