==================================食品工場の工場長の仕事とは==

■■    コピーを取るということ 

■■■                            2010年7月26日発行 

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おはようございます。河岸です。

 7月も今週で終わりです。みなさん夏休みの計画は立てられましたか。

 ツイッターをしています。食について是非合智しませんか。

https://twitter.com/ja8mrx

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私のセミナー、講演会の案内です。

食品期限(賞味・消費)設定における

科学的根拠構築のための項目設定と各種試験法

日時 平成22年8月23日(月)24日(火)

会場 [東京・北区 王子]北とぴあ 9階 901会議室

★指標がない食品の検査項目、規格の決め方とは?

★新商品の食品期限設定はどうするか?

   ⇒各種製品例から《納得性の高い》《信頼感のある》項目設定を解説。

http://www.gijutu.co.jp/doc/s_008104.htm

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http://ja8mrx.la.coocan.jp/008104kigenn.pdf

 

”うそのつけない” 社内組織・土壌作りのための

「嘘・過大・過小報告の見極め方」

日時 平成22年8月27日(金)10:00〜17:00

会場 [東京・大井町]  きゅりあん  5F  第2講習室

■社内組織でのウソ・粉飾の事例を公開

 ◎嘘が起こりやすい環境・シチュエーションは?  ⇒嘘が起こらない。

                           未然に防ぐ体制を作る

 ◎重大な品質リスクを回避する!

 ◎報告の精度を上げて適正なマネジメントをする!

   http://www.gijutu.co.jp/doc/s_008166.htm

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 http://ja8mrx.la.coocan.jp/uso.pdf

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今週のお勧めの本です。

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則

                                カーマイン・ガロ (著)

付箋が山の様に

 私は本を読むときに印象に残ったところに付箋をつけています。

 驚異のプレゼンは、今まで読んだ本の中で一番付箋がつきました。

 400ページもある本ですが一気に読んでしまいました。

 なぜ、ジョブズのプレゼンをみると、マックノートが欲しくなるのか。

 iPhone 4が電話が繋がりにくいと言われても欲しくなるのか。

 iPadを並んでも欲しくなるのか。

 ジョブズのプレゼンはストーリーがあるからなのです。

 マックの製品を使う事で自分の生活が変わるだろうという「夢」を買ってい

るのです。

 ジョブズのストーリーを共有したくiPadを買ってしまうのです。

 同じパソコンを買うのでも、ウインドマシンを買ってもジョブズと「夢」は共

有できないのです。

 「夢」を共有することのできるプレゼンをジョブズがどうしてできるか学ぶ事

ができる素晴らしい本です。

 人前で話すことの有る方は是非読んで見てください。

 最高のプレゼンができるはずです。 

 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/482224816X

★5個です。

 

・食品工場の参考になる本  

   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102

・中食・外食で参考になる本 

   http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22

  

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 コピーを取るということ

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コピーの方が安いと思うことこと

 「私の本をコピーしたらいくらになるか」、コンビニでも白黒コピーであれば

一枚10円でコピーすることが出来ます。

 図書館が本を借りてきてコピーすれば本を買わないでも本を手に入れるこ

とが出来ます。会社でコピーをすれば「ただ」で本が手に入ります。

 手元に置く必要の無い本であれば、図書館で借りて読むだけでいいので、

コピーを取る必要も無いのですが、コピーされる方がある意味まだいいの

かもしれません。

 私の品質管理の本は見開きでA4になります。見開きでコピーを取れば

100枚ですから1,000円で1,700円の本を手に入れることが出来ます。

 更にA4でコピーした物を二枚重ねてA3でコピーを取って半分に切ると

500円で本が手に入ることになります。

 工場の研修会に参加すると、資料と称して、本のコピーを配布している

企業があります。

 本を丸ごとコピーすることは少ないにしても、本のある部分を100枚以上

コピーすることはよくあることだと思います。

 昔、パソコンがNECの98シリーズの時に管理工学研究所の「松」という

ワープロソフトがありました。当時は、家で使うパソコンソフトも、会社で仕

事で使用するソフトも同じと言う時代でした。

 「松」が何故普及したか、理由を考えて見ると、当時のパソコンは8インチ

のフロッピーディスクでソフトもデーターも管理していました。

 会社で購入したソフトをフロッピーディスクにコピーできるかどうかが普及

のポイントでした。

 ジャストシステムの一太郎も発売されていましたが、一太郎のコピーガード

は堅かった様に記憶しています。

 「松」はコピーソフトを使用すると簡単にコピーが出来ました。会社にもパソ

コンが数台導入されるようになると、パソコン一台に一つのソフトを購入する

ことは無く、コピーを堂々とすべてのパソコンで使用している時代でした。

 当時は、新しいソフトをパソコンの台数だけ買うことなく、コピーして使用し

ても問題が無いと思っていた方が多いと思います。

 表計算ソフトも、ロータス123はフロッピーディスクに簡単にソフト毎コピー

ができました。

 表計算と言えば当時はロータス123と呼ばれるほどでした。

 パソコンが企業に入り出した昭和の時代は、ソフトは高いからコピーして

もいい物という感覚がありました。

 今の中国を見るとコピー天国と言いますが、昭和の日本もパソコンソフト

に於いてはコピー天国と言えると思います。

 昭和から平成に時代は変わり、パソコン一台一台に正規のソフトを入れ

なければならないという意識の変化も根付いてきていると思います。

 食品の産地偽装がなくならないのも、「昔はよかったのになんで今はだ

めなんだ」と思っている方の考えが直らない性なのかもしれません。

 

どうすればよかったのか

 食品工場で、朝晩に音楽を流している工場があります。特定の音楽が

流れたときは、「一斉に掃除をしましょう」、「手袋を交換しましょう」と決

めて流している工場もあります。

特定の音楽を流す時間を決めているので、必要な音楽のある部分を加工

して使用することも必要だと思います。

 加工して使用するので、音楽の原本を持たない工場も有りますが、必ず

音源の原本が必要だと思いませんか。工場が複数ある場合は、本社で

音源のCDを一枚だけ購入して、コピーを各工場に配布している場合は問

題があると思います。

 研修会である特定の参考になる本を使用したいとすれば、参加人数分の

資料を正式に購入する必要があります。

 食品の産地偽装を批判した本を、コピーして配布し、議論している姿を思

い浮かべると何か滑稽な気がしませんか。

 

 時代は変化していることを組織の責任者は認識しなければならないと思

います。

 

 

 

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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「食品販売の衛生と危機管理がよ~くわかる本 」

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『ビジュアル図解 食品工場の点検と監査 』

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