=================================食品安全教育研究所発行=
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■■ モニタリングの実施方法
■■■ 2016年6月12日発行
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おはようございます。河岸です。
包装室など虫が混入してはならない場所の飛翔昆虫の捕獲数の
基準を設定していますか。「昨年より減ってきているからいい」
ではなく、10頭／月/台以下などの基準値の設定が必要です。
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モニタリングの実施方法
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専門業者での実施が必要
食品工場での飛翔昆虫、歩行昆虫等
のモニタリングは、毎月専門業者で行
うことが大切です。自社でモニタリン
グを行う場合は、虫の種類、対策まで
考えられる場合のみ行うべきです。
どの作業場で、どんな虫が何匹捕ま
っているか、捕まった数は、先月、昨
年に対して増えているのか減っている
のかを確認し、対策を業者に提案させ
ます。
捕虫機に大型ハエが捕まっている場
合、同種の虫が10匹以上の捕獲がある
場合は早急に具体的な対策を打つこと
が大切です。
資材の搬入口、ゴミ置き場などは、
モニタリング用の捕虫機ではなく、虫
を捕まえる用の捕虫機を設置すべきです。
捕まえる用の捕虫機でも電撃殺虫器の
使用は禁止すべきです。電撃殺虫器は殺
すときに虫が飛び散り、破片が混入する
可能性があります。
●捕虫機の設置場所に注意が必要
捕虫機は光で虫を呼びよせ、粘着テー
プで虫を捕獲します。虫は粘着テープに
付いているだけなので、粘着テープから
剥がれ落ちる可能性があります。捕虫機
から虫が落ちた場合でも、製品、食材、
使用備品などに落ちた虫が混入しないよ
うな場所に捕虫機を設置すべきです。
捕虫機が設置してある場所には、物理
的に食材などが置く事が出来ない工夫が
必要です。
捕虫機の高さに注意が必要
工場内で発生する飛翔昆虫はあまり高く
飛べないものがいます。2m以上の高さに
捕虫機を設置すると捕獲出来ない場合が
あるので、捕虫機は2以下に設置すべき
です。
捕虫機は青い光で虫を呼び寄せるので、
大きな作業場に捕虫機を設置する場合は、
青い光がどこからでも確認出来るかを確
認し、見えない死角が有る場合は、複数
台の捕虫機の設置が必要になります。
点検のポイント
１ 毎月捕獲種、捕獲数を記録し、対策の検討を行っているか
２ 捕虫機の設置場所に問題は無いか
３ 捕虫機の高さに問題は無いか
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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