●講演の予定
●島根県での無料公演の案内です。講師は私、河岸宏和「食品工場・食品
販売の衛生と危機管理がよーくわかるセミナー」
平成23年11月25日(金)石央文化ホール(浜田市)
申し込みは
http://www.pref.shimane.lg.jp/life/syoku/anzen/eisei/hyouji-kouen.html
●2011年12月8日「風評被害を抑える情報の伝え方」
河岸宏和の紹介と伝えてくれれば10%引きになります。
http://ja8mrx.la.coocan.jp/20111208huuhyou.pdf
●講演、セミナーの実績
●2011年10月28日 「安全でおいしい食品を選ぶために」
●2011年10月19日
『食品工場、食品販売の衛生と危機管理がよ〜くわかるセミナー』
●埼玉県食の安心県民の集い「目からウロコの食品表示」
●「カット野菜の賞味期限設定」
●2010年5月24日、25日 異物混入の原因究明 カリキュラム
●2010年6月23日 イカリクリンネス大学 松山講座
●2010年6月24日 食品技術セミナー 東京千代田区
●2010年6月25日(金)「食品表示Q&A講座」
●2010年6月25日(金)「食品表示Q&A講座」
●2010年8月23日 月曜日 「食品期限設定の科学的根拠」
●2010年8月27日金曜日 「嘘・過大・過小報告の見極め方」
●2010年9月28日、29日 「食品工場における異物混入防止対策」
●外観目視検査の教育訓練・評価法と集中力確保のための検査環境の作り方
●2010年12月9日 外観目視検査セミナー
●企業事例からみる食品異物混入対策
●製造現場で起こりやすい嘘の傾向と見極め方
●売れる食品開発
●8月25日木曜日 賞味期限設定のセミナー
●河岸のプロフィール
==================================食品工場の工場長の仕事とは==
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■■ 従業員教育の重要性
■■■ 2011年10月9日発行
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おはようございます。河岸です。読者の方から質問をいただきました。
必ず返信しますので、メールアドレスを必ず入れてください。
質問は http://form.mag2.com/rouvoviami にお願いします。
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製造ミスや清掃不良に対して、従業員に、度々、罰金を課したり、直接
弁償させたりすることについて、品質管理のマネジメントの手法として、
どう思われますか。
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私は、故意による製造ミス以外は、懲罰を行うべきでは無いと思って
います。
少なくても指示されて作業している従業員の方には懲罰を行うべきで
は無いと思っています。
製造に従事する方で懲罰に値する方は、指示命令権のある方で、会社
の方針に従わなかったのみに行うべきだと思います。
ただし、会社の指示が、コンプライアンス違反の場合は懲罰すべきで
は無いと思っています。
ツイッターをしています。食について是非合智しませんか。
https://twitter.com/ja8mrx
ファイスブックも始めました。ツイッターより深くお願いします。
フェイスブック http://facebook.com/ja8mrx
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10月19日(水)株式会社内田洋行主催で福岡市で無料講演を行います。
基調講演は私河岸宏和が行います。『食品工場、食品販売の衛生と危機
管理がよ〜くわかるセミナー』皆さんの参加をお待ちしています。
http://www.uchida.co.jp/seminar/111019a/index.php
10月28日金曜日 埼玉県さいたま市 ソニックシティーで無料講演が
あります。講師は私、河岸宏和です。
「安全でおいしい食品を選ぶために」もちろんセシウム牛肉、o-157カルビ
についても触れます。
埼玉で働いている方、住んでいる方が対象です。
申し込みは ↓↓↓↓↓↓
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/eventkouza/eventkouza-111028.html
12月8日木曜日 東京でサイエンスフォーラム主催の講演会で私、
河岸宏和が話します。テーマは「風評被害を抑える情報の伝え方」です。
毎日新聞社の方、そのた豪華な講師陣です。是非、手帳に印を。
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・食品工場の参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
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★☆ ====================
従業員教育の重要性
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従業員に当事者意識を持たせる
