==================================食品工場の工場長の仕事とは==
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■■ 工場監査について 6
■■■ 2013年7月21日発行
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おはようございます。河岸です。
NHK朝の連続ドラマあまちゃん見ていますか。歌の下手な歌手の代わり
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想かもしれません。
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工場監査について 6
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半製品庫
包装室で包装を行う前の保管場所です。包装されていないので、
異物混入に対して、十分な注意が必要です。冷蔵保管が必要な製
品の場合は、冷蔵設備がついています。冷蔵設備の洗浄は何時行
ったか、落下菌検査を行っているか、落下菌数は規定内かの確認
を行います。
停電時の対応が出来ているかの確認を行います。
温度計なども、特に事務所で集中管理している場合は、停電時
に温度が測定出来る物かどうかの確認が必要です。
包装室
包装室、加工室等の床面は壁との境目はR10以上の仕上げが必
要です。
床面と壁面のつなぎ目のところに洗浄した水が溜まらないためにR
は必要になります。床面の材質は滑らかで、吸水性が無く、清掃
しやすく、耐久性が有ることが必要です。
コンクリートなどを使用したときは必ず表面を目塗りしてコンク
リートが吸水しないように加工が必要になります。加工室などで作
業上滑りやすい場所は滑り止めの加工が必要な箇所もあります。
床面の仕上げで一番大切な事は、排水溝に向かって勾配が付けら
れていることになります。床面に自然な勾配が付けられていること
で床面を洗浄殺菌後更に殺菌剤を床に撒いて自然に殺菌をすること
も可能になります。
壁材の材質は滑らかで、吸水性が無く、清掃しやすく、耐久性が
有ることが必要です。
壁などに垂木を付けて壁に物がぶつかることを防止している場合
がありますが、垂木についても木材などの材質がむき出しではいけ
ません。
加工室などで洗浄が頻繁に行われる壁については、高さ120cmま
では床面と同じ材質のもので洗浄に耐えうる様に施工が必要です。
この床面と同じ壁面にはコンセントなど洗浄時に問題が出る設
備類の設置はしないようにします。壁面には電線、配管などを配
管することは行わないようにします。時に横向きの配管は埃など
が付きますので横向きの配管は決して行ってはいけません。
天井の材質は滑らかで清掃がしやすい物にします。出来れば明
るい色で吸水性の無いものが理想です。特に包装室など空調が行
われる部屋の天井は天井裏の施工が重要になります。
真夏などは天井裏の温度と加工室の温度差が30℃以上になり
ますので天井をつっている鋼材にも保温が必要になります。場合
によっては天井裏の換気装置が必要になります。換気装置、鋼材
に保温が無い場合は天井裏に水滴がたまり黴びの原因になります。
天井裏から電気、空気などの配管をおろす場合は、天井材と隙間
が5mm以上空かないようにします。この隙間があると天井からネ
ズミなどが侵入することになります。隙間を見つけた時には指摘
を行いパテなどで埋めさせる事が必要です。
照明装置は天井に埋め込んで埃などが照明設備の裏に溜まらな
いように施工する必要があります。
天井裏の高さもある程度必要です。天井裏で作業が出来る高さ
を確保しておくことが大切です。
清掃専用の蛇口が必要
床面などの清掃に使用するホースを接続する専用の蛇口が必要
になります。
三槽シンクの蛇口にホースをつなげるとホースは床面を這って
いるのでシンク全体に床面の汚れが付いてしまいます。給湯設備
も各現場で一斉に清掃を始めても足りる十分な給湯量があるかを
計算しておきます。
給湯量が足りないからと言って作業場を順番に清掃を行う場合
がありますが、汚れは作業終了後直ぐに落とすことが基本になり
ます。
清掃に使用する器具、備品は使用後乾燥させて保管することが
重要になります。清掃専用ロッカーを使用する場合もありますが、
ロッカーの中では、十分に乾燥しないことがありますので、ホー
ス、モップ、ブラシなどをつるして保管できるような設備を準備
します。
大切な点はモップなどが床に付かないようにつるすことです。
清掃用具置き場には何が何本無ければならないかを明記し、その
用具がそろっているかを常に確認をします。ブラシ、モップなど
は消耗品になりますので交換を定期的に行い何時交換すべきか明
記します。ブラシなどは歯ブラシのように広がってきたら交換す
るような基準が必要になります。
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