=================================食品安全教育研究所発行= ■ ■■ 工場長には倫理観が必要 ■■■ 2018年8月12日発行 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ おはようございます。河岸です。 日本の製造業で、信じられないデーター偽装、検査偽装が 報道されています。成型肉で製造しているのに、販売は、ロ ーストビーフと宣伝している事例も発生しています。 あなたの工場で製造している製品がどのように販売されて いるか、あなたは倫理観をもってみていますか。 ●私、 #河岸宏和 のセミナーの案内です。 「食の安心・安全”を確保するための製造工場の点検と監査の ポイント」 一度の食品事件・事故が会社存続の危機を招きます。長年に 渡って様々な食品工場で品質管理業務を経験してきた講師が、 安全で安心な食品を届け続けるために必要な管理・基準作り・ チェックの勘所を、事例ベースに解説。 【日 程】2018年9月13日(木) 13:00〜17:00 【会 場】都内中心部で調整しております。 https://www.tech-d.jp/food/seminar/show/3623 みなさんお待ちしています。 ●食品に関する質問、工場健康診断などの連絡は下記からお願いします。 http://form.mag2.com/rouvoviami ●私 #河岸宏和 の 無料セミナーの案内です。 食の安全セミナ一 2018年8月24日(金) 14:00?16:30 NOCプラザ 101号室 新潟市東区卸新町2丁目853番地3 https://www.optex-fa.jp/seminar/index17.html みなさん お待ちしています。 ●食品工場診断について 車に車検制度、人間に定期健康診断制度があり、大きな事故、 病気になることを未然に防いでいます。 あなたの工場、従業員の管理状況の健康状態を検査してみませんか。 http://ja8mrx.o.oo7.jp/koujyousinn.pdf #河岸宏和 #食品安全教育研究所 ==================================================== ★☆ ==================== 工場長には倫理観が必要 =========================== 工場長の使命は何か 「食品工場の工場長の使命は何ですか」講演で私は良く 工場の方に質問をしてみます。 「利益をだすため」「いい商品をつくるため」こういっ た答えが返ってきます。 工場長でなく、社長、企業の責任者の使命は何かと考え 直してみてください。 企業の責任者の究極の使命は何だと思いますか。企業の 責任者の使命は企業を存続させることが使命だと私は思い ます。 企業、工場が存続することで、工場で製造する商品をお 客さんに届けることも、地域社会に貢献することも、工場 で働く従業員の雇用も守ることが出来ると思います。 企業が存続するために、企業が利益を出し続ける必要が あるのは異論の無いところです。 工場が存続するために、従業員の首を直ぐに切ってしま う最近の傾向はいかがなものかと考えてしまいます。 企業、工場の存続を常に考え続けることが工場の責任者 の一番の仕事だとおもいませんか。 工場の存続を考えるためには、工場の存続を危うくする 事柄を考えて見ます。そして、それぞれの事項が起こりう る頻度を考えて見ます。 危機の中で、一番起こりにくい事項に化学的危害が有り ますが、2008年には、殺虫剤が混入した餃子事件も起きて しまい、その後日本の工場でも発生してしまいました。化 学的危害もが充分に起きてしまうということがわかりまし た。 工場を存続させるために、起こりうる問題を常に考え、 起きたときにどうしたらいいか、市場に問題のある商品を 出荷しないためにどうしたらいいかを常に考えることが、 工場責任者の仕事になります。 工場存続の危機になるのは火災、地震などの天災も考え なくてはなりませんが、今回はクレームになる商品を工場 の建物から出荷しないためにどうしたらいいかを考えて見 たいと思います。 工場の建物から問題のある商品を出荷しなければ、クレ ームにはなりません。 倫理観が必要な仕事 「工場全体の方針を立て、その方針どおりに工場を運営す る事」その一言につきます。 工場の方針は通常、長期事業計画、中期事業計画、短期事 業計画と呼ばれます。 長期は10年、中期は3から5年、短期は1年と考えます。 事業計画で考えなければならないことは、お客さまの事、 工場で働く従業員の事、工場のある地域の事を考える必要が あります。工場の行くべき道を考えその道筋どおりに、工場 を運営する仕事になります。工場を運営していく途中には、 様々な障害が出てきます。障害がでた都度、どのように障害 を越えていけば、お客さま、従業員、地域の方々も含めて安 全に工場運営を進めていけるかを、工場長のスタッフと共に 考え、判断して指導いくことになります。 売り上げが伸びつつけ、利益が増える必要 工場運営がうまく運営しているかどうかは、売り上げ、利 益という数字に表れます。 損益計算書に現れる数字が工場長の評価になります。損益 計算書に現れない数字は、働く方が安心して働いているかど うかの数字、労災の発生件数、離職率、平均賃金、等があり ます。 地域の方とうまくいっているかどうかは、マイナスの事が 起きていないか、例えば、浄化槽のクレーム、騒音、出荷、 入荷のトラックのトラブルなどが考えられますが、地域の方 が、工場を「さん」付けで呼ぶかどうかを、タクシーの運転 手さん等に聞いてみると直ぐ解ります。 工場のある駅に降り立ってタクシーに乗り、運転手さんに 聞いて見てみると答えが出ます。 地域の方との信頼を築くには非常に長い時間が掛かります が、信頼を失うには、一つの事故、一つのクレームの一瞬で 信頼は無くなってしまいます。 高いモラール、倫理観が求められる 「ある組織の士気、モラールの水準は、そのリーダーの水 準を超えることは出来ない」と言われます。工場のモラール、 倫理の水準は、その工場の工場長のモラール水準を超えない と私は思います。 日本の様に宗教や道徳的な事を軽視する状況では、工場長 には、食品工場としてのモラール、倫理観が備わっているこ とを必要とします。 私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。 ★☆ ========== いろんな 人に 勧めてください ================ 私、河岸宏和の教育の依頼は 下記のページの 「連絡先」から お願いします。 http://ja8mrx.o.oo7.jp/kouennira16.htm ●クレームのない、生産効率のいい工場の設計の相談に乗ります。 ●河岸宏和の講演、セミナーなどの依頼はこちらからお願いします。 いままでの実績も纏めてあります。 http://ja8mrx.o.oo7.jp/kouennira16.htm #HACCP HP「食品工場の工場長の仕事とは」主催 品質管理 生産管理 河岸宏和 |