金属異物で歯を折ってしまうと、偽歯を入れなくてはなりませ
ん。一度自分の歯で無くなってしまうと、10年に一度は新しい
歯に変える必要が出てきます。
歯を失ってしまうと一生保障する必要が出てきます。
自分の子供の永久歯が生えてきたばっかりの時にパンに入って
いた金属異物で永久歯が折れてしまったとしたら、あなたはパン
屋さんにどんな保障を求めますか。
きっとお金を積まれてもパン屋さんを許さないと思います。従
業員全員に自分の家族、自分の子供がクレームを受けたとして対
応するように教育することが大切です。
「どうせクレームは暇な営業が対応してくれるよ」と思ってい
る工場はクレームは決して無くなりません。クレームは必要悪と
考えている工場長もいると思います。
クレーム処理専門の部署、クレーム対応専門の社員を採用して
いる工場もあると思います。「クレーム処理が無くなれば仕事が
無くなるから適当にクレームがあった方がいい」などと考えてい
る従業員もいると思います。しかし、クレームを0に近づけるため
には、クレームに対して全従業員が当事者意識を持つことが大切
なのです。
「従業員の方が使用している包丁の先が欠けてしまっているの
を気がついたときにどうしたらいいか」、「使用している設備の
ビスが抜けているのに気がついたときにどうしたらいいか」、
「ミキサーの端が欠けているの気がついたときにどうしたらいいか」
等について従業員、原料仕入れ業者に対して充分な教育が必要にな
ります。
従業員教育は、クレームが発生した時に行うことも重要ですが、
従業員教育を思いつきでは無く、定期的に行うことが重要です。
クレーム発生時の教育
正確に正直に情報を公開することが大切です。従業員に対して、
お客様に対して情報の透明性が大切な点になります。
クレームが発生したときは必ず正面と向かい合うことが必要で
す。
三菱自動車の様にリコールが必要なクレームまでも、ロッカー
の中に隠して、事実を公表しなくてはお客様から信用が得られる
はずもありません。
起こしてしまったクレームから正直に、素直に学ぶことが必要
なのです。「クレームはお客様からのプレゼント」と思って、製
品を更に良くすることが必要です。食品事故は、新聞の三面記事、
インターネット上の回収記事などを見ていても毎日の様に発生し
ています。
工場の内部発見クレーム、内部発見トラブルも小さい物まで含
めると毎日の様に発生していると思います。
クレーム情報は、フイルターを通さずに経営トップに伝えるこ
とが大切です。「クレームが多すぎるから」とか、「こんな小さ
な情報まで伝える必要は無い」とかでフイルターを都合良く変更
して経営トップに情報を伝える場合がありますが、情報は全て正
確に公開する必要があります。最近は上場企業で無くてもコンプ
ライアンス経営が行われて居ます。コンプライアンスの基本は情
報の透明性、情報の公開が基本になると思います。
従業員教育に使用する物は、社内の情報の他に「他山の石」の
情報として、世の中の話題が必要になります。原材料はグローバ
ルで手配している場合がありますので、外国の鶏インフルエンザ
の流行でも工場に影響が出る場合があります。
社内クレーム、世の中の情報を纏め、従業員全員に正確に公開
する必要があります。
工場のクレームなどの不具合状況を数字で公開し、数字を素直
に教育します
クレームのデーターを昨年比、先月比などで、現在の工場の置か
れている状況を従業員全員に公開します。
工場の置かれている状態が悪くなっているか、昨年より良くなっ
ているかが大切な点になります。数字の結果として良くなっていれ
ば安心できますが、結果として悪くなっていれば、何が悪くて数字
が変化しているのかを教育を行う必要があります。
注意が必要な点は、数字が悪くなった結果を従業員個人の資質に
してはいけないと言う点です。食品工場で発生しがちなミスで、工
場全体に影響を与える日付ミスにしても、印字をくみ上げる従業員
の資質の責任にするのでは無く仕組みで考えることが大切なのです。
ミスを犯さない仕組みをどう作り上げるかを教育することが大切
なのです。
従業員教育に必要なプログラム例
食品工場の研修スケジュール
●工場管理の基本
・食品工場は誰の物か
・安心と安全
・安全な食品を作るために
・食品の危害とは
・物理的危害を防ぐために
・化学的危害を防ぐために
・生物的危害を防ぐために
・アレルギー表示について
・賞味期限設定の基礎知識
・官能検査の基本
・食品表示の基本
・防虫防鼠の基礎知識
・従業員教育について
・フォイスルブロワーについて
●品質管理の基本
・食品工場の目的とは
・工場の指標について
・品質管理の基本
・データーの見える化
・クレーム発生から再発防止まで
・クレームを発生させない体質作り
●工場監査について
・工場監査の目的
・工場全体を監査する必要性
・強調表示の原材料の確認
・帳票システムの監査
・クレーム発生率
・クレームの再発防止策
・個人衛生の状態
・従業員教育の状況
・仕入れ原料の受け入れ検査状況
・製造工程が危害を防いでいるか
物理的危害の状況
生物的危害の状況
化学的危害の状況
ペスト危害の状況
・アレルギーの区分について
・防虫防鼠について
研修の相談はいつでもお受けします。
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