固定費の考え方
損益分岐点の考え方で 固定費の考え方が出てきます。
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http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/sonneki17.htm
この固定費は、魔法のような経費で注意が必要です。
いま工場で100t/月製造していたとします。
固定費が1000万円かかっていたとします。すなわちKGあたり100円、固定費が
かかっていることになります。
では、200t製造したときはどうなりますか? 固定費は同じですから50円になります。
ただし、実際の工場の場合は、年度初めに仕切単価を決めたり、お客様と単価を
決めたりしますので、仕切単価 500円のものは、工場が100t製造しようとも
200tに製造量が上がろうとも、仕切単価は同じですね。
すなわち単価を決めたときの数量より、工場の生産量が下がれば、
固定費の負担がそのまま赤字になり、
多くなればその分黒字になります。
ここで魔法です。
一度100tでKGあたり100円の固定費で計算して、仕切単価500円で設定すれば、
次からの追加の新商品については、 固定費分を見ないで、新商品を製造することが
できます。すなわち400円で製造して工場の利益は、同じと言うことになります。
ここで魔法の始まりです。
400円の新商品が、売れて売れてしまって製造が追いつかなくなってしまって。
500円の商品を、別の工場に移管して、400円の新商品のみ製造することになったと
します。そうするとどうなってしまうのでしょうか?
固定費を吸収する商品が無くなりますので、工場の経営は、苦しくなってしまいます。
固定費をどのように按分するか魔法のようなお話でした。
特に営業部隊を抱えて販売する商品と、OEMのような営業部隊のいない
商品の固定費の按分は注意が必要ですね。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。