=================================食品安全教育研究所発行=
■
■■ 作業場内に虫類が侵入できない構造造り
■■■ 2016年6月18日発行
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
おはようございます。河岸です。
飛翔昆虫で悩んでいる工場の方は、ぜひ工場周辺から虫カメラで
光が漏れていないかの確認を行ってみてください。
光を漏れなくすることで、飛翔昆虫の工場への侵入が確実に止ま
ります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●私のセミナーの案内です。
・講座名:“食の安全”を確保するための製造工場の運営
・管理と品質問題への対処法
【食品工場の想定外トラブルに対しての対処法を伝授!】
異物混入防止、アレルギー対策、防虫・防鼠、クレーム
発生後の再発防止、ミスを起こさない商品設計など“食の
安心・安全”を確保する品質管理手法を包括的に解説します。
・日 時:2016年8月26日(金) 13:00〜17:00
http://tech-d.jp/food/seminar/show/2251
河岸宏和の紹介と伝えていただければ1万円引きに
なります。結構お得なセミナーです。是非検討お願いします。
●品質管理についての教科書になります。
他社の失敗から学び想定外をなくす
「図解 食品工場の基本とリスク管理」
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4820749838
目次などは
http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/risukukann34.htm
●私、河岸宏和の最新刊
「図解入門ビジネス最新食品工場の衛生管理がよくわかる本」
アマゾンから予約出来ます。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4798045632
・食品工場で便利な備品
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22?_encoding=UTF8&node=16
青いラップなど便利な備品です。
・食品工場の参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
====================================================
★☆ ===============================
作業場内に虫類が侵入できない構造造り
======================================
光が外に漏れていないか
従業員の出勤時、退社時、原材料の入荷
時、製品の出荷時等のドア、シャッターの
開閉時に光が漏れていないかの確認が必要
です。ドア、シャッターを閉めている時に
光が外に漏れていなくても、虫の好きな波
長の光が、シャッターを開けた時に漏れて
しまえば、虫は工場内に侵入してしまいま
す。
シャッターなどを開けた時に紫外線対策
を行っている照明からの光だけが漏れるよ
うにする工夫が必要です。
シャッターを開けたときに捕虫機の青い
光が漏れる工場の設計は虫を呼び寄せてい
る事になります。
吸気口にフイルターを設置している工場
は多いのですが、排気口にも虫が侵入しな
いフイルターが必要です。「24時間排気フ
ァンをまわしているから大丈夫」と言われ
る場合もあるのですが、停電などで換気扇
が止まった時に、換気扇が逆回転を始めて
しまい、外から飛翔昆虫を吸い込んでしま
います。
排気口にも飛翔昆虫が入りこまないフイ
ルターが必要です。
排気口から工場内の光が漏れている場合
もあるので、注意が必要です。
排水溝から侵入しない構造
工場内の排水升は封水されて居る事が必
要です。工場の外で封水されていても工場
の中で封水されて居なければ、配管の中で
飛翔昆虫が発生する可能性があります。封
水されている箇所でも、封水箇所の水が干
上がってしまえば、封水が役にたたないの
で注意が必要です。
包装室など通常水の使用量が少ない場所
は、配管の中が巣になる可能性があります。
少なくても一週間に一度以上は配水管の上
部まで水が充たされる大量の水を流す事が
必要です。
工場内の配水管は、一年に一度程度は、
配管の洗浄をすべきです。配管内の上部に
へばりついた残渣が虫の巣になる場合があ
ります。
点検のポイント
1 ドア・シャッターを開け時に光が漏れていないことを確認しているか
2 排気口の飛翔昆虫対策が取られているか
3 作業場内の排水口が封水などの対策が取られているか
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
|